命短し、歩けよたおやめ

体力なし筋肉なし経験なしのたおやめが老朽化と戦いながらはじめた登山の記録

六甲山系ゆるっ登山:【芦屋川駅~六甲山最高峰~有馬温泉】久しぶりの六甲山最高峰。トイレが驚愕レベルにきれいになってた!

王道:芦屋川駅~風府岩~六甲山最高峰~有馬温泉

【登った時期】2021年10月上旬
【同行者】友人1人

 

山登りに行ってみたい、という知人が現れたのでお久しぶりに同行者あり。

いもむし毛虫に阻まれたり、熱中症になりかけて断念したため六甲山もお久しぶり。

久々に同行者ありで1年ぶりの六甲山へ

子供の頃に親と何度か近くの山に登ったことがあるけどそれ以来経験はない。
六甲山も初めて、という知人の体力が未知数なので、とりあえずは芦屋川駅から風吹岩。
行けそうなら六甲山最高峰を経て有馬温泉に下りる王道コースへ進むことにした。

芦屋川駅で待ち合わせ、身支度を整えると早速高座の滝へ向かったが、この道すがら既に私の方が体力が劣っていることが判明。。

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「パーティを組んで登山する時は、先頭が隊長。その次が一番体力が無く遅い人で隊長は常にその人の状態を気遣って歩くもの。
で、今回は隊長と一番遅い人は私が兼任するから。○○さんは最後尾で副隊長を務めてほしい」

と言い渡し、私が前を歩く事に。

 

前回熱中症一歩手前になった私を天然クーラーによって救った滝。

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いつものようにお堂に手を合わせて山行の無事を祈っていざ登山道へ。

 

お天気に恵まれ絶好の登山日和

10月にしては非常に暑い日だったが、木陰はそれなりに涼しく、ときたま谷から吹き抜ける風が心地よい。

まさに抜けるような青空の下、ロックガーデンを登り風吹岩へ。
六甲山初めての知人は楽しそうに振り返り、
「ちょっと登っただけなのに大阪まで見える!」と嬉しそうだ。

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風吹岩では小休止だけして先へ進む。

最初は「風吹岩でその先進めるか考えよう」と言っていたが、そんな懸案事項はふっとぶほどの快調さ。

迷うことなく最高峰を目指す。

 

ゴルフ場を通り抜けると物珍しそうな知人。
しょっちゅう登っていて忘れてたけど、やはりさすがの王道。
山あり谷あり小川あり猪除けの扉ありゴルフ場あり、、と、変化にとんだ退屈しないコースなのだなあ、と思う。

 

お昼休憩は雨が峠で。

時間的に最高峰まで行けそうな気もしたが、
「最高峰のあたりは暑いし座るとこもただの空き地だし、ここで食べて行こう」と、ベンチに座ってゆったり食事をとった。

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七曲りへ向かう。

いつも【本庄橋跡】はスルーするが、せっかくなので【本庄橋跡経由で七曲り】コースを歩いてみた。

いつも上から眺めるだけの堰が涼やかに水を落としている。
木陰もあるし暑い季節はここでお昼を食べるのもいいかな。

食べた後いきなり階段だけど。

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小川を超えて、、

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七曲りに突入。

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もっさりもっさり進む隊長に合わせ、知人もゆっくり歩いてくれる。
とても温厚な性格で、早く行けとか遅いとか、まったく不機嫌な様子はみせない寛容な人だが、やはりさすがの私も「後ろに誰かいる」という軽い圧は感じたようで、いつもより早いコースタイムで一軒茶屋に到着!!

まだ最高峰じゃないけど、

「到着!!」

という気分が最高潮にわきたつ一軒茶屋。

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六甲山最高峰直下のトイレがおそろしいほどきれいになっていた!

そして、道を渡った私は見た。

「え、どこですか、ここ?」

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最高峰直下の空き地が、、

もはや空き地ではなく広場になっている!

芝生が植えられ横たわる人々。

なんだろう、自転車の駐輪場みたいなものまであるぞ。

そしてメインのおしゃれなログハウスみたいなやつ。

あれがトイレだよね?

近づいてみると、日差しをさけて座れるベンチも設置されており、多くの人がくつろいでいる。。
まあすっかり別人になっちゃって。

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さっそくトイレ本体へ突入。

目もくらむ美しさである。

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通路はちょっと狭いかな。

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美しいのはもちろん、個人的に嬉しかったのは個室の広さ!
この写真だとわかりにくいけれど、便器の後ろの棚は十分な奥行きがあり、ザックを置く余裕がある。

ソロで登って狭いトイレに出くわすと、ザックをどうしようか迷うことが多いけれど、これなら安心。

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ヒーターもあるので冬も寒くなさそうだ。

以前のトイレといえば、、

隣にあった東屋を残して跡形もなく消え、ここにも芝生が植えられて、昼食をとっている人たちがいた。

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知人:「あれ、きれいな広場」

私 :「いやー、以前はただの空き地だったから。でも雨ヶ峠の方が山の中っぽくてよかったでしょ」

知人:「そうやね。涼しかったし」←素直。

 

なんだよ、神戸市、

やればできる子やん。

ありがとう!

*後で調べたらなんと、昨年2020年11月にはオープン?使用開始?されていたみたい。知らなかった。

六甲山最高峰を経て有馬温泉へ

最近はこのコースを歩いても最高峰には登らずに有馬へ下りていたが、今回はもちろん登頂するのだ。

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快晴!

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三田方面?への見晴らし

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青空に【最高峰】の文字が映える。
「自分の家が見えそう。ということは家からも六甲山山頂がみえるってこと?」と知人。

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魚谷道を調子よく下って有馬温泉に到着後は【銀の湯】で汗をさっぱり流し、
メンチカツにありまサイダー【てっぽう水】をきゅーーっと流し込み、、

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ジェラートまで食べて解散した。
温泉後の美味しいお愉しみはすべて知人の事前調査。
ありがとう!

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お天気に恵まれ、さわやかな久々の六甲山。

結局最後まで知人は息一つ切らさず、私のゆっくりペースに合わせることになったのであったが、とても楽しんでくれたようなのでほっとした。

六甲山系ゆるっ登山:【芦屋川駅~風吹岩~保久良神社】初めての熱中症?

梅雨明け間近の六甲山へ

【登った時期】2021年07月上旬
【同行者】なし

 

梅雨明け間近の暑い日。
(間近というか、おそらくこのまま梅雨明けになるのでは、と思われる)

早朝は小雨が降っていたのでうとうと二度寝して目覚めれば久しぶりの青空!
慌てて準備して、六甲山頂を目指すべく家を出た。

5月初旬にいもけむ天国に恐れをなして撤退して以来の六甲山だ。
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二度寝してしまったために時間は遅くなってしまったが、ぎりぎり有馬温泉まで行ける10時前には高座の滝に着いた。

6月の終わりに高座の滝のすぐ近く、芦屋市城山で熊の目撃情報があったため、滝の周りにも注意喚起ポスターだらけだ。

 

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いつものようにお堂に手を合わせて登山の無事と、今回は「熊に出会いませんように」と強くお祈りし、早速登山口から階段を登り始めた。

 

いつもの「しんどさ」とは違う不調

登山口からまずはすぐに階段。

ロックガーデンの岩山に入ると日差しを遮るものがないので照り付ける太陽の下を登る。体力がない私はいつもすぐにはぁはぁ息を切らせながら登るのだけど、、
5分ほど進んだだけでいつもと違う違和感を覚えた。

息が切れて心臓がどきどきするだけじゃない。

なんだか音が遠くに聞こえるような気がする。
鳥の声や流れる水音、他のハイカーのはしゃぎ声。1枚ベールを隔てたところから聞こえるような印象。

異様に太陽の光が白く感じる。

脚も震えているような?
太ももの筋肉がだるくなる、とかじゃなくて、かすかにではあるがガクガクぷるぷる震えているような気がする。

なんだかおかしい?

とりあえず立ち止まって端っこの岩の上に腰かける。
水分をとり飴を口にして様子をみよう。

呼吸もすぐに整ったけれど、不快さは消えないし胃のむかつきも感じるようだ。

・・もしやこれが熱中症?

それとも脱水症?

しばらく休憩しても違和感が消えないので高座の滝まで戻ることにした。

高座の滝で涼をとる…復活のかき氷

足元にうんと気をつけてゆっくりと高座の滝まで戻った。
滝の周りのなんという涼しさよ。

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空気の温度が違うし、風が軽く吹くだけでふわっと冷気があたりに広がり、まさに天然のエアコンが作動しているみたい。

滝の近くのベンチに座ってまずは水分一気飲み。
自動販売機も茶店もあるので安心してペットボトルを1本飲み干した。

高座の滝は何度も何度も通ってきたけど、いつもトイレ使用とお堂に軽くお参りするくらいでほぼ素通りだった。
滝の傍でくつろげばこんなに涼しいなんて!

