王道:芦屋川駅~風府岩~六甲山最高峰~有馬温泉
【登った時期】2021年10月上旬
【同行者】友人1人
山登りに行ってみたい、という知人が現れたのでお久しぶりに同行者あり。
いもむし毛虫に阻まれたり、熱中症になりかけて断念したため六甲山もお久しぶり。
久々に同行者ありで1年ぶりの六甲山へ
子供の頃に親と何度か近くの山に登ったことがあるけどそれ以来経験はない。
六甲山も初めて、という知人の体力が未知数なので、とりあえずは芦屋川駅から風吹岩。
行けそうなら六甲山最高峰を経て有馬温泉に下りる王道コースへ進むことにした。
芦屋川駅で待ち合わせ、身支度を整えると早速高座の滝へ向かったが、この道すがら既に私の方が体力が劣っていることが判明。。
「パーティを組んで登山する時は、先頭が隊長。その次が一番体力が無く遅い人で隊長は常にその人の状態を気遣って歩くもの。
で、今回は隊長と一番遅い人は私が兼任するから。○○さんは最後尾で副隊長を務めてほしい」
と言い渡し、私が前を歩く事に。
前回熱中症一歩手前になった私を天然クーラーによって救った滝。
いつものようにお堂に手を合わせて山行の無事を祈っていざ登山道へ。
お天気に恵まれ絶好の登山日和
10月にしては非常に暑い日だったが、木陰はそれなりに涼しく、ときたま谷から吹き抜ける風が心地よい。
まさに抜けるような青空の下、ロックガーデンを登り風吹岩へ。
六甲山初めての知人は楽しそうに振り返り、
「ちょっと登っただけなのに大阪まで見える!」と嬉しそうだ。
風吹岩では小休止だけして先へ進む。
最初は「風吹岩でその先進めるか考えよう」と言っていたが、そんな懸案事項はふっとぶほどの快調さ。
迷うことなく最高峰を目指す。
ゴルフ場を通り抜けると物珍しそうな知人。
しょっちゅう登っていて忘れてたけど、やはりさすがの王道。
山あり谷あり小川あり猪除けの扉ありゴルフ場あり、、と、変化にとんだ退屈しないコースなのだなあ、と思う。
お昼休憩は雨が峠で。
時間的に最高峰まで行けそうな気もしたが、
「最高峰のあたりは暑いし座るとこもただの空き地だし、ここで食べて行こう」と、ベンチに座ってゆったり食事をとった。
七曲りへ向かう。
いつも【本庄橋跡】はスルーするが、せっかくなので【本庄橋跡経由で七曲り】コースを歩いてみた。
いつも上から眺めるだけの堰が涼やかに水を落としている。
木陰もあるし暑い季節はここでお昼を食べるのもいいかな。
食べた後いきなり階段だけど。
小川を超えて、、
七曲りに突入。
もっさりもっさり進む隊長に合わせ、知人もゆっくり歩いてくれる。
とても温厚な性格で、早く行けとか遅いとか、まったく不機嫌な様子はみせない寛容な人だが、やはりさすがの私も「後ろに誰かいる」という軽い圧は感じたようで、いつもより早いコースタイムで一軒茶屋に到着!!
まだ最高峰じゃないけど、
「到着!!」
という気分が最高潮にわきたつ一軒茶屋。
六甲山最高峰直下のトイレがおそろしいほどきれいになっていた!
そして、道を渡った私は見た。
「え、どこですか、ここ?」
最高峰直下の空き地が、、
もはや空き地ではなく広場になっている!
芝生が植えられ横たわる人々。
なんだろう、自転車の駐輪場みたいなものまであるぞ。
そしてメインのおしゃれなログハウスみたいなやつ。
あれがトイレだよね?
近づいてみると、日差しをさけて座れるベンチも設置されており、多くの人がくつろいでいる。。
まあすっかり別人になっちゃって。
さっそくトイレ本体へ突入。
目もくらむ美しさである。
通路はちょっと狭いかな。
美しいのはもちろん、個人的に嬉しかったのは個室の広さ!
この写真だとわかりにくいけれど、便器の後ろの棚は十分な奥行きがあり、ザックを置く余裕がある。
ソロで登って狭いトイレに出くわすと、ザックをどうしようか迷うことが多いけれど、これなら安心。
ヒーターもあるので冬も寒くなさそうだ。
以前のトイレといえば、、
隣にあった東屋を残して跡形もなく消え、ここにも芝生が植えられて、昼食をとっている人たちがいた。
知人:「あれ、きれいな広場」
私 :「いやー、以前はただの空き地だったから。でも雨ヶ峠の方が山の中っぽくてよかったでしょ」
知人:「そうやね。涼しかったし」←素直。
なんだよ、神戸市、
やればできる子やん。
ありがとう!
*後で調べたらなんと、昨年2020年11月にはオープン?使用開始?されていたみたい。知らなかった。
六甲山最高峰を経て有馬温泉へ
最近はこのコースを歩いても最高峰には登らずに有馬へ下りていたが、今回はもちろん登頂するのだ。
快晴!
三田方面?への見晴らし
青空に【最高峰】の文字が映える。
「自分の家が見えそう。ということは家からも六甲山山頂がみえるってこと?」と知人。
魚谷道を調子よく下って有馬温泉に到着後は【銀の湯】で汗をさっぱり流し、
メンチカツにありまサイダー【てっぽう水】をきゅーーっと流し込み、、
ジェラートまで食べて解散した。
温泉後の美味しいお愉しみはすべて知人の事前調査。
ありがとう!
お天気に恵まれ、さわやかな久々の六甲山。
結局最後まで知人は息一つ切らさず、私のゆっくりペースに合わせることになったのであったが、とても楽しんでくれたようなのでほっとした。