命短し、歩けよたおやめ

体力なし筋肉なし経験なしのたおやめが老朽化と戦いながらはじめた登山の記録

六甲山系ゆるっ登山:【芦屋会下山遺跡から蛙岩】蛙岩は予想以上に蛙だった

阪急芦屋川駅~芦屋会下山遺跡~蛙岩~魚屋道でJR甲南山手駅 

【登った時期】2021年12月下旬
【同行者】なし

芦屋会下山遺跡~蛙岩

今までほとんど歩いたことのなかった六甲山系の「王道コース以外」を色々歩いてみようと思い立ち、、

 

www.arukuyo.com

 

さっそく地図を眺めていて目についたのが、芦屋市の会下山遺跡。
「えげのやまいせき」と読み、弥生時代の集落らしい。
そういえば阪急芦屋川駅から高座の滝へ住宅街を抜けて歩いているときにそのような道標を見たことがあるような気がする。

ここだけじゃさすがに物足りなそうなので更にその先にある「蛙岩」を目指すことにする。この「蛙岩」も、風吹岩から下山する時にいつも道標を見てちょっと気になっていたところだ。 

スタートは阪急芦屋川駅

JRや阪神電車で芦屋まで来る人もとりあえずここをスタートにするのがお勧め。
なぜなら駅の北側、駅前広場にはきれいなトイレがあるのだ。
六甲山頂までの「王道コース」を行く場合は途中の「高座の滝」にトイレがあるが、「高座の滝」を経由しない場合はここで用をすませるのが鉄則。

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阪急芦屋川駅北側の小さい広場はトイレがあり待ち合わせにもぴったりの嬉しい広場。
確か昔は花時計があり、待ち合わせには更にロマンティーックだったのだが、いつの間にかなくなってた。

やることをすませたら芦屋川駅を背にして川沿いに歩いていく。

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すぐに「開森橋」という橋がある。
「高座の滝」へ向かう時はまっすぐ行くが、今日はここを左に入り住宅街の中を進んでいく。

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ほぼゆるーい坂道の静かな住宅街を進む。

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「滴翠美術館」の前を通ったり、

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どこをどう歩いてもいいので、とりあえず

「芦屋市立山手中学校」

の方向を目指すとわかりやすい。
正門まで行く必要はない。
学校の西側に登山口があるので、近くまで来たら学校の南側(海側)の道を西に進む。

 

「旧芦屋市立三条小学校跡地」の前を通過。
「芦屋市立三条小学校跡」の記念碑が建っている。
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 このあたりまで来ると「この先行き止まり!」という看板が現れるが、行き止まりが登山口らしいので、気にせず進む。
気にせず進むとやっとハイキング道のお知らせが。

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安心してそのまま進むと右手に「会下山遺跡」の標識。
この路地を入っていくと

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「会下山遺跡コース」登山口に到着した。

六甲山系を歩いているとこの手の「柵」をよく見かける。
イノシシ対策なので、通過した後は必ずきちんと閉めましょう。

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ゆるゆると登っていく。

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久しぶりなので、情けないことにあっという間に息が切れるが、さわやかで気持ちがいい!

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住宅街があっという間に遠ざかる。 f:id:Bibendumaru:20210331160659j:plain

遺跡に到着!
標高201m

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 復元された高床式倉庫が一つあるにはあるが、
それ以外は「柵で囲われた空き地に落ち葉が積もっている」としか思えなかった。。
たぶん夏に来たら「柵で囲われた空き地に草が茂っている」としか思えないだろう。

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会下山遺跡にて古代のロマンを想う

遺跡なんて大体どれも興味のある人以外にはただの空き地にしか見えないものだと思うが、実際に来てみたらやっぱりただの空き地にしか見えなかった。

このような案内図も立っているが、歴史のロマンを感じるには古すぎるしなあ。 f:id:Bibendumaru:20210331160710j:plain

ただ、下山しながらふっと思ったことが一つ。

遠い昔社会の授業で習った弥生時代の遺跡はだいたい海の傍にあり、貝とか魚とか採って暮らしていたんじゃなかったか。
水を利用できる川や湖の傍でもないしなぜにこんな山の中に集落を作ったのだろう。
もしかして「選ばれしもの一族」がここに暮らし、海の傍には搾取されていた「下々の者たち」が住んでいたのかも、などと想像してみる。

あっ!

これが「歴史のロマンを感じる」ってやつ??