今日の登山はほぼあきらめたが、せっかくなのでしばらくここでくつろぐことに決めた。茶屋でなにか冷たいものを飲もうかな、、、と、
比較的最近できたカフェっぽい店に【かき氷】の旗発見!
フルサイズは少々大きすぎるけど、有難いことにハーフサイズもある。

器が陶器なのが嬉しい。

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涼しい風とミストを浴びながらかき氷を食べ終えたころには、すっかり不調を感じなくなっていた。

もう一度登りなおしてみて調子がよければ風吹岩まで行ってみよう!

熱中症の原因は出発前の水分不足

そうと決まれば自販機で水を買い、日焼止めも塗りなおそう。

鏡を取り出してみて「あ!」と思った。

顔が白い。。
白い、というかいつもの顔色である。

その白い顔を見て、最初に高座の滝についてトイレを拝借した時、鏡の中の顔がものすごく赤かったのを今更思い出したのだ。
普段から顔色悪い系の色白で頬も赤らむことが少ない私にとって「まっかっか」と言っていいほどの赤い顔だったっけ。

思えばあの時から既に熱中症の兆候は出ていたのだろう。

そういえば、今朝は寝坊をして慌てて家を出たせいでほとんど水分を取らずにここまで来てしまった。アイスティーを小さめのコップ一杯飲んだだけだったか。

夏場は通常に過ごす際でも寝起きにコップ1杯の水を飲め!っていうのに、
体内水分がカラッカラの状態で炎天下の住宅街を歩き、登山道に突入してしまったのだからあっという間に干上がってしまったのだろう。

山に入ってから飲み始めても時すでに遅し。

歩き始める前から体にしっかり水分をたくわえておかなければいけなかったんだなあ、きっと。
1時間ほど涼しい場所で休憩しながらたっぷりの水分とかき氷で体内をひたひたにしたおかげで体調は復活。

おそるおそる再び登山口から登り始めてみると。
いつも通りだ。
多少息は切れるが、足元もしっかりしている!

どんどん歩ける。

そして風吹岩から保久良神社へ下山

その後は生まれ変わったように調子を取り戻し、気持ちよく風吹岩へ到達。
暑くはあったが気持ちの良い道のり。

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今日は猪はおらず、いつも餌をねだりに来る猫も暑さのせいかぐったりと昼寝中。

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風吹岩そのものの上は暑すぎるし先客も多かったので、ちょっとはずれで休憩。
軽く食事をして寝転がると目にうつるのは青い空。緑の木々だけ。

たまに鳥のさえずり。

風がさわさわ吹けばもう最高!

もう少し雲が流れているのが好みだけど、こうして空をぼんやり眺める時間が大好き。最近気づいたのだけど、低山でもこのひと時を味わえると、満足度が非常に高いのだ。

私がひとり登山を好きになったのはこの時間を味わいたいからなのかもしれない。

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いつまでも寝転がっていたいけれど、名残惜しく切り上げて保久良神社方面への道を下った。

神社の参道には夏越神事のために茅の輪が設置されていた。
災厄を祓ってくれるというのでぜひくぐりたかったが、まだ神事前なので輪はくぐれないように閉じられていた。
残念。

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今日は本来ならば有馬温泉に下りる予定だったので入浴セットを持ってきていた。
有馬には行けなかったが銭湯に寄ることにして、保久良神社からはJR甲南山手駅の方向に下った。
風吹岩に登った時はR甲南山手駅近くの銭湯によって帰るのが楽しみなのだ。

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いたって普通の銭湯だけど、こじんまりして清潔でお気に入り。

「湯遊びひろば」と名前についているので、子供が風呂ではしゃぎまわっているような想像をしてしまうが、全くそんな施設ではない。
普通に落ち着いて入れる銭湯だ。
小さい露天風呂にアヒルのおもちゃがおいてあるくらいだろうか。

なぜ「湯あそびひろば」と名乗っているのかは謎である。

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morionsen.life.coocan.jp

 

ここからスタートして帰ってくるジョギングやハイキングなら荷物を預かってくれるみたい。私はいつも芦屋から登ってここに下りてくるプチ縦走なので利用したことはないけれど、コースによっては使えるのかな。

このあたりには銭湯が少ないので、大変ありがたい存在だ。

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 今日の反省

水はたくさん持って来ていたし飲みながら歩き始めたけれど、スタート時点で体内の水が不十分だったため熱中症?脱水症状?に陥ってしまった。

当日の朝しっかり水分をとっておく、、

いや、暑い季節は当日と言わず前日から体内に水分をたくわえておく。
細胞に水がしみわたるまで人間水筒はひたひたが大事。

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六甲山系ゆるっ登山:【城山鉄塔付近】芦屋市内に熊目撃情報

芦屋市内に熊目撃情報!

近年、本州各地ではツキノワグマ。北海道ではヒグマの出没件数と被害が増加しているそうだが、遂に六甲山系にも熊目撃情報があった。

6月20日
6月25日

ハイカーによる目撃情報があったみたい。

これ以降は目撃情報はないけれど、移動してしまったのかまだ近くにいるのか。

 

www.city.ashiya.lg.jp

 

六甲山といっても芦屋市の城山(鷹尾山)という住宅地とは目と鼻の先。近所の人がお散歩がてら登るような低山だ。

猪と見間違えたのでは、という意見もあるようだけど、このあたりを歩くハイカーは猪見慣れてるからなあ。
個人的には見間違いはないと思う。

そもそも猪と熊って全然似てないし。
大きな黒い犬の方が信ぴょう性がある。
いや、大きな黒い犬が山をうろついてたらそれはそれでかなり怖い。

 

www.arukuyo.com

 

あまり時間がないけれどちょっとだけ山歩きしたい時に登れて、見晴らしも良いお散歩コースとして私も時々行く山だ。

芦屋川から六甲山頂へ向かう道の途中、城山への分岐に「熊注意!」のポスターが貼ってあった。

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高座の滝付近にも注意喚起のポスター。

これまでも六甲山を歩くときはイノシシに注意していたけれど、更に恐ろしいクマにも注意が必要とは。

イノシシ注意看板に重ねられた熊注意ポスターで怖さ倍増どころではない。
もちろんイノシシからも大怪我や大きな被害を受ける例は多いけれど、なんとなく命までは取られないだろうと思ってた。

 

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しかし、最近たまたまこの本を読んでいた私にとって熊は登山をするうえでなによりも恐ろしいものになっているのである。

道迷いや気象による遭難はある程度は自分の努力や注意で防げる事故だ。
しかし、熊だけはどんなに注意しても出会う時は出会ってしまうだろう。。
まさに運命?

 

熊が人を怖れていたのは昔の話?

熊は本来は人間を恐れる動物で、こちらが刺激しなければ襲ってくることはなく、こちらの存在に気づけば向こうから遠ざかって行ってくれると言われていた。
人に危害を加えるのは「出会い頭にびっくりして襲ってきた」のがほとんどなので、突発的な出会いを防ぐのが最良。
対策としては、熊鈴やラジオ、複数で登山して会話しながら歩くなどして、こちらの存在を知らせて歩くのが一番だった。

しかし、最近はどうも違うらしい。

人慣れした熊や「人間の傍には楽して食べられる美味しいものがある」と覚えた熊、更に恐ろしいのは一部であるが「人間て食べられるんだ」と知った熊。
さすがに人を捕食した熊は駆除の対象になるが、駆除されるまではどこかに潜んでいるわけで。

 

ソロで歩く事が多い私が対策できるのはとりあえず熊鈴くらい。

ラジオ代わりに一人で歌いながら歩いてもいいんだけど、さすがに誰かと出会った時の恥ずかしさを考えると勇気が出ない。

ところが、熊鈴にも「鈴を鳴らしていると人慣れした熊がむしろ寄ってくる。人間の居場所を教えるようなもの」という考え方があるようだ。
熊鈴をつけている人が襲われたケースはあるから鈴が100%有効なわけではないけれど、つけているから襲われたという証拠はない。
同様に熊鈴に効き目が全くないという証拠もない。

迷ったけれど、熊鈴を購入した。

まだまだ人を嫌って距離をとろうとする熊の方が多いのではないか、と思ったからだ。
今後目撃情報が更に増え、被害も増加するようなら熊スプレーの導入も考えなければならないかも。

対策ももちろんだけど、まずは熊と出会わないことが一番。
目的地の目撃情報サイトを調べ、現地でも情報を確認して登山に出掛けようと思う。

これまで六甲山系を登る時は熊のことは全く考えていなかったけれど、調べてみるとこれまでも宝塚や川西など市街地近くでも目撃情報はあったようだ。

 

www.wmi-hyogo.jp

 

それにしても、こんなに恐ろしい猛獣である熊が「かわいい」キャラクターとして世の中にあふれているのは何故なのか。

プーさん、パディントン、ダッフィー、リラックマと有名どころから、名も知らぬキャラがわんさかいるような気がする。
小熊のミーシャというのもいたなあ。

あっ、もしかして犬より書きやすいから?

