命短し、歩けよたおやめ

体力なし筋肉なし経験なしのたおやめが老朽化と戦いながらはじめた登山の記録

たおやめ登山黎明期:甲薄やや幅狭足の登山初心者2足目登山靴選び

最初の登山靴を1年足らずで手放したわけ

長距離を歩くようになるにつれ、合わないと感じる部分が出てきたため、初めての登山靴は1年ほどで買い替えることになった。

・下りの際、中で足が滑ってる感じがする

・足首のあたりが痛むことがある

特に2つ目の足首が痛むのがきつかった。
常に起こるわけではなく、それはある日突然やってくるのだが、発生するとしばらくは歩くこともままならぬほどの痛みだった。
たいてい下山の時に発生するので足が靴の中で滑ったりずれたりするので余計な負担がかかっているのかもと考えた。

靴ひもをしっかり締めてみたがあまり改善しない。

色々調べてインソールを入れてもらうことも考えたが、それですむほどのわずかな違和感ではないように感じた。

非常にもったいなかったが、靴は合うものを履かないとせっかく楽しくなってきた登山を嫌いになってしまうかも、と思い新たな靴を探すことにした。

横幅と甲の高さが大きすぎたのか、型が私の足にはあっていなかったのだろう。
(その後わかった?ことだが、私の足はやや幅が狭くて甲が薄い。)

登山靴の「ぴったり」「ちょうどいい」感覚がさっぱりわからなかったため、ちょっとゆるめのものを選んでしまっていたのだ。

とはいうものの、今でも登山靴のちょうどいい感覚はよくわからない。
試し履きをした瞬間に

「運命の一足に出会った!」

と天を仰ぐような日がいつかは来るのだろうか。。

 

登山開始1年弱で2足目の登山靴探し

マムートのたぶんTETON GTX WOMENの次に買ったのは

SCARPA(スカルパ) ミトスMF GTX

スカルパのサイトを見てみたところ、すでに廃版になっているみたい。

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今回は初めての靴を買った店より小さめの総合店に行った。
この店を選んだのは、ストックを購入した時のスタッフがとてもわかりやすい説明をしてくれたからだ。

前回と同じようにスタッフに声をかけて候補の靴を選んでもらった。
登山を始めて1年ほどたっていたので、この時は希望をきちんと伝えることができた。

少しずつだが成長はしているのである。

・いつもは関西近郊、主に六甲山系を登る
・年に1回か2回夏にアルプスで小屋泊
・雪山は登らない
・今履いている靴だと、中で足が滑るような感じがする。

1足目を購入した時のような大型店でないこともあり、扱う種類は少なかったが、私の希望を聞いていくつかの靴を並べてくれた。

その中に前回は見たことがなかったSCARPAがいた。
(いや、前回もいたかもしれないけどまったく記憶にない)

この時、ほかにどんな靴をはいたのかはあまり覚えていないが、同じスカルパのカイラッシュというのは見せてもらった。
かなり柔らかいので本当に初心者向きで、今回の私の要望には向かないかも、ということで候補にはならなかった。

登山靴購入には自分がいつもはいている靴下を持っていこう

早速持参した自分の靴下を履いて選んでもらった靴を履いていく。
1年の間にもう一つ成長したことは、登山靴を買う時は自分の靴下を持っていくようになったことだ。

登山用靴下も最初は適当に買っていたので、厚みやフィット感がバラバラなものを複数履いていたが、徐々に靴下が違うだけで靴のフィット感や歩きやすさが変わってくる気がしてきた。
少なくとも私は、どの靴下を合わせるかによって靴選びやサイズ選びも大きく左右されそうだ。

とあるきっかけ以降、Poin6のミドルトレッキングというのを愛用しており、今のところとても満足しているので、新しく靴下を買う時もこれしか買わないことにした。
(と言っても、とても丈夫なので買い替える必要はなかなかない)
登山の時はこの靴下しかはかないし、靴を買いたいときは必ずこの靴下を持っていく。

 

point6を履き候補靴の感触を確かめ、店内を歩く。

ミトスMF GTXも履いてみた。
「いけるかも!」と感じた。

窮屈な感じではないが、TETONと比べると足をきゅっと包み込んでくれ、足首もしっかりホールドされている感じ。

はき心地は柔らかく足を包んでくれて私のような初心者にはぴったりだ。

スカルパが日本の山向けにオリジナル企画した製品で、スカルパの中では一番幅広甲高らしいのだが、他の「幅広甲高向き」の靴に比べると細身だと思う。

店内を歩き、疑似坂道を上り下りしてみる。

初めての購入時はこの疑似坂道でもなにを感じればいいのか、どういう動きをすればいいのかさっぱりわからなかったが、今回はほんの少し、、わかるようになってきた。

 

www.arukuyo.com

 

下りの時に足が中で滑るのも感じるようになってきたし、斜面をななめに歩いて足の横ずれしないか確かめたり。
いけるかも、と思ったスカルパだったが、やはり下りの際に少々足が動く感じがあり、インソールを勧められた。

しっかりめのインソールを入れるとフィット感が増していい感じである。

現在履いているのがマムートのTETONだと伝えると、買い替えずにそれにインソールを入れてみてもいいかもしれないと提案してくれたが、足首のホールド感はインソールを入れても変わらないだろうと判断した。

(無理に新しいものを買わせずにこのような提案をしてくれたことで、このショップ(スタッフ)への好感度は急上昇だ。)

