テント泊の復習中にトナラーとの出会い
【実施時期】2025年4月初旬
【同行者】なし
テント泊おさらいのために訪れた神戸市立自然の家。
快適な施設に囲まれてテントを張りくつろいでいたところに、いわゆるトナラーが現れた。。
トナラー現る!
多少もたつきはしたがテントが張れた。
ソロサイトを抜けたところに子供向けのアスレチックがあったり、オリエンテーリングコースがつくられているため、日中は子供たちの声がにぎやかに聞こえていた。
時折ハイカーもサイト内の小道を通っていく。
夕暮れになると子供らはそれぞれのテントに戻ったようで遠い声。
鳥の声が聞こえるばかりの静かな中、お茶をいれおやつを食べながら本を読む。
樹々の緑の向こうに明るい空と流れる雲。
と、この静寂を破って足音が聞こえた。
しかも通り過ぎずに行ったり来たりしている様子。
こんな時間に誰だろう?
目を上げてみると中高年男性がひとり、ウロウロ歩き回っている。
やがて上の区画の方へ消え、また戻ってきてはウロウロ。
なんだろ。
下見かな?
やがて男性は去っていき、、、戻ってきた。
そして、テントを貼りだしたのである。
私の隣に!
えっ
なんなん?
16区画もあって、全部空いてて、なんで隣に?!
なんなん?
これがトナラーってやつ?!
しかもチェックイン時に「今日はビブ丸さんひとりですよ」って聞いてたんだけど。
まさか予約無しで入り込んできた不審者か?
念のため受付に聞いてみようと思ったが、受付はちょうどクローズ時間を過ぎていた。
幸いテント泊経験談で聞くことがある「隣のテントのいびきがすごくて眠れなかった!」
というような害はなく、静かすぎる一夜を過ごした翌朝。
かなり早い時間に隣からゴソゴソと音が聞こえ、二度寝した私が起きだしたときには隣人は消えていた。
チェックアウト時に受付で聞いてみたところ、
「翌日の予約をしていたのに間違えて1日早く来た人」だったそうで、あやしい不審者ではなかったようだ。
それにしても、駐車場や乗り物席だけじゃなくてがテント場にもいるんだな、トナラーって。
山の中のテント場なら少しでも小屋に近いところに張りたいとか、平らで水はけのよい場所が他にはなかった、という理由もありそうだけど。
この立地のキャンプ場でわざわざソロテントサイトを選ぶなら静かに過ごしたくて来ている(少なくとも私はそう)だろうに。
わざわざ先客がいる隣にテントを張る気持ちはよくわからぬ。
ちょこっとハイキングでシェール槍
チェックアウトは12時。
お天気も良いので、荷物を置いて身軽な状態で少し歩いてみることにした。
穂高湖の向かいに見える小高いところはシェール槍とよばれており、20分程度で登れるらしい。
まずはそこを目指すことにして、【シェール槍】という標識に従って進む。
歩きやすい遊歩道的な道を湖に沿ってくるりと歩き
半周位したところに【シェール槍登り口】という標識が現れた。
ここからはやや急登。
最後の方はこんな感じの岩もあり手を使って登っていく。
おそらくこれを超えれば頂上なのだが、私のリーチで手がかりに届くかな、、なんとか届いた。
下りる時の方が怖いかと思っていたが、意外と楽だった。
尚、私は気づかずこれをよじ登ったが、後から登って来られた女性によるとこの岩場は巻き道があるそうだ。
頂上から振り返ると穂高湖が小さく見える。
頂上からの見晴らし。
想像以上に開放感があって気持ちがいい!
シェール槍を下りた後、少々物足りなかったのでくるりと2時間ほどのコースを歩いてみた。
所々に下記のような案内図や道標もあって歩きやすい整備された道。
時間に合わせたコースをちょこっと山歩きするにはちょうどよかった。
今回は楽して車で来たが、次回は登山パッキングで最寄り駅から歩きテント泊修行をしようと思う。