城山登山口~荒地山~なかみ山~横池~風吹岩~高座の滝登山口
【登った時期】2025年4月中旬
【同行者】なし
荒地山からなかみ山を経て魚屋道から高座の滝へ下りる初めてのコースを歩いてきた。
油断してちょこっと道にも迷い反省した後は恒例のおたまじゃくし見物も。
城山から荒地山へはツツジの道
芦屋川沿いの桜はすっかり葉桜。
阪急芦屋川駅から高級住宅街という名の急坂を歩いて城山登山口へ。
4月半ばとは思えない暑さだが、登山口に入るとほんのり涼しい。
登山道はあちらこちらでツツジが咲き誇っている。
トンネルのように出迎えてくれる道もあり、嬉しくなる。
城山に到着。
涼しかったのはほんのひとときで、既に汗だくだ。
荒地山が見えてきた。
このコースらしい巨大な岩もこの時期はツツジに縁どられてちょっと華やかな感じ。
途中、工事の看板があった。
通り過ぎようとした途端
カッコー!カッコー!
と大音声でカッコウの鳴き声が響き渡った!
続いて人声で「工事中です。立ち止まらずに通り過ぎてください」というような音声メッセージが流れる。
ああ、びっくりした。
センサーで通り過ぎるものすべてに注意喚起しているようだ。
そこまでしなくても、、、
と思ったが、もしかしたらこの簡易通路の日陰で休憩しようとする不届きものがいるのだろうか?
▼荷揚げ用のリフトにより大きな資材が通過するので、立ち止まっていると危険ということらしい。
通路を通り抜けた反対側でもセンサーが働くので2度びっくり。
気持ちのいい尾根道も濃いピンクのツツジで彩られている。
何度かアップダウンを繰り返し、やがて岩々しい道を登っていくと荒地山名物岩梯子が現れた。
少し腕を痛めているので、今日は岩梯子は避けてう回路を登る。
迂回路と言っても大岩が続く岩の道だ。
迂回路は片側が切り立っているのでかなり高度感がある。
高所に弱い人は岩梯子よりこちらの方が怖いかもしれない。
慎重に迂回路を登り、荒地山山頂手前の巨岩ゴロゴロエリアに到着した。
ハイカーは多かったので混んでいるかと思ったが、意外と人がいない。
日差しを避けて、木立の中や荒地山山頂で休憩している人が多かったみたい。
確かに眩しいくらいの天気だが、荒地山に来たからにはこの景色を見ながら岩の上でくつろぐのが私の楽しみ。
帽子、手ぬぐい、サングラスでフル装備し、巨岩の1つに座ってお昼休憩。
日差しは強いがそよ風が気持ちいい。
このまま転がっていると眠ってしまいそう。。
昼寝の誘惑を断ち切って荒地山山頂へ。
展望のない地味な山頂だが、ツツジに飾られて今日はちょっと華やかだ。
油断してちょこっと道迷い
荒地山に登った時はいつもピストンで城山に下りていたが、今日はここからなかみ山を経由して魚屋道へ合流し、高座の滝へ下りる予定だ。
初めて歩く魚屋道へ続くこの道は、笹とまばらな低い樹々に囲まれて明るい感じ。
ちなみに、なかみ山はどこにあったのかはわからなかった。
数か所手を使って下りるようなところがあった他は、歩きやすい緩い下りを調子よく歩いていく。
やがて道は林道風の平坦な道になり、
もうすぐ魚屋道に合流するはず。
と思っていたら、ベンチと水場?らしきものが現れた。
行き止まりではないのでそのまま通り過ぎ、しばらく歩いていると道はどんどん急な登りになってきた。
なんだかおかしい気がする。
地図アプリで確認してみると、なんといつの間にか正しい道をそれてまったく反対方向に向かっているではないか!
しかもこのまま歩いて行くと荒地山に戻る道に迷い込んでいた模様。
危うく、歩いても歩いても同じところに戻ってしまう山岳ホラー映画になってしまうところだった。
引き返し、謎の人口物エリアを通過してしばらく行くと正しい道との分岐点に出たが、
どうしてこの分岐を間違えたのかはさっぱりわからなかった。
というか、分岐を通った記憶がない。
それが「道迷い」というものなのだろう。
とにかく早めに気づいて戻ってよかった。
今後も「なんだかおかしい」と思ったり道迷いに気づいたら、羽田治氏の本にも書いてあるようにとにかく元の道にもどろう。
遭難を避けるためにはそれが一番!
今年も元気な横池のおたまじゃくしを見て下山
正しい道に戻り、無事に魚屋道に合流したので、恒例のおたまじゃくし観察に横池に寄り道。前回来た時はおたまじゃくしはまだ卵状態だったが、そろそろ生まれているはずだろう。
いたいた!
これよこれ。ひしめきあって大きな生き物のように見えるおたま達。
近づいてみる。
ぎっちりちゃんとおたまじゃくし。
少し離れているおたまをじっと見てみると、ふるふるしながら石や水草を一生懸命つついているようだ。藻か見えないような小さな生き物を食べているのだろうか。
今年も元気なおたま達に満足し、下山開始。
そういえば風吹岩から高座の滝方面に下りるのは初めてのような気がする。
登っているとロックガーデン部分が長いイメージがあるけれど、下りていくとほんのわずかな区間に感じる。
いつも登っている岩を見下ろすのも新鮮で楽しい。
荒地山の方面を見てみると、【頭上注意センサーカッコー】に驚かされたリフトが長く伸びているのが見えた。
あっという間に高座の滝に到着。
六甲山カフェ(大谷茶屋)でかき氷が食べたい!と思いながら下りてきたが、残念ながらGWからの提供との事。
代わりににタンカンジュースを注文したが、さっぱりした甘みでとても美味しかった。