熊や猫ってだれが書いてもわりと絵になるよね。

そういえば、九州の熊は絶滅しもはや生息していないのに熊本県のゆるキャラはなぜくまもんなのか。熊本の「熊」だというのはわかってるけど、なんだかなあ。
と、くまもんにまで八つ当たりしてしまうのであった。

 

登山には地図とコンパスっていうけど、、やっぱり大事。だけど迷ってから取り出しても遅い。

「羅針盤」には浪漫を感じる

大航海時代とか海の浪漫とか見果てぬ大地とか、、壮大な冒険の始まり!
みたいなイメージが湧いてうっとりしてしまう。

同じものなのに「コンパス」だともっとお手軽な感じ。少なくとも大冒険の浪漫は感じない。

子供の頃読んだ翻訳小説の中に出てきた「葡萄酒」や「柘榴石」という単語に憧れてうっとりしたのと同じかな。「ワイン」より「葡萄酒」の方がおいしそうだし「ガーネット」より「柘榴石」の方が美しくて宝石感があふれてた。
「プリンセス」よりやっぱ「王女様」でしょ。
(いつの時代の小説?今は翻訳物や童話でも「ワイン」「ガーネット」と訳されているんだろうな)

漢字の底力とカタカナのお手軽な感じの差?

いや漢字でも「方位磁石」だと実用品感が前面に出てくる。
やっぱり「羅針盤」に勝るものなし。

 

 登山はじめたら地図とコンパス!

浪漫は感じなくとも登山をするならとにかく地図とコンパスは基本の基本!

というわけで。

なんでも形から入りたいタイプの私は、登山を始めるにあたってもちろん地図の読み方とコンパスの使い方の基礎を学習した。

と言っても、ほんとに「超基本知識」を得ただけだが、これだけでも地図を見るのがとても楽しくなったし、事前準備もはかどるようになった。

 

超基本の地図知識

・基本的な地図記号を覚えておく
・等高線を見て傾斜が緩いか急か、尾根と谷を判断する

基本のコンパス活用方法

・目的地の方向を知る
・目的地の方向を固定する
・現在地がほぼ推定できる時、現在地を確認する


ちなみに、上級者になると更にこんなことすごい技が使えるらしい。
 ・見えている山の名前を調べる(山座同定)
 ・現在地がわからないときにまわりの地形から、現在地を推定する

 

偉そうに書いているけれど、実は私はコンパスについて、大きく2つ間違っていた。

コンパスって「北の方角がわかるだけ」「迷ってから見るもの」だと思ってたのだ。。

「あっ、道に迷った!」
「ここどこだ?地図見てもわかんない」
「そこでコンパスの出番ですよ。こっちが北だ!」
「おお!・・・で?」

北の方角が分かったからってどうよ?

・・・

 

本当に無知なのだけど、登山をする前の私にとってコンパスなんてこれくらいの存在だった。

しかし、初心者向けの登山本やサイトにはどれを見ても「地図とコンパス!」と書いてあるのは伊達ではなかった。

 

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初心者は迷ってからコンパスと地図を見ても遅い

コンパス上級者になると、現在地がわからなくともまわりの地形とコンパス、地図を使っておおよその現在地を推定することができるらしい。

しかし、読図も満足にできない私がそんな高度な事できるわけがないし、むしろ迷ってしまうのが目に見えている。

 

 

初心者の私がまず学習したのは以下である。

コンパスは地図と一緒に使ってこそその威力を発揮する。
自分の現在地がわかっている時に正しい方向を見定めるもの。
道に迷ってから取り出しても遅い。
迷ってから取り出してもまさに

「北の方角が分かったからってどうよ?」になっちゃうのである。

 コンパスは「迷ってから使っても意味がない」

 

本を見て自宅で練習してもめったに使用しないとすぐ忘れてしまうのだが、とにかく現在地から次の目標地点をセットする方法をなんとか覚えた。

①登山口で目標地点の方向をコンパスに固定。
 目標地点はゴールではなく最寄りの分かりやすい場所や分岐にする。
②目標地点についたらまたその次の目標地点を固定。
→途中で迷いそうになったらコンパスが指す方向を確認すれば、とんでもない方向に迷い込むことはない。

こんな感じで小刻みに目標を固定しながら進んでいく。

やってみると結構楽しい。

私は基本的に地図が好きなので、街中でもやりたくなってくるくらいだ。


登山には地図とコンパスとGPS 

だがしかし、実際に山でコンパス使ってる人は「現地講習会」みたいな人たち以外、いまだに見たことがない。 
地図を見ている人はたくさんいるけど。

だって今はGPSがあるからねー

 

もちろん、私もGPSを使うしスマホにも地図をダウンロードして山に行く。
現在地が一目でわかるGPSは本当に心強いお守りだ。

でも、と心配症の私は思う。

もしバッテリーが切れたら?
もしスマホが壊れたら?
もしスマホを落としたら?

紙の地図とコンパスには少なくとも電池切れの心配はなし。

それから紙の地図のいいところはスマホと比べて圧倒的に表示範囲が広いこと。
表示範囲が広いということは情報量が大きいということだ。

 

目標地点をセットしながらコンパスに目標方向を固定。
紙地図をメインに歩き、時々GPSで現在地点を検証する。
これが最近の私の地図の使い方。

紙地図が嵩張るのと、見たいところをうまく表示させて折るのが難しいのが難点。

 

地図とコンパスの活用方法はWebで調べればいくらでも出てくるし本も沢山ある。
紙好きの私はこの本で勉強。実践練習編に私のホームグラウンドである六甲山が選定されていたのでこれに決めた。

六甲山系ゆるっ登山:【阪急芦屋川駅~鷹尾城跡(城山)~高座の滝~阪急芦屋川駅】 

阪急芦屋川駅~鷹尾城跡(城山) 

【登った時期】2021年02月上旬
【同行者】なし

 

午後から予定があるので

・午前中にさくっと歩ける

・道を間違えない

・それでいてちょっと満足度が高い

ということで選択。

前回、岩梯子まで歩いた途中のポイント:城山まで行くことにした。
芦屋川駅から45分くらいで登れるお手軽コースだが、大阪湾方面への景色が見渡せるので「達成感」は結構味わえる。

往復だとつまらないので前回見かけた【高座の滝】へ下りる道標の方向に行き、高座の滝へ下りてみるつもり。

 

阪急芦屋川駅から北上し、【高座の滝】と【城山登山口】の分岐点を右へ進む。

www.arukuyo.com

城山登山口から登山道に入り少し登ったところに芦屋市のハイキングコースマップが貼られていた。ホームページからもダウンロードできるマップで、幾つかのコースの所要時間やざくっとした地図が書かれている。観光地図に近いものなので、実際に歩くときはあまり頼りにならないとと思われる。
ちゃんとした地図が必要。

www.city.ashiya.lg.jp

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治山工事期間のため、登山道にはミニモノレールのようなものが設置されていた。使用時は登山道を横切るように延長されるようで、この日は分解されてハイカーが歩けるようになっていた。
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資材を運ぶのに使うの?
使用されているところを見てみたい。

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ところどころから景色を眺めながら登る。

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鷹尾城跡(城山)を通り過ぎ、歩きやすい尾根道を進むとすぐに道標が現れた。

あれっ、こんなにすぐに分岐だったっけ?

こんなにしょぼい古い感じの道標だったっけ?

最近記憶がすぐに薄れていくため、情けないことに前回見た道標の情報が全く思い出せない。

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一応、、、手書きではあるが、
【高座の滝】と書いてある。

方向もあっている。

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道もある。

よし、行ってみよう!

