白浜温泉 崎の湯
【訪れた時期】2024年01月上旬
【同行者】1名
白浜温泉は道後・有馬と並んで日本最古の三湯の一つの温泉とされており、万葉集にも登場する。崎の湯はその白浜温泉を代表すると言っていい立ち寄り湯。
海と一体感のある露天風呂として有名だ。

営業期間:通年・無休(メンテナンス等による臨時休業あり)
日帰り料金:当時500円
*筆者訪問時の参考情報です。訪問される際は最新情報をお調べください。

立地とアクセス
JRきのくに線白浜駅から明光バス新湯崎行き(約15分)湯崎バス停から徒歩約5分
マイカーの場合駐車場有り(15台)
ちょっとわかりにくいけれど、誘導してもらえたのでスムーズにはいれた。
屋外と館内の施設など
タオル販売あり。
駐車場にトイレ・自動販売機・有料貴重品ロッカーあり(浴室には無し)

入り口の券売機でチケットを購入。
受付の人から下記の説明があったのでチケット購入後はタオルだけ持って入場した。
・脱衣所には貴重品(スマホ含む)は持っていかないように
・入り口に鍵付き貴重品ロッカーはあるが、100円は返却されない形式なので車で来たなら車に置いておいた方がいい
ちょっとだけ竜宮城っぽい色合いの門をくぐって行きましょ。

脱衣所
脱衣所と浴室に仕切りががない間取りだが、脱衣エリアは屋内で屋根と壁はある。
簡素な棚に脱衣籠が並ぶのみで足元はすのこ。
かなり狭いので車の人は「車内で脱げるだけ脱いで」入場すると迅速に行動できる。

浴室とお湯
洗い場はなく、石鹸類は使用禁止。
女湯は縦に湯船が3つ並んでいる。
入り口側から海に向かって斜度があり(絵では省略したけれど階段あり)だんだん低くなっていく。

1番手前:桧の四角い湯船でここからは海が見渡せる。絶景!
2番目:小さめの岩風呂
3番目:絵では小さく描いちゃったけど、細長い岩風呂が海に向かって続いている。
高めの岩で囲まれているためここに浸かると残念ながら海は見えなかったが、岩の向こうに
どどーーん!
と太平洋の波しぶきを感じる。
空も広い。
潮風。
目を閉じれば波の音。
いつまでも海を感じていたくなる。
お湯は透明でさらさらっとくせのない感じでしっかり温まる。
海側の岩風呂はところどころ温度が違い、波の高さによっては海水も流入しているのかもしれない。
ちなみに、「先端まで行くと近くの施設から見えちゃうよ!」という注意書きが貼ってあったので、海際ぎりぎりませ行きたいときは立ち上がらないように気をつけましょう。
確かに先端辺りで山側を振り返るとホテルらしき建物が見えていた。
男湯の方は、海側の岩風呂はまさに波が打ち寄せるほど豪快な作りとのこと。
海の方に突き出た岩で体を冷ましているワイルドな人魚みたいな人もいるらしい。
▼駐車場からのながめ

その他
女湯側を外から見たところ。
岩組の向こうが第3の岩風呂あたりと思われる。
訪問時は海が凪いでいたが、波が高いと女湯でも海水が入ってくるのかもしれない。
こんなに豪快で素朴な温泉が交通便利なにぎやかな温泉地にあるのは希少な存在ではないだろうか。
