えたじま温泉
【訪れた時期】2024年01月下旬
【同行者】なし
瀬戸内海で4番目に大きい島、江田島。
激しくデフォルメしたYみたいな形で広島湾に浮かんでいる。そのY字真ん中あたりの海岸沿いにあるホテル江田島荘の温泉に日帰り湯。
源泉掛け流しのぬる湯と斬新な寝湯でどっぷり海心地にひたってきた。
営業時間:日帰り入浴は11:00~16:30
定休日:月曜
日帰り料金:平日1100円 休日1300円
*筆者訪問時の参考情報です。訪問される際は最新情報をお調べください。
立地とアクセス
呉から車で約40分
駐車場は広い。
屋外と館内の施設など
温泉施設は江田島荘の離れのようになっている。日帰り入浴利用は江田島温泉荘の中を通らず駐車場から直接入れるので、日帰り温泉施設のような外観だ。
料金は券売機で購入。
明るくて落ち着いた感じの休憩コーナーからは海も見える。時間切れで断念したが、湯上りにくつろいだら気持ちよさそう。
脱衣所
鍵付きロッカー
冷水器
ドライヤー
は揃っており新しくて清潔。
内湯
想像していたよりこじんまりとした施設(内湯2つ・スチームサウナ・露天風呂・寝湯)がコンパクトにまとまっている。
・カランは6つか8つくらいあったと思う。
備え付けのシャンプー・コンディショナー・ボディシャンプーは瀬戸内レモンを使用したオリジナルのようで、なかなか良い香り。
・熱めのお湯の大きい浴槽
・ぬる湯が満たされた小さい浴槽
このぬる湯がとてもいい。
源泉掛け流しの31.8度のぬる湯は珍しい放射能湯だそう。
絶妙のぬる湯度でリラックス感この上なし。体を湯に任せているとふわあっと軽くなるのは塩分濃度が高いせい?
源泉をなめてみると、海水に近い塩辛さだ。
露天風呂と寝湯
露天風呂からは海は見えないが植栽が目に優しく、清潔で気持ちがいい。
そして独特の寝湯
露天風呂の3分の1ほどが寝湯になっているのだが、よくあるタイプの仰向けで寝そべる浅いタイプではない。露天風呂と同じ深さで竹筒の枕がついている。
私は浅いタイプの寝湯は腹部が冷えてしまう気がしてあまり好きではないが、これは良さそう。。さっそく入ってみたいけれど先客あり。
しかもその先客はなぜか寝湯に普通に座って入っている。
座ってるだけなら露天風呂でいいじゃなーい。
という無言の圧を感じてくれたのか、やっと先客が移動。
そそくさと寝湯コーナーに移動して近くで見ると、竹筒枕は縄でつないであるだけでがっちり固定はされておらず、お湯の中に浮いている。
これは・・・
先客が座っていた意味が分かった。
後頭部を竹筒にのせて仰向けに寝ると、湯の中で完全に体が浮くのである。
普通のお湯ならこんなに楽には浮けないので、非常に濃い塩分によるものと思われる。
海やプールで仰向けに浮く事の出来る人ならわかる、顔はかろうじて水の上に出ているが体は水中で漂っているあの感じ!
これは・・・
私は好き!
脱力した体はふわふわと浮遊。
深さがあるため全身を暖かい湯が包む。お腹も温かい。
目を閉じればさわさわと海風。
海の中を漂っているみたい!
至福の海心地・・・
あまりにも気に入ったので、ぬる湯と寝湯を行ったり来たりしていたが、寝湯で寝転がって海心地を感じている人は他にはいなかった。
おそらくほとんどの人が海の上の浮遊体にはなれず、
「なんなのこの使いにくい枕は!ぷんすか」と寝転がることをあきらめてしまうものと思われる。
海で浮かぶことのできる人はぜひ試して至福の脱力感を感じてみてほしいと思う。