家に持ち帰ったミトスとTETONのソールを比べてみたが、特にミトスの方が細いという感じはしなかった。 

それなのに履いた感覚は違うのだから不思議。

やはり足をいれてみないとわからないものだ。

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その後、約3年ミトスをはいて登山を続けた。

最初はぴったりかも、と思ったもののやはり足がやっぱり中で滑るように感じることはあったが、足首が痛むことはほとんどなくなった。

もう少しフィット感があってもいいな、と思うこともあるが、私の山行にはこのくらいの柔らかい感じがちょうどよかったようだ。がっちりというより優しい感じで足をホールドしてくれ、軽くてとても歩きやすい。

低山から山小屋1泊にチャレンジしていく私のような初心者にとって、とてもバランスがいい靴なのではないだろうか。

甲高幅広だと思い込んでいた足のサイズがそうでもなかったことを今更知る

私の足は甲が薄く(低く)て幅はやや狭い。

ちなみに、子供の頃からずっと自分の足は「甲高・幅広」だと思っていた。

理由は、私以外の家族(両親と弟)の足が甲薄幅狭目だったからだ。特に弟の足は幅も非常にほっそりしており、それと比べると自分の足は幅もしっかりあるし、いわゆる典型的な日本人足だなあ、と信じて疑わなかったのである。

あるとき、足マッサージが趣味という奇特な友人が集まっていた何人かの友人の足マッサージをしてくれることがあった。
彼女は私の足を触りながら言った。
「わあ、きゃしゃで薄い足だね!」

「え?そうなの?」

言われるがままに他の友人たちの足を見せてもらった。

ほんとだ!

みんな私の足より、甲は厚いし幅もある。

あれ?私の足ってもしかして甲薄?

メジャーで足囲いをきちんと図り、JIS規格のサイズ・ワイズ表を見てみた。

fha.gr.jp


C(細め)だ。
細すぎるわけではないが、幅広甲高ではなかったのである。

思い込みって危険。

初めて登山靴を買う時は、一度きちんと測って自分の足のサイズ・ワイズを知ってからにいたしましょう。
それに固執するのも良くないけど、とりあえず絶対に合わなさそうな靴を試し履きする手間は省けるかも。

 

たおやめ登山黎明期:初めての登山靴購入。履いてはいて履きまくれ!

靴とザック購入を決意

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手持ちの物を駆使して軽いハイキングに2回ほど出かけた後、
か弱いたおやめ(体力なしのインドア中年女性)でも自分なりに楽しめそうだ!と登山を始めることにした。

 

www.arukuyo.com

 

となるとまずそろえなければならないのが登山3種の神器である。

・靴
・ザック
・雨具

雨具は偶然良いものを持っていたので、靴とザックを購入することにした。

登山総合専門店で(親切そうなスタッフに)とにかく希望を伝えてみる

まずは靴。

色々なメーカーのものを見てみたいので登山アウトドア総合専門店へ。
身近に登山者がいれば一緒に行ってほしいところだが、誰もいないので一人で恐る恐る靴売り場へ突入。

スタッフに相談する時は、登りたい山とどんなスタイルで登るのかを伝えるべし、と事前に学んではいたが、すでにここからが難問だ。

そもそも山の名前なんて富士山と六甲山に比叡山、会津磐梯山は宝の山よ♪くらいしか出てこないのである。北アルプスや南アルプスがあることは知っていても、そこにどんな山があるのかすら知らないのだ。

さらに、登山スタイルって何?
おされな山ガール風味か頑固な山男風味かってこと?

あっ、全然違った。
なるほど。日帰りか山小屋泊か、テント泊か、縦走するのかってことなのね。
ふうん、で、縦走って何?
(・・以下続く。)

とにかく近くにいたスタッフに声をかけ、以下の希望を伝えた。

・登山をこれから始める。
・まずは六甲山に登りたい。
・予算は2万円台で。

スタッフはまず登山靴についての初歩的な説明をしてくれた。
登る山や日数、登山スタイルによって違いがある。
初心者の私の場合雪山対応などは考えなくてよいので下記の違いを知っておくこと。

・足首周りの形状
・ソールの硬さ
・つま先の硬さ

話をしながら靴を触らせてもらうと、ソールの硬さと靴の重さに驚く。こんなの私に履きこなせるのであろうか。

ざっくりと説明を受けた後、体重計みたいな装置の上に立たされた。
足のサイズと体重のかかり具合?がわかるみたいだ。

足のサイズ(長さ)は自分で思っていたのと相違なく23.5くらいで、登山靴はサイズ25あたりになるそうだ。
体重のかかりかたにも特に問題はなく土踏まずもちゃんとある標準的な足とのこと。

登山靴の履き方を学び、実際に履いてみた

いよいよ靴を選ぶことになり、最初は六甲山から始めるとしても、いずれはアルプスや富士山も行ってみたいのか聞かれた。
アルプスなんて自分が行けるのかどうかわからなかったが、やはり日本で一番高いところには立ってみたいので、
「富士山には行ってみたい。アルプスもできれば、、ごにょごにょ」と返答する。

六甲山だけなら軽めのハイキングシューズでよいので選択肢が変わってくるみたいだが、私のごにょごにょした希望により、アルプスにも山小屋泊で行けるくらいの靴を選んでくれるらしい。

 「合いそうな靴をどんどん出していくからとにかく履いてみましょう」
登山用靴下に履き替え、教えられたとおりに最初の1足を履いてみた。

①紐をきちんとゆるめて足を入れる。

②足を限界まで前に突っ込んで、かかと側のゆとりをみる。指1本分くらいがちょうどいい。
全くゆとりがなかったりゆとりが大きすぎたらサイズがあってない。

③②のサイズがあっていれば、足首を90度に曲げた状態でかかとを床にトントン。
かかとを靴のかかとが入る部分(ヒールカップ)に収める。

④紐をしっかり結ぶ

⑤いい感じだったら店内を歩く

⑥店内に作られている疑似坂道を上り下りしてみる。
特に坂道は下りをしっかり試して、指がつっかえないか、足が中で動いていないかを確認する。

 

・・・履いてみた。

 

うん!