ざらざらっとした下りは思ったより急だったので手袋をはめ、ゆっくり注意しながら進む。道があまりにも怪しくなったら引き返そうかと思いつつ下りて行く。

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またしてもしょぼいわかりにくい道標登場。
歩きにくくはないが、整備されているとも言い難い林の中を抜けていくと

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あきらかに人工的な階段に出たのでちょっとほっとする。

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ちょっとわかりにくい場所もあった。
この開けたあたりではテープが目についたが、テープを気にせず道から外れないように歩くのが正解だった。テープにつられると林の中に誘い込まれてしまいそうな感じ。

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登山コースではなくて、山林での作業用の目印テープなのかもしれない。

何度か間違えながら道をたどると、

おお!懐かしさを感じる道標が現れた。ちゃんと【高座の滝】方面矢印がある。

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この道標の後は、道は非常にわかりやすく、安心して下りて行くといきなり多数のタイヤという人工物にでくわした。すぐ下はもう【高座の滝】エリアだ。

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【高座の滝】のすぐそばの【大谷茶屋】前に出た。

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なんだかあやしいコースを下りてきてしまったなあ、と思ったのだが、ちゃんと道標も立っていた。

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茶屋の前を通り過ぎ、林道を通って

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住宅街に出た。

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朝通った分岐まで戻ってきた。
2時間弱でくるりと回ってこられる、ちょっとだけ歩きたいときにちょうどよいコースだった。

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今日の反省

帰宅してから前回の写真を見てみたら、やはり鷹尾城跡からもう少し先へ進んだところにしょぼくない新しい道標があった。

本当はここを目指していたんだ。

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今日歩いたコースも【高座の滝】へ下りる道だったので間違ってはいなかったが、知らない山域でこんな風な道間違いをすることが遭難に繋がるのだろうな。

やはり低山を歩いている時にも「なんとなく」で歩く癖をつけてはいけないな、と反省。 

六甲山系ゆるっ登山:【阪急芦屋川駅~鷹尾城跡(城山)~荒地山の手前】登れ岩梯子!くぐれ新七右衛門嵒!ゆるっとしてない岩の道

阪急芦屋川駅~鷹尾城跡(城山) ~荒地山のちょっと手前

【登った時期】2021年01月下旬
【同行者】なし

 

 今日の目標は荒地山。

登山を始めて間もない頃にグループで行く機会があったので4年ほど前に登っている。「王道コース」以外で私が登ったことがある珍しい山だ。

地図を見ていて荒地山の手前にある非常に特徴的な岩が面白かったことを思い出したので、もう一度行ってみようと思い立った。

阪急芦屋川駅~鷹尾城跡

まずはいつものように芦屋川駅からスタート。

芦屋川沿いに登っていく。

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春は桜が美しい川沿いも冬はすっかり寂しい状態だが、からっとした冬の爽やかさ。
これはこれで結構好き。

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途中までは【高座の滝】へと同じ道をたどる。 www.arukuyo.com

 【高座の滝と城山方面への道標】まで来たら右へ。

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 【城山】についての看板があるので、一応ざっと読んでみる。
登場人物は知らない人たちばかりだが、城跡があるみたい。

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道標を右へ向かい、左側のお屋敷に沿って進むと、、

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行き止まりに薄暗い登山口っぽいものが見えてきた。

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なんだか無造作に巨大な煙草がささったような、ちょっと怪しげな、、
ここが【城山登山口】らしい。

普通の住宅のすぐ隣がいきなり登山口になっている。六甲山系にはこういう登山口が多いように思う。

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 巨大煙草群を超えて右手に進むと登山道が現れた。
つづら折りの道をどんどん登っていく。

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10分くらいでベンチが現れた。
大阪方面まで見渡せて既になかなか景色がよい。

会下山遺跡といい、この城山コースといい、少し登っただけですぐに海を見渡せるのが、この辺りの低山の良いところだ。

大絶景ではないけれど、海まで見渡せるだけで満足度高し。

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ベンチを通り過ぎ、木々の間から除く遠景を眺めながら更にゆるい登りを進んでいく。

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登山口から30分弱で、テレビの中継所が現れた。
NHKとサンテレビ。
というなんとなく対照的な局の中継所が並んでいる。
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ここにもベンチが2つ並んでおり、神戸方面の景色が見渡せる。
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ここが鷹尾城跡=城山だと思われるが、城跡を感じさせるものは特に見つからず。
ちょっと休憩したあとは今日の目的地「荒地山」へ向かう。

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鷹尾城跡から荒地山方面は歩きやすく気持ちの良い道

鷹尾城跡のベンチを後にちょっと進むと、ぱあっと開けた場所に出た。

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さっきのテレビ中継とは比べ物にならない巨大な鉄塔が建っており、その傍らまで行くと遮るものが少ない見晴らしポイント。
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軽く城山まで歩いた場合もここまで足を延ばすと(というほどの距離ではないが)更に景色が広がっていてお勧め。但し木陰が無いので夏はかなり暑いと思われる。

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ところどころに道標があるが、基本一本道なので迷うことはなし。
今日は【城山登山口】から来たけれど【高座の滝】から来ることもできるみたい。

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 歩きやすい尾根道を進んでいくと、やがて【荒地山】の名にふさわしくごろごろと大きな岩が登山道内にも現れる。

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これまた見晴らしの良い鉄塔のそばを抜け

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巨岩の横を通る楽しい道。

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道標には【荒地山】の文字がないが、【岩梯子】は【荒地山】への途中にあるポイントなのでそちらへ進む。

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そして、突然現れたのが、ほぼ垂直の岩!

本日のハイライト:岩梯子にて進退窮まる

これが荒地山名物にして最大のハイライト?の一つ岩梯子というやつである。
高さは4メートルくらいだろうか。
別に切り立った岩というわけではなく、手や足をかける手がかり(ステップ?)はあるのだが、岩登りに慣れていない人には難易度高し。
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前回来た時はどうやって乗り越えたのだろうか。。
確か、イベントの主催者が上からザック毎ひっぱりあげてくれたような気がしてきた。

う回路はあるが、登ってみたい。

他にハイカーがいたら、私のせいで大渋滞になってしまいそうだが、幸い?今日は誰もいないので、挑んでみることにする。

ステップを確認してから登り始め、、最初は簡単に登っていけたのだが、
真ん中あたりで固まってしまった。

一つ一つの段差が結構大きいので、なんと私くらいの身長だと届かないステップがあるのだ。。

背が高くてリーチのある人なら力は必要なく、梯子を上る感じで進んでいけるかもしれないが、私(158cm)くらいの身長だと、「自分の腰よりも高い位置に腕の力で体を持ち上げる」という技術、というより腕力が必要だ。

岩梯子の真ん中で進退窮まってしまった。

あきらめて降りる?

下を見てみると、飛び降りる先は細い登山道。足元も不安定な状態で、飛び降りたらはずみがついて反対側に滑落しそう。

いや、絶対滑落する。

もうこれはなんとかよじ登るしかないのである。

体が硬いせいもあるかも。身長小柄でも体が柔らかい人は段差に脚が届くので、腕で体を持ち上げなくても行けるかもしれない。

柔軟性も筋力も持ち合わせていない私は全身全霊をかけて体を持ち上げた。
こういうのは1回目が肝心。
やればやるほど体力なくなっていくんだから、一気にいく!

あとで見たら肘をすりむいていたが、何とか成功。

こんなの子供の頃ならちょちょいのちょいだったのに。
筋力の衰えと体重の増加を呪いながら反省しながら次へ。

第二の名物、【新七右衛門嵒(しんしちえもんくら)】

この次に休む間もなく現れるのは第二の名物、【新七右衛門嵒】

六甲山で悪事を働くと荒地山で神罰が下るとの伝説があり、七右衛門なる人物が岩穴で頭をくじかれて死亡したそうな。
元々の七右衛門嵒が1995年の阪神淡路大震災でくずれ、その後できた新道なので「新」がついている。

大きな岩を登っていき、穴をくぐって向こう側へ進む。
大きめのザックは背負ったまま通れない程度の穴。
通常はザックをおろして反対側に放り込んでからくぐるが、
今回はザックがペタンコなのでおろさずにくぐることができた。

ある程度を超えたサイズ感の人は通れないであろう。

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ここをくぐるのだ!

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新七右衛門嵒を無事に通過すると、ちょっと一息。
高所恐怖症の方にはお勧めできないが、かなりの高度感と開放感!

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このあたり、道が非常にわかりにくいが、適当に歩いていても非常に展望が良い休憩ポイントが散らばっている。
大きな岩の上でゆっくり景色を眺めたり、ごろんと寝そべり空を眺めることもできる!

