命短し、歩けよたおやめ

体力なし筋肉なし経験なしのたおやめが老朽化と戦いながらはじめた登山の記録

たおやめ登山黎明期:腿上げ命のボトムス選び

快適なボトムスを求めて紆余曲折

初めて買ったロングパンツ:腿上げ時の地味なストレスに完敗

登山を始めてすぐに購入したボトムスはストレートシルエットのロングパンツだった。

既に手元に無いのでなんという製品だったかもわからない。

スタッフには「女性にはこういう組み合わせも人気ですよ!」と山スカートなるものとタイツも勧められたが、あまりのかわいらしさに照れくさくて断った。

20年も若ければ
「よっしゃ、絵にかいたような山ガールファッションきめてやろうじゃないの!」
と盛り上がっていたに違いないが、、

日頃は「年齢なんか気にせずに着たいもの着ればいいのよ。人目を気にしすぎ」なーんてぬかしている割に、山デビューに臨んでは弱気である。

そんなわけで、とりあえずロングパンツの中から選ぶことにする。
脚周りにゆとりがある方が運動はしやすいだろうと思い少しゆったりしたデザインの物に決めた。腰回りはフィットして脚には全体的に余裕がある感じで、もちろんストレッチは効いている。

ところが、この微妙なゆったり感がなんとストレスになろうとは。

平地を歩いているときは快適でなにも感じないが、登りに入ると腿がつらい!
大きな段差や岩をよじ登る時だけではなくて、普通の登り。
特に階段がつらい。

脚を上げるたびに膝の上あたり、前腿に感じるそこはかとないひっかかり。
一歩登るたびにパンツの重量を腿で引き上げているような…(大袈裟?)

これが世にいう「腿上げのしにくさ」なのであった。

そうはいっても数回は履いていたが、あまりのストレスにあきらめて別のボトムスを探すことにした。

色やデザインは後回し。

ともかく「腿上げのしやすさ」が最優先だ。

2本目はハーフパンツ:腿上げは快適なるも寒さに敗北

腿上げの際のストレスを訴えたところ、
その時もまたまた山スカート+タイツなるものを勧められたのであるが、、

やはり抵抗があり、「スカートはちょっと、、もにょもにゅ」と言ってると、ハーフパンツを勧めてくれた。

ハーフパンツ。

いくらタイツを組み合わせてもショートパンツは恥ずかしいけど、ハーフパンツならいいかも、とタイツと合わせて試着してみたら、これならいけそう。

肝心の腿上げも、試着室で屈伸したり脚を上げたり色々やってみたがストレスなし。

今考えるとあたりまえ。

普段タイツやレギンス履いてて「腿上げがストレスだ」なんて感じたことないんだからあたりまえだ。

このハーフパンツとタイツの組み合わせは3年ほど続いた。
最初のロングパンツからすぐに乗り換えたので、登山を始めてからはほとんどこの組み合わせで登っていたことになる。

脛部分にやや不安はあったものの、岩稜地帯を登ることもなかったため特に強度を気にすることもなく、日焼けや草木対策には十分満足だった。

しかし、寒さには弱い。

登山黎明期は冬は近所の低山すら登っていなかったが、数年目のある初冬の日、六甲山に挑戦して実感した。

「脚が寒い。。

夏はUV効果のあるタイツ、秋以降は分厚いやつと履き分けていたが、やはり寒い。
ロングパンツはきたい。

3本目は再びロングパンツ:そして出会ったアルパインライトパンツ

ネットで色々見ていると、どうやらノースフェイスのアルパインライトパンツというのが腿上げが楽で人気があるようだが、、

私はWEB上の「大人気」については猜疑心の塊なのですぐに信じない。

しかも、
ノースフェイスでしょ。
街に下りた時にもかっこよくしゅっと見せたいおしゃれさん達がはいてるだけじゃないの?
という偏見も持ち合わせていた。

が、登山中に周りの女性陣を見てみると、、ノースフェイス率高い!
いや、女性だけではなく男性もたくさんはいている。
失礼ながら、下山後にしゅっと見せたいとは思ってなさそうな人もはいている。

あるとき、参加した登山イベントで知り合った女性達の多くがやはりこれを履いていたので聞いてみた。

「そのパンツ、履き心地どうですか?」

答えは、皆とても肯定的。

「すごく軽くて楽。腿上げも気にならないよ!」

「私色チで持ってるくらい好き(*^_^*)」

ぴっちぴちのロングパンツが感動の動きやすさ

生の声を取材した私は早速ノースフェイスに出かけてみた。
さすが人気の商品らしく色も在庫切れが多いし、サイズも全部そろってないが、
とりあえず私のはけそうなサイズを試着することにした。
スタッフが選んでくれたものを見て
え、こんな細いのはいるかな??と不安になるも、予想に反してするりと収まる。

すごく柔らかくて軽くて脚にピタッと張り付く感じ!

いや、ほんとにお尻から脚にピタッと張り付いとるわ。
中厚の生地なのでスキニーパンツと厚手タイツの間くらいのぴったぴたパンツをはいているような感じ。

そして、屈伸しても足踏みしても全くストレス無し。

まさに望んでいた「腿上げのしやすさ」を叶えてくれる心地よさ。

しかし、鏡を見れば脚にはりつくようなフィッティング状態で、こんなぴったりさんで山登るのか?とくじけそうになる。。

欲しかった黒は幸いサイズが揃っていたので、もう一つ大きいサイズも履いてみた。

ああ、このゆとり感が好ましい。。

と、ここで一瞬過ちを犯しそうになる私。

が、踏み止まってスタッフに相談したところ、体にフィットしているサイズを選ぶ方がいいとのアドバイス。

そうだそうだ、そうだった、危ないところだった。
初めてのパンツの腿上げのしづらさを思い出して小さい方を購入。

現在も愛用中のパンツとの出会いであった。

ピチピチ過ぎて下には何もはけない!と思っていたが、薄手のウールのタイツなら履けてしまうという恐るべき伸びの良さ。

そしてこのパンツを購入後、かなり体重が増えてしまったのだが、一回り大きくなった私を受け止めてくれる懐の深い伸びの良さ。

 

本当に楽です。

ネットでの絶賛情報は嘘ではなかった。

 

もちろん体型や好みにもよるけれど、あれだけ同じパンツをはいている登山者が多いのも頷ける名パンツだと思う。

夏も冬もこればかりはいているので、そろそろお尻のあたりがももけてきた。
*ももける=布地がひどく毛羽だったり毛玉様のものができたりして痛んできた様子を表す便利な言葉。関西の方言と思われるが年配者にしか通じない。

同じものをリピしてもいいし、同じような細身でストレッチの効いた別製品にチャレンジするのもいいかも。

こうしてボトムス選びの旅は一応終了したが、
今更ながら最初に山スカートを勧められた時思い切ってチャレンジしなかったことが少々悔やまれる。
一度くらいはいてみたかったかな。

そうだ、むしろハイキング専門の高齢ハイカーになったらはいてみるのはどうだろう。
真っ白な髪に映えるピンクのウェアに身を包み、六甲山の名物山ばあちゃんになるのは楽しいかもしれない。

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