 

よくわかりません!

 

どんどん履いてみて合わない靴はさようなら

 「違和感があったり痛かったりするのはやめて、いけそうなものは店内を歩いてみて。坂道を作ってあるからそれも上り下りしてください」

「今日のところは色の好き嫌いなどは忘れるように」

メーカーも気にしないように」

と釘を刺されるも、
大丈夫。登山靴のメーカーなんてひとつも知らないんだもん。
先入観なしよ。

で、本当にどんどん出してきた

びっくりするほどたくさんの種類が裏から現れ、私の周りに並べられていく。 

 ②の足の長さというか前後のゆとりはスタッフも見てくれるし、ある程度判断できるようだが、それをクリアしてしまうと、

なんかどれもフィットしているような気がする!

違和感というか指があたって痛いな、というのはさすがにわかる。

だがしかし、足囲いというのだろうか、甲のあたりをぐっと囲われている感じとか、適度な余裕だとか、歩きやすさとか、

これがもう本当にピンとこない。

履いてみて、長さはぴったりだが横がぶかぶかだ、中で指が動きまくる、
という風に簡単にはねていけるのはいいのだけど、特に何も感じないものになると困る。

しっかりと足をサポートしてくれるという適度感とはいかなるものか

最後にやっと2足に絞り込み、、もうどっちがいいのかわからない。
ので、好きな方の色に決めることにした。

本当はいくつか店を回ろうかと思っていたのだが、疲れ果てたことと、これだけの種類を履き比べたのだからもう十分、と思いこのまま購入することにした。

というわけで、、初めての登山靴はマムート

選んだのはマムートだった。

確か最後にもう一足残っていたのはNorthFaceだったような気がする。苦手なオレンジ色だったので候補から消えた。

当時はマムートなんて見たことも聞いたこともなかったので、

なんかマンモスの絵がついてるよ、
マンモスと言えば「はじめ人間ギャートルズ」思い出すな、とか、
めっちゃリアルなロゴだな。日本のメーカーならきっともっとカワイイ!マンモスにするんだろうなーなどと失礼なことを考えていた。

MAMMUT(マムート)はドイツ語でマンモスの意味だと後で知った。マンモスがついてて当たり前だ。

現在もう手元にないこの靴は、きれいな写真もないし売った時にタグも一緒に渡したので製品名が思い出せないのであるが、おそらく TETON GTX GORE-TEX WOMENだったと思われる。
 ↓ ↓ たまたま足元が写っていた写真。

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こうして購入した初めての登山靴で私は登山を始め、六甲山や金剛山を歩き上高地から涸沢カールへと初アルプスの際も履いたが、残念ながら1年足らずで買い替えることになってしまった。

やはりうまく選べていなかったようで、長距離を歩くようになると合わない部分が気になってきたからだ。

普段履きのものでさえ靴は選ぶのが難しいのに、ぴったりの登山靴を選ぶのは本当に難しい!

 初心者と登山用品店スタッフとの攻防

右も左もわからない登山初心者が靴を買う時、良い靴に巡り合えるかは「靴そのものとの出会い」というよりも「いいスタッフとの出会い」によるところが大きいと思う。

私がたまたま声をかけたスタッフはわかりやすく説明をしてくれたし、サイズも本人以外が確認できる点はきちんと見てくれた。
この時買った靴は結果的に私の足にぴったりではなかったけど、これは仕方がない。

その後も、私は幸いあまり対応の悪い人にあたったことはない。

が、知り合いに聞いてみたら
商品のことをわかっていないレジしかできないような人もいるし、
そのショップで一押し?にしているのか妙にひとつのメーカーの靴を勧めてくる人もいるらしい。

また「登山は初めてなので、、」と言いかけたら
「初めてだからとか関係ないから。どこに行きたいかによるんでっ」とつっけんどんに言われたという人もいる。

そりゃ、どの山に登りたいかによって選ぶ靴は違うんだろうが、それすらわからないのよ初心者は。。

最近はアウトドアブームのようで「初心者なので教えてください客」が多くてめんどくさいのかもしれないけど、最初に丁寧に接客してくれたら、初心者は嬉しくて頼もしくってきっとその店に通っちゃうと思うんだけど。

どんなスタッフに出会ってしまうかは運なので、声かけてみて「この人はなんか違う」と思ったらひとまず退散。
何度もお店を訪れている間に、ここのお店はいいアドバイスをくれるスタッフが多いな、というのが分かってくると思うし、スタッフにばらつきがあっても前回良い対応をしてくれた人を狙って相談することも可能になってくると思う。

 

阪神間育ちにとって身近な山はもちろん六甲山だがなめてはいけない

【登った時期】2016年4月下旬
【同行者】友人1名

私にとって近所の山といえば今も昔も六甲山

これを書いている現在登山は自粛中だが、登れるようになったらまずは六甲山を目指すことになるだろう。
阪神間で育った為、子供の頃から馴染みがあったというか近所の山といえば六甲山だ。
阪神タイガースファンじゃないけど「六甲おろし」は歌えちゃう。
校歌にもばんばん出てくるし、遠足でも六甲登山。