至福の時。

1月とはいえ暖かい日だったので日向ぼっこしながらのんびり過ごす。
オフシーズンのせいか人も少ない。

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鎖を頼りにもう少し進んでみる。

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クライマーも多い。
休憩中のクライマーが色々な角度から写真を撮ってくれた。

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巨岩の上に立ち、海まで見晴るかす眼下の下界を眺めると、気分は太古の女王様である。

「我が民よ!」

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予定では荒地山山頂まで行くつもりだったが、岩場での休憩が楽しすぎて遅くなったのであきらめて下山することにした。
帰りはもちろんう回路を通る。

う回路といってもまあまあの岩の道が続くが、ゆっくり後ろ向きに下りて行き、岩梯子まで来ればあとは尾根道を下っていくだけだ。

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登山には下半身の筋力だけではなく、自分の体重を持ち上げる程度の腕力と柔軟性も必要だと思い知らされた1日だった。

あ、その前に自分には無謀なルートは避けるという判断力ね。

反省。

 

この春、ちょっと寒い日の街着としてアークテリクスAtom SL Hoodyメンズが大活躍した

毎年繰り返す「去年の今頃は何着てたんだっけ」

日中は暖かくて長袖1枚でも平気なほどだが、朝と夜は寒い。
冷え込む。
風が冷たい。

そんな日が4月から5月には結構ある。

スプリングコートを着るほどじゃないし、嵩張るコートは着なかった時はとても邪魔。

毎年、
(去年の今頃は何着てたんだっけ。。)
と考える。

ああ、薄手のコート着て邪魔だったり、カーディガン羽織ったけど寒かったりしたなあ、、と思い出す。

今年はそんな日にARC'TERYXアークテリクスAtom SL Hoodyを着てみたら悩みがほぼ解消された。(ほぼ、というのはどうしても色が合わない服があったから)

昨年、春秋の低山用や夏山用にいいかと思い購入してみたのだが、実は日常着にもってこいだった。

実を言うと山歩きの時よりも街着としての方が着用率が高かったくらい。
 

www.arukuyo.com

中途半端かと思っていた超軽量インサレーションの良かった点

身頃にほんのり入ったインサレーションが絶妙

あのぺらっぺらで役に立つんかいなと思っていた量の中綿がちょうどいい。
あると無いとで大違いだ。
寒い時はとにかく胴体は暖めるべし、と誰かが言ってたけどその通りだ。

防風性がある

気温が低いというよりは風が冷たいときにはこれで十分。

携帯性に優れている

軽くてしわにならないので、小さくまとめて鞄に放り込んでおけば邪魔にならない。

伸縮性もそこそこ

縦にはあまり伸びないけど横の伸縮性はまあまあ。
腕と胴体の脇部分が薄手のフリースなので、見かけよりは中に着こめる。

しかも見た目はすっきり

中綿が入っているようには見えない。もこもこしない。

 

ミッドレイヤーとしてより、羽織ることを考えてメンズのXSを購入したのだが、これも個人的には正解だった。
ウィメンズほどウエストに沿ってピタッとしていないので、何にでも合わせやすい。

4月頃から寒い日に着ていたけど、中に着こめば3月頃からいけそうだし、今年は10月頃のこれまた

(去年の今頃は何着てたんだっけ。。)
の季節にも着るつもり。

あまりに便利だったので色違いも欲しくなってしまった。
買い足すときは店舗に出向いて一応ウィメンズも着てみようと思う。

 

 

六甲山系ゆるっ登山:【芦屋川駅から高座の滝】恐怖!いもけむロード撤退:おまえら根性の使いどころ間違ってる!

阪急芦屋川駅~有馬温泉(予定)高座の滝で撤退 

【登った時期】2021年5月初旬
【同行者】なし

 新調した登山靴で少し長い距離を歩いてみたくて、久しぶりに六甲山王道コースを登るつもりだった。
もし途中で足が痛くなったり不具合が生じたら風吹岩から降りてもいい。

それが風吹岩どころか、まさか登山道前で撤退することになろうとは。 www.arukuyo.com

 

阪急芦屋川駅から住宅地を進む。予感。

五月晴れの下、いつものように阪急芦屋川駅から出発。
新しい靴もいい感じ。

準備をすませて住宅街を登山口(高座の滝)へと歩いていく。
駅から住宅地を抜けていく間はほとんど日陰がない。
照り返しもきつい舗装路を歩きながら、早く林道に入って木陰に入りたいなあと考える。

後で思いかえすと、住宅街のゆるい坂道を歩きながら、おや?と思うことはあったのだ。
だが、

人は見たいものしか見ない。

そして見たくないものは見ない。

私は常にアレが目の端をよぎっても敢えて焦点を合わせないように生きてきた。「焦点を合わせないことによって存在しないことにする作戦」だ。
今日もたまに視界に入るアレを敢えて無視して進み続けた。
通常よりアレが多いんじゃないか、と脳の端をかすめる悪い予感は多分あったのに。

林道到着。出現。

やがて住宅地が終わり、林道の入り口に到着した。
ここからは木陰が続くので日差しをよけられる。
暑い季節はほっと一息つける林道の始まりなのだが、それが地獄への入り口だったとは!

最初のうちはいつものように問題なく歩く。
他のハイカーもちらほら。
ちらほら。

ちらほら。

・・・いる!

「焦点を合わせないことによって存在しないことにする作戦」が通じない数の。

毛虫

芋虫

青虫

が、地面にうよっているではないか!

*今後、毛虫、芋虫、青虫、、、まとめて「いもけむ類」と呼ぶ。

やつらが平気な人たちからすれば大した数ではないかもしれない。
しかし、私は登山をやってるくせにこの類が大の苦手なのである。

もちろん、山に入る以上、たくさんのいもけむ類がいることはわかっているし、たまにぽろりと遭遇することだってある。歩いている登山道の端っこにいるなあ、と察知した時は「焦点を合わせないことによって存在しないことにする作戦」でやり過ごしてきた。

うっそうと茂った木陰、いかにもぷらーーんがいそうな木陰を進む時はストック(にひっつくと嫌だからできれば現地で拾った棒)で前方を確認し、時には前方空間を攪拌しながら進んだりもする。
傍から見れば棒を振り回しながら歩いている妙な女に見えるだろうけど気にしない気にしない一休み一休み。

しかしものには限度というものが。

これは想定外の多さ。
どうしたって目に入ってきてしまう。

「焦点を合わせないことによって存在しないことにする作戦」失敗。

 

強行突破

地面を這いまわってるやつは毛虫が多い。
しかも、意外なほど早い。
もそもそ、、というよりは、ひょこひょこひょこ、くらいのスピード感で横切っていく。

うわあ、

そういえば、さっきから思ってたけど、その辺に転がってるあの丸まってる感じのやつ、あれって死体?
植物の穂先が散ってるんだと思って(否、思い込むようにして)たのに、やっぱりいもけむ達の死体なの?

↓ こういうやつ。地面に落ちてるとびくっとする。

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そうなのね?

早くこのいもけむロードを抜けたい!
木の少ないエリアへ出たい!

そうだ、ロックガーデンは登山道にあまり木が生えてない。今日は山頂はあきらめてロックガーデンまで行って下りよう。

そうしよう。

しかし、今度は空からの刺客が私の前に現れた。

そう。

ぷらーーんと吊り下がってる青虫たちである。

ぎゃあああっ

お前ら根性なさすぎなんだよ!
しっかり木にしがみついとけよ!

と声にならない声をあげつつ進む。

足元も気になるが、背に腹は代えられrぬ。空中に目を凝らし揺れてる奴を避ける避ける避ける。

私より背の高い他のハイカーの後ろを歩きたい。
前行く人のスリップストリームに入りたい。
それなのにこんな時に限って他のハイカーが現れない。

私は細心の注意を払って前進した。

やっとのことで通常より長く感じた林道がやっと終わり、遂に滝の茶屋へ到着。
暑くてもいい。頭上に木のないエリアを選んで少し休憩。

大悲閣(旅館)の前の橋のあたりを陣取った。
なんだかいつもより汗をかきまくったので、日焼け止めを塗りなおす。
そしてひょいと橋の手すりに目をやると、何かと目が合ってしまった。

橋の手すりの上にまで毛虫が這っているではないか!

こんなところにまで!

 

ここで私の腹は決まった。

 

勇気ある撤退

このまま進んでも、ロックガーデンに着くまでもやつらは待ち構えているに違いない。
気持ち悪さ、怖さもさることながら、毛虫の場合は刺されるのも心配だ。長袖長パンツではあるけれど用心に越したことはない。
なにより、こんな緊張感をもってずっと歩いても楽しくないし、ただでさえ繊細な神経が参ってしまうだろう。

それにしても、これまでソロで登って困ったことはなかったが、今日ほど同行者が欲しかったことはない。もしも背中とか頭にやつらが落下したときにすぐに落としてくれる同行者がいればなあ。。

と思ったのもつかの間。
帰路についた私は、同行者がいるがために恐怖のどん底におとされている少女を目の当たりにしたのであった。

撤退を決めた以上、長居は無用。

今来た道をすぐさま戻る。

空からの刺客をよけながら歩いていると、「ぎゃーーっ」という叫び声がした。小学校低学年くらいの女の子が数メートルおきに恐怖の声をあげているのだ。
よくあるちょっとふざけて騒いでいるという感じではない。
本気の悲鳴だ。
それなのに家族はへらへら笑っているではないか!

