阪急甲陽園駅~北山緑化公園~ガベノ城~ゴロゴロ岳~芦屋ゲート
【登った時期】2021年03月下旬
【同行者】なし
謎のガベノ城に登ってみた
芦屋市の会下山遺跡と同じく地図を見るたびに気になっていた地名。それは、
【ガベノ城】
六甲山系の地図を見ると東の端に甲山がある。その甲山の少し西。
【ゴロゴロ岳】や【観音山】の近くにその名前はあった。
【ガベノ城】という名前から浮かぶ妄想は、殿様というよりは盗賊だ。
ガベノ城を根城とした山賊。
しかも【ガベノ城跡】じゃないぞ、【ガベノ城】と言い切ってるんだけど。
さすがに本当に城があるわけはないけど、
城跡なのか、ただの愛称なのか。。
漢字はないのか。
色々気になる夢が広がる地名だが、ハイキングコースが通っており、西宮市の高級住宅街、剣谷町のはじっこに登山口があるようだ。
ここから登って【ゴロゴロ岳】を通り芦屋側に抜けて下山する計画を立てた。
更に今回はコンパスの練習も行ってみるつもりである。
阪急甲陽園駅から北山緑化植物園を抜けていく
ガベノ城に登る登山道の入り口は西宮市剣谷町にある。
剣谷町まではバスも出ているが、阪急甲陽園駅から歩くことにした。
スタートの阪急甲陽園の駅前に降り立つといい天気。
食べ物を買いたいときはこのあたりのスーパーかコンビニで。
駅前のスーパー阪急OASISの前を通って駐車場を突っ切る。
まるで登山口に着いたかのような階段にちょっと嬉しくなる。
階段を登り切ったら右へ進み
四辻を左。
直進。
のんびり歩けるかと思い住宅街を抜ける道を選んだが、予想より車の通行が多いので歩きにくい。
県道を歩いた方が良かったかも。
県道82号に突き当たるので右へ。
更に交通量の多い県道82号に出るが、こちらはちゃんと歩道があるのでさきほどよりは歩きやすい。
ガベノ城に直接行くにはこの道を歩いていけば最短だが、今日は途中から北山緑化植物園を通り抜けることにする。
少し歩くと銀水橋という名の橋を渡る。
渡ってすぐに右手に緑化植物園や甲山に向かう入り口がある。
ゲートを超えて登山道へ。
やっと車道とお別れして安心して歩ける道に入ることができた。
整備された遊歩道を進む。
ところどころ分岐があるが、道標を見てとにかく「緑化植物園」方面へ向かっていくと、やがて「緑化植物園」のゲートが現れる。
ゲートはきちんと閉めましょう。
緑化植物園の中はきれいな舗装路。
咲き誇る花を愛でながらぐんぐん通り抜ける。この日は桜は葉桜になりつつあったが、まだまだ美しい。
本当に山登りが初めてで、ここまでで嫌になっちゃった人や、山登りのつもりで来たけれど思いのほか綺麗な桜に心奪われた時は植物園でのんびりするのもまた楽し。
お弁当広げたり昼寝ができる芝生もある。
但し、初夏の季節にここへ来ると、トイレの中にまで毛虫がはいまわる地獄絵図が繰り広げられているので苦手な人は気をつけましょう。
もう少ししたら地獄の季節が始まる。。
この建物の裏手にトイレあり。
わざわざ植物園を通り抜けたのは、車道を歩きたくなかったことと、トイレを拝借するためなのだ。
自動販売機もあるので冷たい飲み物も購入できる。
とにかくわかりにくい剣谷登山口をめざす
トイレを済ませたら、いよいよ高級住宅街の中にあるという「剣谷登山口」を探す。
緑化植物園を出て県道82号を渡り、右へ。
桜並木の県道沿いにしばらく進むと「西明寺」というお寺っぽくないお寺があるのでそこを左折。
ここから住宅街に入っていく。
この後はとにかく道なりに道なりに進めばいいのだけど、結構分かりにくい。
GoogleMapで【剣谷登山口】を探すとちゃんと出てくるので、結局はそれを見ながら行くのが間違いなさそうだ。
阪急芦屋川駅から高座の滝登山口へ向かう道も高級住宅地だが、非常に人気のあるコースなので登山者がうようよ歩いている。
比べてこちらは閑散としている。
この日、私以外に登山者が歩いているのを見かけなかった、、というか、歩いている人は犬を連れたおじさんを一人見かけただけだった。
それ以外は行き過ぎる高級車。
車社会である。
芦屋川の住宅地は古いお屋敷が多く落ち着いた感じだが、こちらは新しくてデザインもとんがってる印象を受けるのは新興勢力お金持ちが多いからだろうか。
何これ本当に普通のお宅ですか?みたいな面白御殿も目につく。
あんまりジロジロ見てると通報されちゃうかも。
なーんて考えながらやっと発見した登山口は、ごく普通の、いや普通じゃなくて大きなお屋敷の傍にちょこんと小さな青い看板。
ミラーがあったのでなんとなく視線がいって気づいたが、
絶対見過ごすでしょ、これ。
控えめすぎる登山口表示だ。
このお屋敷の私道にしか見えなくて入りづらいことこの上ないけど、、
ちゃんと【剣谷登山口】と書いてあるので行ってみよー!