六甲山は「近代登山発祥の地」でもあるらしい。
日本で最初のゴルフ場も六甲山。
ついでに、映画興行やラムネやウスターソースも神戸が日本初。
神戸っ子は新しいもの好きのハイカラさんだったのだ。

というわけで、登山を始めて数回軽いハイキングをした後は「やっぱり六甲山でしょ」と深く考えずに六甲山に登ることにした。

なんたって小学生の頃から幾度となく遠足登山しているのだ。しんどかった覚えも全然ない。
確か頂上には茶店もあったし、久しぶりとはいえ余裕でしょ。

…私は六甲山を甘く見ていた。

六甲山登山の王道コースを数十年ぶりに登る

六甲山系には登山コースも登山口も多数あるが、王道と言っていいコースを登った。
阪急芦屋川駅から岩あり小川ありゴルフ場あり?というなかなかバラエティに富んだコースを抜けて最高峰に達し、登山口とは反対側の有馬温泉に下山するコースだ。

阪急芦屋川駅からは芦屋川沿いに住宅街を抜けていく。桜の季節に訪れるとこんな美しい桜が見られるときも。(この写真は4月上旬頃)

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最高峰は931m
スタート地点芦屋川駅の標高は32m。標高差約900mあるので、学生時代の体育の授業以外はほぼ運動をしないで数十年を誇る「体力なし筋肉なし」のたおやめがちょろい気持ちで挑んではいけなかったのだ。
しかも住宅街を抜けて登山口に着くといきなり「日本ロッククライミング発祥の地」である「芦屋ロックガーデン」なる岩山部分があり、これがかなり急登。
私はここを「関西三大急登のひとつ」と呼んでいる。あと2つは知らない。

この時の同行者は同年代の友人だが、彼女はジムに通ってがんがん走ったりテニスしたりと常に運動しているからかものすごく体力がある。
芦屋川駅から登山口まで、ゆるやかに登る舗装道路を歩くだけで私は息が切れ、会話もままならぬ状態であった。
高座の滝(登山口)でトイレと軽い休憩を終え、「関西三大急登のひとつ」を少し登っただけでもう息が切れて、10分登っては休み、、を繰り返す私はあっという間に彼女の背中を見失った。

今でこそ、登山の際は同行者と離れてはいけないということがわかっているけれど、当時は牛歩の自分につきあってのろのろ歩いてもらうのが申し訳なく、先に行って休憩ポイントで待ってもらわなければ心苦しかった。
ベストシーズンの六甲山は常に前後に人気が絶えないので、不安を感じることはなかったとはいうものの、毎年滑落事故もおき亡くなる人もいる山である。不慣れな自分が怪我したり道に迷ったりしなくて本当に良かったと思う。

久しぶりの六甲山にてわが身の老朽化を思い知る

それにしても、こんなにしんどい山だったとは、、若さってすごい。こんな体力の無いたおやめの私でも学生の頃は何とも思わず登っていたんだもの。
(しんどかった思い出がないということはおそらくひょひょい登っていたのだろう)

途中のポイント「風吹岩」は猫が住み着いていることで有名だが、これまた六甲山名物「イノシシ」が現れることもある。
こうなると、人間は食べ物目当てのイノシシに襲われることを恐れ「風吹岩」に上っておびえるのみ。
猫は全く動じず。

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「風吹岩」からは阪急岡本駅に下る道の分岐点でもある。
もうここであきらめて下山したいくらいだが、こんなところで撤退するわけにはいかないのだ。
私達はここでは小休憩のみ。
再び登り始める。

とにかくどんどん抜かされていく。小学生にも、高齢登山者にも、歩きにくそうなデニムパンツはいてザックではなくメッセンジャーバッグ斜め掛けというなめた服装の若いカップルにも、幼児を背負ったお父さんにも抜かされる。
どんどん抜かされながら、私はこんなにも体の老朽化が進んでいたことを思い知らされる。

G.W.のよく晴れた日だった。
汗が背中を流れるのを感じる。
ふだんそう汗かきではないのだが、額も頭髪の中もまさに滝のように汗が流れる。
わあ、デトーックス!」と伝えたいが、
ポイントポイントで待ってくれている友人に、目で合図するもののほぼ無言。会話もできないほど息切れしており、呼吸が整ったころはもう歩きださなくてはならないのだ。
そうして、岩をよじ登り、岩の間を下ってはまた登り、小川を超え、ゴルフ場の間をすり抜け、樹林帯を抜け、、やがて最後の難所「七曲り」を登っていく。

最後の難所七曲りを超え遂に山頂へ!

ところで七曲りってなんなの、
七どころか十を超えて曲がっても曲がってもまだ先があるじゃないか!
「七つ」じゃなくて「たくさん」て意味なんだろうけど、だったらいっそ「九十九曲がり」とか「いろは曲がり」とかにしといてよ。
心の中で毒づきながらひたすら登る。
体力も筋肉もない私だが、実は根性だけはわりとあるのだ。
もう1歩の歩幅が小さすぎて、「なに、あの人歩いてるの?つまずいてるの?」と思われていそうな歩みだが、とにかく前に足を出す。

右。

左。

右。

そして、永遠に曲がり続けるかと思われた七曲りも遂に終わり、登山道に人工的な香りが感じられた頃、ようやくようやく「一軒茶屋」に到着。

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「六甲山頂」と書いてあるけれど、油断してはいけない。
本当の山頂はここから更に5分ほど登る。

さえぎるもののない舗装路なので照り返しも激しい熱い道だ。
あきらめることなくひたすら足を前に出していき、遂に六甲山頂に辿りついた!