そして更に進むと今度は、もうわんわん泣いている少女とすれ違う。
「嫌だー嫌だー虫こわいー」と泣きじゃくっているのに、父親は少女の訴えを無視してやつらの巣窟へ彼女を引きずり進んでいく。

背が小さいから地面を這いまわるやつらがうんと近くに見えるんだろうな。

可哀そうすぎる。。

これって虐待ではないだろうか。

 

それにしてもいもけむ耐性の強い人が多いことよ。

帰路は多くの人とすれ違ったが、ぎゃん泣き少女たちと私以外、ほとんどの人がいもけむたちを気にしていない様子。

神経をとがらせていたにも関わらずぶらーーんと来た奴に接触しそうになって「ひぃっ」と身をすくめる私を見て「あらあら」とほほ笑む女性。

「お父さん、おなかおなか」(に青虫ついてまっせ)
「おう」(顔色一つ変えずはじきとばす)
無表情なご夫婦。

みなさん、本当に全く平気なのか。
あるいは、いもけむ地獄ロードになっていることに気づいていない人が多いのか。
無防備にも半袖短パンで来ている青年までいる。
刺されてかぶれたらどうするんだ。

そうこうするうちにやっと林道の終わりまで来た。

ああ嬉しや、青い空。

すぐにざっと見える範囲の体をチェック。
帽子も脱いで確かめる。

・・・と!

新品おろしたての登山靴のつま先に変な奴が乗っかってるではないか。
なんか青いような透明なようなのがぐにゅぐにゅしている。

枯れ枝を拾って剥がそうとするがなかなか離れてくれない。

お前らあれだけぽろぽろ木から落ちてくるくせに!
しょうもないとこで根性だすんじゃねえよ!

と怒りながらひっぺがす。

毛虫じゃないからぷちっと指で弾き飛ばせば早そうだけど、つぶれたら嫌なんだもん。
それに、飛ばした奴が真上に飛んで頭上に落下してこないとも限らない(心配性)。

やっとのことでのっぺら透明青虫をはがし、住宅街をどんどん下る。

住宅街のお屋敷の壁やアスファルトの道路にもやつらはいた。

既に力尽きて「焦点を合わせないことによって存在しないことにする作戦」を遂行できなくなった私の目に嫌でも入ってくる。

とはいうものの、空からの刺客がいないだけ安全地帯なのだ。

芦屋川沿いの桜並木の下は歩かないようにしながら阪急芦屋川駅へ向かう。
駅前広場に着くとベンチに早速ザックをおろして「お持ち帰り」がくっついていないか総点検だ。

まずトイレにかけこみ、鏡の前で背中をチェック。

OK!

ザックの外ポケットにつっこんであった地図やボトルも念のため出して点検し、ベンチに並べる。ポケットの中にも入ってないことを確認。

OK!

最後にザックをあらゆる方向から調べる。
通常ならそこまでしないでしょ、という細かいところまで。

 

 

いたーーーっ!

 

 

なんと

ピッケルループの内側に、ループに沿うように擬態してかっぱえびせんぐらいの巨大サイズの黒い奴が、のほほんと へばりついていた!

こんなところにまで入り込むとは恐ろしいが、
一般のみなさまの目は誤魔化せても私の目は誤魔化せないのだ。

すぐに棒きれでひっぺがそうとするが、例によって例のごとく離れてくれない。

お前らあれだけぽろぽろ木から落ちてくるくせに!
しょうもないとこで根性だすんじゃねえよ!

とまた怒りながら、
ふと、ずいぶん昔に亡くなった田舎の祖母のことを思い出すのだった。

おばあちゃんならこんな毒も毛もないしょぼいやつ、指でつまんでポイッ、いや、ポイどころかひねりつぶしたかもしれないね。。

私にもおばあちゃんの血が流れているはずなのに、どうしてその強さの半分でも受け継いでいないのかしら。

半分どころか四分の一も受け継いでない私は長時間かかってやっと黒い奴をひっぺがすことに成功。実質1時間半ほどしか歩いていないのにへとへとになって帰宅したのであった。

 

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それにしても、あれだけ気をつけて歩いた私にすら2匹もくっついていたということは、あの無防備な人たちには平均5匹くらいくっついてるんじゃないか。

恐ろしやいもけむロード。

 

六甲山系ゆるっ登山:【芦屋川駅から高座の滝】登山口までの住宅街で迷わないために

阪急芦屋川駅から王道コースで有馬温泉へ の予定が…

今日は本当は久しぶりに王道コースをたどって六甲山頂経由有馬温泉まで行ってみようと思っていたのだが、登山道の手前の林道?で看過できない恐ろしい事態に遭遇したためあえなく撤退となった。

 

www.arukuyo.com

 

せっかくなので阪急芦屋川駅から高座の滝まで短い距離のわりに非常にたくさんある道標を記録しておこうと思う。

阪急芦屋川駅から高座の滝まで

①阪急芦屋川駅前広場

阪急芦屋川駅の北側の小さな広場。
トイレあり。
コンビニは駅の南側にローソン。
ちなみに芦屋側に下山しても銭湯はない。
・一番近いのはJR甲南山手駅前の「森温泉」という銭湯。
登山客の利用もあり、私もよく行く。
・JR芦屋駅から送迎バスに乗れば「スーパー銭湯水春」に行ける。お値段は高いがアメニティはすべて揃っているのでお風呂セットを持っていなくても大丈夫。
但し、登山客を見たことはない。

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②芦屋川沿いに北へ

春は桜が美しく、夏はひたすら暑い道をてくてくと。
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③開森橋

5分弱で開森橋という橋に到着。
そのまま直進し更に川沿いに進む。

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 右手に芦屋川。
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 ④分岐

「高座の滝 ロックガーデン」と大きな看板があるので矢印の方へ更に川沿いを進む。

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⑤山芦屋公園

川沿いに小さな公園。
トイレ無し。
駅前の広場が混みあっている時はここで荷物や服装を整えることも。
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⑥分岐

道標の通り左へ。
基本、このコースは登山者に間違えてほしくないところはうるさいほど「入るな!」という道標があるので大変わかりやすい。
道標が整備されるまではよほど多くの登山者が住宅街に迷い込んだのであろう。
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こんな感じで「行き止まり!」の標識。

このあたりからゆるく上りになってくる。

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⑦分岐

道標のとおり直進。

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⑧分岐

右へ。
左へ行くと会下山遺跡。

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閑静な住宅街をお屋敷を眺めながらゆるい坂道を行く。

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⑨最後の道標

直進。
右へ行くと城山・荒地山方面。

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⑩林道に入る

住宅街歩きが終了して舗装路の林道へ。
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左側に川の音を聞きながら進む。

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⑪高座の滝入り口

茶色い地に白い「ロックガーデン」のレトロな文字がお出迎え。

入り口にトイレあり。
トイレはもう少し進んだところにもある。

左側には「 芦屋大悲閣」という旅館があり、学生の合宿などに利用されている。

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⑫滝の茶屋

高座の滝入り口には「滝の茶屋」という飲食店があり、飲み物やちょっとした軽食が購入可能。おでんも食べられる。

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滝の茶屋の前をそのまま進むと高座の滝。
そしてその脇から本格的な登山道がはじまる。

 

六甲山系ゆるっ登山:【芦屋会下山遺跡から蛙岩】蛙岩は予想以上に蛙だった

阪急芦屋川駅~芦屋会下山遺跡~蛙岩~魚屋道でJR甲南山手駅 

【登った時期】2021年12月下旬
【同行者】なし

芦屋会下山遺跡~蛙岩

今までほとんど歩いたことのなかった六甲山系の「王道コース以外」を色々歩いてみようと思い立ち、、

 

www.arukuyo.com

 

さっそく地図を眺めていて目についたのが、芦屋市の会下山遺跡。
「えげのやまいせき」と読み、弥生時代の集落らしい。
そういえば阪急芦屋川駅から高座の滝へ住宅街を抜けて歩いているときにそのような道標を見たことがあるような気がする。

ここだけじゃさすがに物足りなそうなので更にその先にある「蛙岩」を目指すことにする。この「蛙岩」も、風吹岩から下山する時にいつも道標を見てちょっと気になっていたところだ。 

スタートは阪急芦屋川駅

JRや阪神電車で芦屋まで来る人もとりあえずここをスタートにするのがお勧め。
なぜなら駅の北側、駅前広場にはきれいなトイレがあるのだ。
六甲山頂までの「王道コース」を行く場合は途中の「高座の滝」にトイレがあるが、「高座の滝」を経由しない場合はここで用をすませるのが鉄則。

