命短し、歩けよたおやめ

体力なし筋肉なし経験なしのたおやめが老朽化と戦いながらはじめた登山の記録

群馬と栃木で一番高いところに立ってきた_1:遥かなる関東最高峰。その名は【日光白根山:2578m】

関東以北最高峰:日光白根山への遠い道

【登った時期】2023年06月下旬
【同行者】なし

関西人にとって「遠い」地方といえば、
北海道や沖縄ではなくて北関東ではないだろうか。と勝手に思っている。

物理的な距離なら北海道、沖縄、東北の方が遠いのはあたりまえなので、
心理的?心情的?に遠いというか、、
「遠い印象がある」が一番しっくりくるだろうか。

北海道沖縄だと飛行機でばびゅーっと飛んでしまうせいか、案外遠さを感じない気がする。

北関東の各県にはすぐに湧き上がるイメージがないことも遠さを感じる理由かも。
例えば青森なら林檎とかリンゴとかりんごとか、、
・・・あれおかしいな、りんごしか出てこない。。

www.arukuyo.com

 

あっ、恐山、八甲田山、太宰治、津軽海峡冬景色、下北半島の猿。どんどん浮かんできたぞ。
秋田なら、なまはげ、きりたんぽ、阿仁マタギ、秋田犬もふもふ、というように、ふんわり浮かぶイメージがある。

しかしながら、北関東の群馬や栃木には、ぱあっと浮かぶイメージがあまりない。
例えば群馬県には車の運転が異常にうまい豆腐屋の息子がいるらしい、というイメージしかない。

おそらくそれはお互い様。
たぶん北関東の人たちも、大阪と京都以外の関西のことを「遠くてイメージの湧かない地方」だと思っているのではなかろうか。

と、前置きが長くなったのだけど、個人的に「遠さ」を感じる群馬県。
その群馬県と栃木県の県境に関東以北で最も高い山がそびえているという。

その名は日光白根山

登山レベルに合わせて様々なコースがあり、

初心者向けには私の大好物、日光白根山ロープウェイという素敵な乗り物があるらしい。これを使う場合(もちろん使う)の登山口は群馬県丸沼高原。

冬はスキー場になる丸沼高原のWebサイトによると
「標高2000mの山頂駅まで600m約15分。山々を一望できる「天空テラス」「天空の足湯」へ」

この標高2000mの山頂駅をスタートすれば山頂まで往復5時間くらい。

よし、
これだ!

 

www.marunuma.jp

 

それにしても丸沼高原までが遠い。
高速夜行バスを利用しても丸沼高原に到着できるのは昼過ぎなので、登山開始には遅すぎる。前泊するにも丸沼高原付近にほどよい宿が見当たらず。

遠い、遠いよ、関東最高峰。

色々調べているうちに、心そそられるイベントを発見した。

白根山プレミアムキャンピング

期日限定で、日光白根山ロープウェイ山頂駅がキャンプサイトとして提供される【白根山プレミアムキャンピング】というものだ。

2023年度の開催予定日は6月から10月の間に10回

・ロープウェイ往復券、日帰り温泉入浴券がついて7500円/大人1人
・最大40サイト80名程度
・受け付けは先着順
 (最低催行人数5名に満たない場合中止)
・山頂駅トイレ・洗面・炊事場使用可能
・チェックインは15:30まで
・テント設営可能時間外(到着日と翌朝のテント撤収後)も荷物置き場あり
・夜間山頂駅(テントサイト)にはスタッフは不在

 

よし、
これだ!

 

抽選じゃなくて先着順なので、希望日の予約開始時間に速攻でWeb申し込み。
6月という中途半端な日時を選んだせいか、あっけなく予約が完了した。
わーい。

夜行バスの予約もすませ、
あとは荒天にならぬよう祈るだけ。

随行中止の決定日や、キャンセル期限日については明確な日時がなかったので電話して確認しておくことにした。

その際、出発地と交通手段を聞かれたため
「兵庫県から夜行バスです」と伝えると、電話の向こうで
えぇっ!そんな遠くから・・・」と驚愕していた。

やはり北関東の人から見ても兵庫県は「遠い」ようだ。