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数十年ぶりの六甲山は厳しい山であった。
長い道のりだった。
六甲山、ほんとなめててすみません。

また楽しく登山ができるようになったら、また登らせていただきます!

たおやめ登山黎明期:ないない尽くしで登山を始めた中年たおやめが最初に揃えた装備とその末路

初めて自主的に出かけたハイキングのために最低限の装備をそろえた

初めて登山、、とまでは言えないがハイキングらしきものに挑戦したのは4年と少し前だった。
旅先で風光明媚な景色を見るために歩く、とか、観光で訪れた寺や神社が思いのほか山の上にあって不本意ながら高度を稼ぐことになった、とか、そういうケースを除き、

「ハイキングをする」

「山に登る」

ことを目的に自主的に出かけたのは初めてだった気がする。
(中学高校と兵庫県六甲山の裾野で過ごしたので、遠足は恐ろしいことにほぼ「六甲山登山」であったが、これは強制的に登らされたので含めない)

初めてのハイキングは奈良県の赤目四十八滝だった。
とりあえず山登りをやってみようと思ったものの、長続きするか自信もなかったので必要最低限のものだけ揃え、あとはなるべく手元にあるものだけで歩いてみようと考えた。
全くの手探りでまわりにアドバイスをもらえる経験者もいなかったので、ネットや本を調べ、服装についての知識を得た。

このとき私が出かけたような整備された道をほんのり登るハイキングコースであればこんな感じ。 

とりあえず必要なもの

  • リュック:両手が自由になればとりあえず何でもいい
  •    :できれば足首を守る登山靴が良いが、運動靴でもいい
  • 雨具  :必須。そろえましょう。
  • ウェア :重ね着を基本に調整しやすく動きやすい服装
         但し綿は避けること。
         どんなサイトを見ても本を読んでも
         「綿はだめ。綿は汗冷えするし、もし雨に濡れたら乾きが悪く体が
         冷えて・・・うんぬんかんぬん」
         と、綿を着てハイキングに行ったら死んでしまうのではないか
         思うほど、綿は不向きらしいことがとにかくわかった。

リュック、靴、雨具は手持ちのもので何とかするとして、「綿はダメ」となると、使えるようなウェアが無かった。カットソーやTシャツは持っていたが綿ばかり。

更にボトムスに至ってはジャージ系のものを着る習慣が無いので、使えそうなものが全くなかった。
ジャージ持っている人はジャージでいいと思う。
遠足の時はジャージで登ったしね。

レギンスは持ってたので、ハーフパンツなど持っていたら重ね着で即席山ガール・・・いや、山マダム風にしてもよかったのだが、まあ、持ってなかったんだけど。

新しく購入したもの

①トップスはGAPフィットネスのカットソー
(綿はご法度。汗をかいても乾きやすい化繊を着よ)

そういうわけで、仕方なくウェアだけは購入することにしたのだが、登山ウェアを購入する勇気が出なかった。
今後も登山を続けるかどうかわからないし、そのわりには登山ウェアって高い

こういう時はユニクロかなあ、と思っていたところ、たまたま訪れたGAPでセールになっていたGAPフィットネスの長袖カットソーを発見。
吸湿発散性あり、と書かれているし、走ったりヨガしたりしてる人が着用している写真で宣伝してるし大丈夫でしょと、購入。
これはその後も何度も登山で着た。サムホールがあって手の甲をカバーできるのもお気に入りで春秋の低山には今でも着ることがある。
夏はかなり暑い。
初めて山小屋に泊まった時は寝間着として持って行った。  

②ボトムスはモンベルでロングパンツ(デニムパンツなんてもってのほか。)

当時カジュアルなパンツはデニムしか持っていなかったが、観光のついでにうっかり登山もどきに突入してしまった時のデニムの辛さは実感として知っていた。
そこでボトムスだけは登山専用パンツを購入することにした。

よくわからないのでとりあえずモンベルへ。
スタッフに相談したところ、タイツ+ハーフパンツや山スカートの組み合わせもお勧めされたが、年齢的にそれはどうなのか、、、と尻込みし、無難そうなロングパンツを購入。
ここで私は2つの過ちを犯すことになる。

過ち1:なんとなくゆったり目の方が歩きやすいのかと思い太めのパンツを購入

試着した時は特に問題を感じず、なだらかな起伏を歩く分には支障なかった。
が、しかし、その後だんだんと起伏の大きい登山をするようになると、脚を上げるときに腿にひっかりと負担を感じるようになってしまった。
これが「腿上げが苦痛」という登山をするようになって知った苦しみとの出会いだった。
もちろん、このモンベルのパンツが悪いわけではなく、中途半端に大きめのサイズを選んでしまったのが敗因だったと今は思う。
後日、完全にフィットするタイプのロングパンツをはくようになって気づいたのだが、要するにタイツと同じくらい脚にぴったりあっていれば腿上げは苦にならない。女性ならわかると思うが、よほどのことがない限り、タイツ履いて「腿上げ苦しい」とはならないのと同じだろう。

過ち2:「黒は蜂に襲われる」という情報が頭をよぎり、日常着なら絶対着ない色を選んでしまった

登山ウェアを選ぶにあたって、
・普段は着ないような色を敢えて選ぶ派 と
・やはり普段から着ている色を選ぶ派 に大きく分かれると思う。

仕事の制約等で本当は着たいのに着られない色があるのを登山ウェアで!という場合は、前者で揃えてしまうのは楽しいだろう。
が、「ちょっと気分変えてみる?」ぐらいの気持ちであれば、あまり着ない色を選ぶよりは自分の定番カラーを選んだ方が後悔しないように思う。