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阪急芦屋川駅北側の小さい広場はトイレがあり待ち合わせにもぴったりの嬉しい広場。
確か昔は花時計があり、待ち合わせには更にロマンティーックだったのだが、いつの間にかなくなってた。

やることをすませたら芦屋川駅を背にして川沿いに歩いていく。

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すぐに「開森橋」という橋がある。
「高座の滝」へ向かう時はまっすぐ行くが、今日はここを左に入り住宅街の中を進んでいく。

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ほぼゆるーい坂道の静かな住宅街を進む。

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「滴翠美術館」の前を通ったり、

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どこをどう歩いてもいいので、とりあえず

「芦屋市立山手中学校」

の方向を目指すとわかりやすい。
正門まで行く必要はない。
学校の西側に登山口があるので、近くまで来たら学校の南側(海側)の道を西に進む。

 

「旧芦屋市立三条小学校跡地」の前を通過。
「芦屋市立三条小学校跡」の記念碑が建っている。
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 このあたりまで来ると「この先行き止まり!」という看板が現れるが、行き止まりが登山口らしいので、気にせず進む。
気にせず進むとやっとハイキング道のお知らせが。

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安心してそのまま進むと右手に「会下山遺跡」の標識。
この路地を入っていくと

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「会下山遺跡コース」登山口に到着した。

六甲山系を歩いているとこの手の「柵」をよく見かける。
イノシシ対策なので、通過した後は必ずきちんと閉めましょう。

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ゆるゆると登っていく。

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久しぶりなので、情けないことにあっという間に息が切れるが、さわやかで気持ちがいい!

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住宅街があっという間に遠ざかる。 f:id:Bibendumaru:20210331160659j:plain

遺跡に到着!
標高201m

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 復元された高床式倉庫が一つあるにはあるが、
それ以外は「柵で囲われた空き地に落ち葉が積もっている」としか思えなかった。。
たぶん夏に来たら「柵で囲われた空き地に草が茂っている」としか思えないだろう。

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会下山遺跡にて古代のロマンを想う

遺跡なんて大体どれも興味のある人以外にはただの空き地にしか見えないものだと思うが、実際に来てみたらやっぱりただの空き地にしか見えなかった。

このような案内図も立っているが、歴史のロマンを感じるには古すぎるしなあ。 f:id:Bibendumaru:20210331160710j:plain

ただ、下山しながらふっと思ったことが一つ。

遠い昔社会の授業で習った弥生時代の遺跡はだいたい海の傍にあり、貝とか魚とか採って暮らしていたんじゃなかったか。
水を利用できる川や湖の傍でもないしなぜにこんな山の中に集落を作ったのだろう。
もしかして「選ばれしもの一族」がここに暮らし、海の傍には搾取されていた「下々の者たち」が住んでいたのかも、などと想像してみる。

あっ!

これが「歴史のロマンを感じる」ってやつ??

*後でちょこっと調べたら、「見張り台であった」など説があるそうだ。

bunka.nii.ac.jp

 

ロマンは感じなくても、ちょこっと登っただけなのに、見晴らしがよくてベンチもあるので満足度は高し。

特に一番奥のS地区祭祀場跡からがきれい。

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遺跡を後に「蛙岩」を目指す。
なかなか気持ちの良い尾根道を楽しく歩く。

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伝説の蛙岩

15分ほど気持ちよく歩いていくと唐突に少し開けた感じの場所に出た。

するとそこには、、想像をはるかに上回る巨大な石が転がっているではないか!

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実は私は「蛙岩」というのはもっとしょぼい小さい岩だと思ってたのだ。
せいぜい大きめの犬くらい。
それがうっそうとした林の中にぽつんとあって、看板がなければ通り過ぎちゃう、みたいな。

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しかし、「蛙岩」はどーん!と登山道のど真ん中にその姿を据え、
私の失礼な予想を大きく裏切ってくれた。

というかこれを見逃すとかあり得ない。

 

でも、全然「蛙感」ないんだけど。

 

どこが蛙??

ぐるりを岩を回ってみた、、、

「あ!」思わず声が出てしまった。

反対側から見ると、そこには蛙の後ろ姿が!
座って海の方を睨んでいる!

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*モデルは身長158センチ程度。

 

後で調べたところによると、
大昔、この土地で大蛙が幸せにのんびり暮らしていたのだが、ある時から大蛇に命を付け狙われるようになった。ストレスで息も絶え絶えになっていた蛙を哀れんだ神様が蛙を石にしてくださった、、、

 

え?

 

蛙を石に、、、なさったんですか?


蛇じゃなくて、蛙を?

ふーん、そう。
…ストレスから解放はされたでしょうけど。
それでいいのか、神様。
なんか納得いかない救済方法なんだけど。

まあ、とにかくそういう感じの言い伝えがあるそうだ。

 

「蛙岩」から来た道を引き返して阪急芦屋川駅へ戻れば、
本当に山なんか歩いたことない、という超初心者にも自信を持ってお勧めできるミニハイキングコースだ。途中見かけたハイカーも近所から遺跡までお散歩に来ている、という感じの人が多かった。

超初心者はちょっと物足りないくらいでここから引き返すのが吉。

 

蛙岩~JR甲南山手駅

蛙岩では道は3つに分かれている

・今来た道を戻り会下山遺跡経由で芦屋川駅へ降りる道
・魚屋道を風吹岩へ登る道
・魚屋道をJR甲南山手駅へ降りる道
 *よく見ると道標に【難路】と書いてある。
  歩いてみた感じだとやはり本気の初心者はやめておいた方が無難かと思った。
  人気も少ないので、何かあった時に通りすがりの人を捕まえることも難しそうだ。

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私は元に戻らずにそのまま甲南山手駅へ向かう魚屋道を下ることにした。芦屋川から登ってきた道と違い展望はほぼなく、ちょっと薄暗い。

水はけが悪くぬかるんでいるところも多い。ここ最近雨はまったく降ってないので、年中ぬかるみが残っているのかも。

苔の生えてるゾーンもある。

展望はないし、なんとなくじめじめしていて、あまり楽しい道ではない。そのせいか誰ともすれ違わず、追い越されることもなかった。

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途中からは少し道幅が広くなり、空も開けてきた。

落ち葉の絨毯?をわっさわさと踏み散らかして歩くのはちょっと楽しいが、たまにすべりそうになって焦る。

整備されているとは言い難く、迷いそうな所もある。f:id:Bibendumaru:20210331160839j:plain

どんどん下りて行くと道標が現れた。

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紅葉がまだ残っておりきれいだった。
このあたりまで来ると、住宅街がちらちら見えるのものの登山道がはっきりしない。
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道標発見。
右手へずるずる下りて行くと行き止まりのようで焦るが、奥にある「堰」の傍まで行ってみると

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階段発見。

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階段を登って「堰」を超えると無事にわかりやすい道が現れる。

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あとは道なりに進んでいくと、住宅街に出ることができた。

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振り返るとこんな感じ。
ガードレールの切れたあたりが「魚屋道登山口」

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 あとは適当に下っていくとまず阪急電車、次にJR神戸線につきあたる。
阪急沿いに右へ行けば阪急岡本駅(ちょっと遠いけど)、JR沿いに左に行けば甲南山手駅だ。

 

 

六甲山系ゆるっ登山で体力向上を目指す

山登りのための体力維持

人は「見たいと思っているものしか見ない」とはよく言ったもの。

認知バイアス?とかそういう話ではなく。

地図を見ていてそう思った話。

 

体力も筋力もアウトドア経験もない(根性だけはちょっとだけある)か弱いたおやめの私が登山を始めて約4年。
ようやく体力が少々ついてきたところで悲しいかな鎖骨を骨折。2020年はチタンのプレートをいれて過ごしたため、ほとんど運動をしないで過ごしてしまった。

もちろんそんなの言い訳に過ぎないわけで、鎖骨骨折は手術療法だと日常生活にすぐに戻れるありがたい(?)骨折である。
薄い皮膚の下でがんばってくれているプレートにストラップがあたって痛むのでザックは背負えなかったが、ウォーキングするなり軽くジョギングするなりスイミングなり体力継続のためにできることはいくらでもあった。

ところがこうなると元々運動嫌いのインドア派。めんどくさがり屋の血が騒ぐ。

目的なしに歩くの嫌い、走るなんてもってのほか。
そんなこんなで、ほんの数回軽くハイキングに行っただけで階段を上ることすらサボるようになってしまったのだ。

 

fraktur.arukuyo.com

 

しかし無事にプレートが抜け、傷口が癒えると私は焦りだした。
このままの勢いで冬をまったり過ごしたら、またもや六甲山最高峰を目指すだけで息も絶え絶えのあの頃の私に戻ってしまう。
来シーズンこそは、いろんな山に登りたいのに。