*後でちょこっと調べたら、「見張り台であった」など説があるそうだ。

bunka.nii.ac.jp

 

ロマンは感じなくても、ちょこっと登っただけなのに、見晴らしがよくてベンチもあるので満足度は高し。

特に一番奥のS地区祭祀場跡からがきれい。

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遺跡を後に「蛙岩」を目指す。
なかなか気持ちの良い尾根道を楽しく歩く。

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伝説の蛙岩

15分ほど気持ちよく歩いていくと唐突に少し開けた感じの場所に出た。

するとそこには、、想像をはるかに上回る巨大な石が転がっているではないか!

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実は私は「蛙岩」というのはもっとしょぼい小さい岩だと思ってたのだ。
せいぜい大きめの犬くらい。
それがうっそうとした林の中にぽつんとあって、看板がなければ通り過ぎちゃう、みたいな。

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しかし、「蛙岩」はどーん!と登山道のど真ん中にその姿を据え、
私の失礼な予想を大きく裏切ってくれた。

というかこれを見逃すとかあり得ない。

 

でも、全然「蛙感」ないんだけど。

 

どこが蛙??

ぐるりを岩を回ってみた、、、

「あ!」思わず声が出てしまった。

反対側から見ると、そこには蛙の後ろ姿が!
座って海の方を睨んでいる!

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*モデルは身長158センチ程度。

 

後で調べたところによると、
大昔、この土地で大蛙が幸せにのんびり暮らしていたのだが、ある時から大蛇に命を付け狙われるようになった。ストレスで息も絶え絶えになっていた蛙を哀れんだ神様が蛙を石にしてくださった、、、

 

え?

 

蛙を石に、、、なさったんですか?


蛇じゃなくて、蛙を?

ふーん、そう。
…ストレスから解放はされたでしょうけど。
それでいいのか、神様。
なんか納得いかない救済方法なんだけど。

まあ、とにかくそういう感じの言い伝えがあるそうだ。

 

「蛙岩」から来た道を引き返して阪急芦屋川駅へ戻れば、
本当に山なんか歩いたことない、という超初心者にも自信を持ってお勧めできるミニハイキングコースだ。途中見かけたハイカーも近所から遺跡までお散歩に来ている、という感じの人が多かった。

超初心者はちょっと物足りないくらいでここから引き返すのが吉。

 

蛙岩~JR甲南山手駅

蛙岩では道は3つに分かれている

・今来た道を戻り会下山遺跡経由で芦屋川駅へ降りる道
・魚屋道を風吹岩へ登る道
・魚屋道をJR甲南山手駅へ降りる道
 *よく見ると道標に【難路】と書いてある。
  歩いてみた感じだとやはり本気の初心者はやめておいた方が無難かと思った。
  人気も少ないので、何かあった時に通りすがりの人を捕まえることも難しそうだ。

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私は元に戻らずにそのまま甲南山手駅へ向かう魚屋道を下ることにした。芦屋川から登ってきた道と違い展望はほぼなく、ちょっと薄暗い。

水はけが悪くぬかるんでいるところも多い。ここ最近雨はまったく降ってないので、年中ぬかるみが残っているのかも。

苔の生えてるゾーンもある。

展望はないし、なんとなくじめじめしていて、あまり楽しい道ではない。そのせいか誰ともすれ違わず、追い越されることもなかった。

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途中からは少し道幅が広くなり、空も開けてきた。

落ち葉の絨毯?をわっさわさと踏み散らかして歩くのはちょっと楽しいが、たまにすべりそうになって焦る。

整備されているとは言い難く、迷いそうな所もある。f:id:Bibendumaru:20210331160839j:plain

どんどん下りて行くと道標が現れた。

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紅葉がまだ残っておりきれいだった。
このあたりまで来ると、住宅街がちらちら見えるのものの登山道がはっきりしない。
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道標発見。
右手へずるずる下りて行くと行き止まりのようで焦るが、奥にある「堰」の傍まで行ってみると

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階段発見。

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階段を登って「堰」を超えると無事にわかりやすい道が現れる。

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あとは道なりに進んでいくと、住宅街に出ることができた。

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振り返るとこんな感じ。
ガードレールの切れたあたりが「魚屋道登山口」

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 あとは適当に下っていくとまず阪急電車、次にJR神戸線につきあたる。
阪急沿いに右へ行けば阪急岡本駅(ちょっと遠いけど)、JR沿いに左に行けば甲南山手駅だ。