私は仕事上も特に制約はないので、「普段着ないような色」は「似合わない色」だったり「好きじゃない色」だったりするから今では後者をつらぬくことにしている。

パンツも通常ならまずは「黒」を買っていたと思う。

それなのに、なぜか蜂問題が頭をよぎり、うっかりあまり着ない色を選んでしまった。
あまり着ない色=トップスとの色合わせがうまくいかない=お蔵入り。

で、肝心の「黒は蜂に襲われやすい」というのは今でもよくわからない。
何色を着ていても蜂って寄ってくるときは寄ってくるような気がするし。。
この「蜂は黒いものを襲うかもしれない問題はぜひ本当のところを知りたいと思っている。

2つの理由でこのパンツはあまり履かないままお蔵入りとなり、やがて売ってしまうことになった。私には合わなかったが、どこかでぴったり合う誰かが快適に履いていてくれるといいな。
「腿上げ地獄」に苦しんだのちは、思い切ってタイツ+ハーフパンツを選択。これは思いのほか快適でしばらくはこのセットで登っていた。

手持ちを利用したもの

①雨具(必ず準備せよ。)

雨具はかなり良いものを持っていた。
パタゴニアのゴアテックスで、主にスクーターに乗るとき用に使っていた。

この時初めて「パタゴニア」というメーカーを知ったのだっけ。
購入時は「カッパのくせになんて高いの!」と驚愕したが、以来、スクーターはもちろんのこと旅先でも大活躍で個人的な「201X年買ってよかったものアワード金賞」に輝いていたくらいの優れもの。

当時は登山ウェアのことなど全く知らず、たまたまショップのスタッフに勧められて購入したものの、正直(確かにスクーター乗ってても快適。でも、汗は逃がして雨は通さず、なんてそんなん有り得るの?)と疑っていた無知な私。

その後、旅先で雨に降られた際、通常のレインウェアを着て「暑い。蒸れる。苦しい。不快」と泣き言をいう友人を尻目に快適に過ごし、「本領発揮!」と思い知らされることになったのである。
ちなみに、私のご機嫌な様子をうらやんだ旅好きのその友人は後日モンベルで雨具を購入して、今は雨に多少降られても快適な旅を楽しんでいる。

登山以外でも役立つので1枚持っていて損はないと思う。

②靴とリュック

ひとくくりにしてはいけないほど重要なものだが、靴とリュックは手持ちの旅行用のもので代用した。


靴:1足だけ持っていたNweBalanceのスニーカー

スニーカーはこれしか持っていなかったので迷いなく。

リュック:旅行用に持っていたパタゴニアライトウェイト・トラベル・トート・パック

とにかく軽くて丈夫なナイロン製の2wayトート。
基本トートとして使用し、リュックにしたいときは収納されているショルダーベルトを引っ張り出す。サイドにメッシュポケットもついており見かけより収納力があるし、何より軽くて小さくなるのでサブバッグとしても優秀。
海外旅行の機内持ち込みや、国内の1泊旅行その他用に持っていた。
セレクトショップでこれまた「旅行お好きならお勧めですよ」とスタッフに紹介され、(あの雨具と同じとこだ)と思ったような思わなかったような。

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日帰りに使えそうなリュックはこれしか持っていなかったのでこれを使った。
かなり昔に購入したので、正方形に近い形をしているが、毎年のモデルチェンジを経て現在は縦長の形になっている。

トートとしてか、リュックとしてか、どちらに重きをおくかによるのだろう。いつの間にかヒップベルトもついているしリュック方向にチェンジされているみたい。

個人的には「いざという時に背負えるけど本当はトート」であってほしいので正方形型に戻ってほしい。

縦長は「底が深い」ので中に入れたものが迷子になってしまって使い勝手が悪い。
リュックとして使うのが目的なら普通にリュック買うし。
町使いメインのバッグとして優秀だと思っていたのになんだか中途半端になったなあ、という感想だ。ヒップベルトも要らなくないかなあ?

急ごしらえの装備で歩いた感想 

この時は登山というより、整備されたハイキングコースだったので靴もリュックもこれで大きな問題はなかったが、ネットなどに書いてあるデメリットを身をもって感じた。

・リュックは体にきっちり固定されていないので左右に荷物がふられるのが気になる。また肩だけで背負っているので最後の方は肩が痛くなった。
・足元は軽くて楽に歩けたが、濡れていたり滑りやすそうな所で気を遣う。

以上の装備でもう一度軽めのハイキングに出かけた後、
「楽しいかも。続けられそう。よしまずは靴に投資!」と決意して、その後も失敗を繰り返しながら登山装備をそろえるのにはまっていくことになるのであった。

アークテリクスAtomLTの部分汚れをきれいに洗う

薄い色のウェアはどうしても汚れが目立つ

Arc'teryx Atomシリーズは洗濯機で丸洗いできるのも魅力のひとつ。
白にほんの少し緑と水色の絵の具を溶かしたような色が気に入って購入したアトムLTだが、その淡い色が災いして襟元と袖口の汚れが年々目立ってきた。

黄色いような茶色いようなところどころ黒ずんでいるような。。
襟元は日焼け止めやメイクがつくこともあるし、袖口は汚れやすいからしかたあるまい、とは思うものの、
うわあ、私の首ってこんなに汚いんですか、そうですか。。
と暗い気持ちになる。

昨年冬物を片付けた際も一応部分洗いもしたうえで丸洗いしたけれど、あまり効果はなく、この冬を終えたらあきらめて買い替えようかと思っていた。
(思っていたけど、うっかりAtomSLを購入してしまった。)

 

www.arukuyo.com

 

本体はほとんど痛んでおらず、まだまだ着られるのに惜しい。
色も大好きだ。
が、この「汚れの首輪(ってCMが昔あった)」状態で着るのは抵抗がある。
肩とか腹とか腕とかにとれない汚れが少々、というんならまだいいんだけど。やっぱり皮脂汚れというのはハードルが高い。
今年のゴールデンウィークは時間もたっぷりあるので、最後にダメもとでもう一度洗ってみることにした。

手洗いと洗濯機でアトムを洗う

アークテリクス製品の基本の洗い方

購入時に店舗でもらった「洗濯の仕方」によると

①ポケットのファスナーは開ける

②①以外のファスナーは閉める

③ネットに入れる

④柔軟剤の入っていない洗剤またはゴアテックス用の洗剤を使用して洗濯機で洗う
 (すすぎはとにかくしっかり!)

⑤脱水は軽くね。脱水しないで手で軽く絞ってもいい

⑥日陰で乾かす

⑦そのあと、必要に応じて撥水処理をどうぞ

とある。

かなり乱暴に部分洗いしてみた

洗濯機に入れる前に、汚れの気になる部分を洗う。
昨年も一応洗ったけどほとんどきれいにならなかった。優しくつまむように洗ってしまったからかもしれない。
洗剤はウタマロリキッドを使用。
以前アウトドアショップで「洗剤何種類か試してみたけど、普通にスーパーで買える中ではいいと思う」と話を聞き、それ以来、登山ウェアは大体これで洗っている。
(私は新しいものを使うのは好きだけど、ウェアにしろその他装備にしろ、また山道具関係ない化粧品なども色々試して比較してみるタイプではない。使ってみて気に入らなければ別のものに変えるけど、悪くなければそのままひたすら使い続ける愚直なタイプだ)
普通に全体洗いに使っていたのだが、改めてちゃんと見ると「部分洗い用液体洗剤」とボトルど真ん中にしっかり書いてあった。もちろん全体洗いにも使えるので間違った使用方法ではなかったが、これまでどこ見てたんだろう。

今回はウタマロリキッドの本領「部分洗い用液体洗剤」としての力を発揮してもらうべく、原液のままじゃぶじゃぶ汚れの部分に垂らし、もみ洗い。
襟、首回り、袖口、ついでに裾の一部も。
もんでるだけじゃ物足りなくなってきたので、更に古い歯ブラシでこすってみた。きれいにならなかったらさよならだ、と思っているのでかなり乱暴にガシガシこする。
そのあと、上記に従って洗濯機で洗い乾かした。

そして乾くまで待つこと数時間。。

 

結果は大満足の洗いあがりだった!

 

もちろん新品のように、とまではいかないけれど、汚れはほとんど気にならない。
乱暴に洗ったわりに布地も痛んでいないのはさすが。
こすりまくった部分がちょっと白っぽくなっている気がしなくもないけど、黒ずみ黄ばみ汚れの首輪・汚れのブレスレットよりは断然いい!
諦め半分で洗ったので「洗濯前」の写真を撮っておかなかったのが悔やまれるほどだ。

これで今年の冬も乗り切れるし、淡い色のウェアを躊躇せず購入できる。

やはり洗剤は元々の使用目的に沿った使用方法で本気出して最大限の力を発揮してくれるのだ、これからはちゃんとボトルの隅から隅まで読みます。

ありがとうウタマロリキッド。

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アークテリクスAtom SL Hoodyメンズを女性が着た感想

アークテリクスのアトムシリーズ最軽量、ARC’TERYX Atom SL Hoody

ARC’TERYXのAtomはARとLTを山でも町でも愛用している。
どちらかというとLTのほうが出番が多い。
1月に鎖骨骨折した際、LTの上から三角巾を装着して脱ぎ着ができない状態で乗り物を乗り継いで帰ってきたのだが、冷えたり蒸れたり暑くて死にそうな目にあわずに帰宅できたのはAtomのおかげかも。

大活躍してくれた3年前に購入したLTは、淡い淡い水色と緑の中間の様な色でとっても気に入っていたのだが、色が薄いため全体的に汚れが目立ってきており、洗ってもとれなくなってきた。
そろそろ買い替えるか、今シーズンはどんな色が展開されてたのかなあ、セールになってないかなあ、と調べているときにふと目に留まったのがAtomSLだった。
アークテリクス製品の分類は正直私にはわかりづらいのだけど、Atomのサブカテゴリーは

AR>LT>SL

の順に中綿の多い順のはず。
SL=SuperLightがあるのは知らなかった。

ネットで公式サイトその他を見てみると、さすがにSuperLight。どう見てもぺらっぺらに見える。コアロフトとかいう中綿がはいっており、インサレーションという位置づけなのに、こんなぺらぺらなの??
どうやら胴体の部分にだけ中綿が入っているみたい。
こんなんでインサレーションの役目を果たすのかなあ。

こんなぺらぺらのインサレーション使えるの?

中途半端?
いやしかし、ちょっと気になる。

例えば夏の高山や春秋のご近所低山登山の時、休憩で寒さを感じた時にさっと羽織るのにどうだろう。時に春秋低山の際、うんと軽くて嵩張らないものがあればいいなと思っていた。

それに、Atomシリーズならほどほどの防風性もあるはずだからウィンドブレーカー的な使い方もできるのでは?
登山を始めて以来、ウィンドブレーカー(ウィンドシェル?)は必要?
と思い続けてきた。一応持っているのだけど、登山の荷物を詰めるとき、特に宿泊を伴う登山の際に「持っていく?持っていかない?」と悩むのだ。

雨具で代用すればいいじゃない、
とも思うけど、雨が降ってるわけでもないのにがしゃがしゃしたレインウェアを着込むのは嫌だなあ、という気持ちもある。
もしかしたらこれをウィンドブレーカー兼薄手フリースとして使えるかも?
山ウェアとして使い勝手が悪くても街着として使えるに違いない。

ウィメンズかメンズか

身長約157㎝
私の体形は日本女性の標準かやや小さいくらい。
アークテリクスはAtomはSサイズだが、XSサイズのパーカー(品名不明)も持っていてちょうどよく着ている。Atomはショップで試着し、XSでもいけそうだったが中にしっかり着込むことも考慮しスタッフのアドバイスも参考にSサイズにした。

が、今回購入したSLはメンズのXSだ。
理由は2つ。

①デザイン

インサレーションとしてより、さっと上に羽織る使い方がしたい。ウィメンズはウエストに沿ってシェイプした形になっているが、もっとふわっとしている方がいい。

②色

公式ページでウィメンズの色を見たが、どうも好みの色がない。ショップまで行って実際の色を見てみようかなあ、、と迷っていたら、ネットでNEUROSTORMという色を見つけた。公式のメンズにもないので、昨シーズンのメンズの商品みたいだがXSなら在庫がある。

ウィメンズSとメンズXSのサイズの違いを比べると、あまり差はないがヒップがメンズの方が少し小さい。
お尻はそう大きい方じゃないし、いけそうな気がする。
元々アークテリクスは細身の体に沿ったデザインが多いからメンズでもがばがばにはならないだろう。よし、メンズに挑戦!

Atom SL Hoodyのぺらぺら感

本当にぺらぺらで軽い。
重さは229g。

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中綿はものすごーく薄い。
フードや腕には中綿は入っておらず、腕の部分はメッシュみたいになっている。
脇から袖口まで部分的にフリース。

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どれくらいのぺらぺら感かというと、

LTと同じく、サイドはこれまたうっすーいフリースに切り替えてあるので、中綿が入っているのは前身頃と背面のみ。
少しだけ厚みがあってふっくらしているけど、さわってみてもほんとに入ってるの?というか空気が入ってるだけじゃないかと疑うくらい薄い。
LTとARを見比べた差より、LTとSLの差は断然大きくて、前者を兄弟だとするとSLはまた従兄弟くらい違う。

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メンズのAtom SL Hoody XSはよい感じのサイズ感だった

長袖ウールの上に着てみた。
ちょうど良かった。
体のラインを拾わずふわっと着られるけど、体が泳いで邪魔というほどではない。ウィメンズを試着したわけではないので、比較はできないけれど私の望んでいたシルエット・サイズ感なので大満足。
ファスナーを全部上げてみたところ、サイズ表で確認した通りヒップまわりはやはり少し小さめだと感じた。グラマラスな女性はちょっと厳しいかもしれない。

ゆる山散歩の休憩でちょっとだけ使用した感想

サイズ感と軽さは満足。
着心地も試したくてゆる山散歩に持参した。
ゆるい坂が続く住宅街を抜け山道を少々というコースを、長袖のウールカットソーで軽く汗ばむ程度で歩いた。少し長めの休憩をとるためベンチに座って地図を確認していると、、きたきた。
体がすうっと冷たくなって寒くなってきた!
早速SLを羽織ってみる。

あ!

あったかい!

風を防いでいるというだけではなく、ふわーっと包みこまれるような柔らかい暖かさを感じる。これがあのうっすーい入ってるか入ってないかわからないほどの中綿の効果?

これは期待以上の気持ちよさ。
風のほとんどない日とはいえ、休憩の間中まったく寒さを感じることはなかった。

春秋の低山にはかなり使えそう。
さらに街着としても使える優れものかもしれないので、登山以外の色々なシチュエーションでも使ってみようと楽しみだ。



 

 

登山記録を始めるはずが非常事態発生

インドア派で鳴らして数十年。

スポーツといえば体育の授業くらいしか知らず、体力なし筋肉なしのかよわき元乙女。
旅先に選ぶとしても山より海でしょ、山登りなんておじいちゃんがするものでしょ?
くらいのイメージで、山ガールなる言葉を耳にしても全く興味が湧かず十数年後、
なぜか突然登山に目覚めた時はすでに中年まっただなかになっていた。

インドア派のまま中年期に突入したたおやめの体は想像以上に老朽化が進んでおり、思うように脚は動かず息はあがる。

山は呼ぶけど膝は笑う。

同世代はもとより、高齢者にも追い抜かれる悲しさよ。

けれど、他人と競わずに楽しめるのが登山の良いところ。
対戦相手は自分だけ。

少しずつ登っている間にどんどん楽しくなってきて4年近くがたっていた。
このまま無理はしないで、中年初心者なり工夫して登ってみよう。
いつもはメモすらとらない無精者だけど山の記録もつけはじめてみよう!
とブログ開設の準備をしたものの。。

1記事も書かぬ間に右鎖骨を骨折するという非常事態発生。

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ここでも老朽化の悲しさで、完治までの道のりはかなり遠くなりそうだけど、とにかく1日も早い登山復帰を目指して鎖骨骨折日記もつけてみることにした。

fraktur.arukuyo.com