ともかくさぼっていた「毎日の階段利用」を復活させ、基礎体力のこれ以上の低下を阻止。

それだけでは体力維持はできても体力向上にはもの足りないが、やっぱりウォーキングやジョギングは嫌だしスポーツクラブも行きたくない。

いやいや、山登りにふさわしい体力をつけるにはやはり山に登るのが一番だろう。

そんな私の強い味方は、もちろん地の利を生かした六甲山だ。

 しかし、さすがに冬の間は六甲山頂にも積雪があったり凍結したりしているみたい。

そんな危険は冒したくない、、とぼんやり地図を眺めていたら、これまでまったく目に入っていなかったたくさんの赤い線=登山道が目に飛び込んできた。

 

今更ながら六甲山系ハイキングコースの多様さに気づく 

 

阪神間に生まれ育った私にとって身近な山は六甲山だ、とかいう割には王道ルート以外はほとんど登ったことがなかった私。 www.arukuyo.com

もちろん最近までは登山に全く興味がなかったからだけど、登山を始めてからも阪急芦屋川駅から六甲山頂を目指すルートか、風吹岩から甲南山手駅か岡本駅に下りるルートくらいしか歩いたことがなかった。

 

なぜなら、

単純にそれ以外に道があるなんて考えたことがなかったから。

 

たぶん、私だけでなく、登山に全く興味がない人は皆そうだと思うのだけど。
あの六甲山。
あの毎日なんとなーく見ている六甲山に縦横無尽(は言い過ぎだけど)に人間が歩ける道が走っているなんて想像したことがないと思う。

ちょっと大げさに言うと海側から六甲山頂に行くのであれば、一つの道がずーーーんと続いており、それ以外は人間が歩けるような状態ではない、というような。
そんなイメージなのではないだろうか。
(私はそうだった)

そのため、毎回同じ王道ルートをたどっており地図も持ってはいたけれど、じっくり眺めることも実はなかったのだ。

しかしあらためて地図を見てみると本当にたくさんのハイキング道が走っている。

 

いやあ、登山道ってこんなにたくさんあるんですねー。

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 そういえば、「山と高原の地図」は基本縮尺が1:50000だけど、
「六甲・摩耶 須磨アルプス」は1:25000なのだ。

いつもは王道ルートを登るのが前提だったため、地図もその周りしかちゃんと見ていなかったが、私がベースとしている六甲山系東側にもたくさんの登山道がある。

おのずから見ようとしたもの以外は目に入ってこないと言うが、まさしくその通り。
きちんと地図を見てみれば網の目のように(はこれまた言い過ぎだけど)張り巡らされた六甲山系ハイキングルート。

早起きし気合を入れて六甲山頂まで行かなくても、
例えば寝坊した日が思いがけない良いお天気。
そんな日に昼から出かけてちょこっと歩けそうな短いルートもたくさんありそう。

 

体力の落ちた今の自分にぴったりだ。

元々、登山に限らず地図そのものが好きな性分。

アナログと言われようと旺文社のスーパーマップルも大好きで、車酔いさえしなければ「カーナビ要らずの助手席要員」と呼ばれた私。

目に飛び込んでくるようになったたくさんの道をどんどん歩いてみようと思う。

たおやめ登山黎明期:初めて購入した登山用ザック DeuterFUTURA ドイターフューチュラ22 SL

登山を始めるため登山用ザックを買うことにした私は、いくつかの店舗をまわったあと女性専用のものを購入することに決めた。

 

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されど背負い心地の差がさっぱりわからない

女性専用モデルから選ぶことにすると、途端に選択肢は狭くなる。
Deuterドイター、Milletミレー、karrimor カリマー、あと幾つかはあったような気がするが、もうはっきりとは覚えていない。

基本の背負い方を教わった後は重りを入れてくれたザックを全部背負ってみた。

「背負い心地が違うでしょう?」とスタッフに言われるも。

 

これはまた、、、

わかりません!

悲しいことに登山靴の時と同様、いやそれ以上に差が感じられない。

どれもふだんタウンユースしているリュックと比べてがっちりしてるなあ、くらいの感想しか出ないのである。

…初めて背負う登山ザックだもん、こんなもんよね。と思うけれど私の感度が鈍いのかもしれない。

困ったものだ。

困ったものだが、何度背負い比べても差がぴんとこないので、使いやすそうなもので好きな色があるものから選ぶことにした。

で、結局選んだのは、

DeuterFUTURA ドイターフューチュラ22 SL

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ドイターのザックは”SL”とついているのが女性用。
そして店頭に並んでいる女性用ザックには黄色い花が飾ってあるのだ。
まさかこれをつけたまま背負う人はいないだろうが、ドイターのWebサイトでは山を登ってるモデルさんのザックには花がついたままだ。
なかなか徹底している。

  

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店頭でザックを選ぶときにはぱっと目に飛び込んでくるのでわかりやすい。にしてもわざわざ造花にしなくても花の形のタグとかでいいと思うんだけど。

ちなみにこの花を見るとタイ航空に乗ると強制的にプレゼントされる蘭の花を思い出す。
(最近は知らないけど、以前はいつもプレゼントされていた)
きれいだし気分は盛り上がるが、これをもらった後どうすればいいのか悩ましいところが似ている。

黄色いお花のドイターに決めた理由

黄色いお花の話は置いといて、、決め手はこんな感じだった。

・背中のメッシュパネル

背中に当たる部分にメッシュパネルが 装着されているが、これによって背中とザックの間に完全なる空間がある。
密着しない。
蒸れない。
日帰りでの低山登山を想定しているので、これは魅力的に感じた。
夏の関西は暑いのだ。

 ↓ にぎりこぶしが入るほど空間があるのだ

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・レインカバーが内蔵されている

レインカバーを知らなかった私であるが、スタッフが
「内蔵されているので別途買わなくて大丈夫ですよ」と教えてくれてその存在を知った。
登山用リュックと言えども雨の時はちゃんとカバーをしなきゃだめなのね。
というか、雨の中を歩くことなど全く考えていなかったぬるい自分
とにかく絶対必要なものを別途買わなくていいのはポイント高し。

・好きな色があった(黒、青、グレーの渋好み。よく見るとGraniteGearそっくり)
・主にザックを作っているメーカーらしい

ドイターはザック専門メーカーではないみたいだが、なんでも作っている総合メーカーというわけではなさそう。
私は幼い頃から「専用」とか「専門メーカー」とかに弱いのだ。
3倍速い赤い奴の影響かもしれない。
登山用品ブランドについてほとんど知らなかった当時は特に「餅は餅屋」という言葉が頭をよぎり、専門メーカーから選ぶのが間違いないかと考えた。

 

ドイターフューチュラ22 SLを約3年使用した感想

そして時は流れた。

3年間、春から秋にかけての日帰り登山にみっちり使用。実際に使ってみていくつか気になる点はあったもののほぼ満足の選択だった。

小さいながらも登山ザックについているほとんどの基本機能がついているので、それらの使い方を実践できる良い選択だったのではと思っている。
軽量のザックは機能性を削っているものが多いし、生地も薄かったりするので、私のような初心者が登山用ザックを買う時は、多少重くても「基本機能がついたしっかりしたつくりの物」から始めるのがいいと思う。

 

重さ:約1.1㎏
「背中が蒸れないシステム」のためだろう、日帰り用のこのサイズにしては重い方だと思う。

機能:登山専用ザックについている基本的な機能はほぼついている。
一体何に使うのだろう、、と思っていた謎ベルトや謎金具の使い方をこのザックで覚えていった。

・チェストストラップ
・ショルダースタビライザー
・ザックの下部とサイドポケットのそばにループ
・ハイドレーションシステム

などなど。

収納について

メイン収納部をひらくと背中に沿って薄いポケットがひとつ。
当初、なーんか使いにくいなあと思ってたら、ハイドレーションのパックを入れるポケットだったようだ。ポケットの上部にチューブを通す穴があいている。

メイン収納部の底はファスナーで開く仕切りになっており、ポケットと繋げることもできる。

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  背中の上部ポケット内には、メッシュの小分けポケットとキーチェーン。

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 ↓ 背中の下部ポケット。
ポケット内のファスナーを開くとメイン収納部と一体化する。

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 最初はポケットを独立させてレインウェアなどを入れていたが、一体化させる方が収納力が増すので仕切りはなくてもいい気がする。
下部ポケットからメインにアクセスできるのは便利。

良かった点

・背中のメッシュパネルが快適

パネルの存在はサイズのわりに重いという欠点にも繋がるのだが、欠点と引き換えに得られる快適さ。
蒸し暑い夏の関西低山を歩くとき背中にザックが密着しないのはとても良かった。

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・丸洗いできる

取り扱い説明書に「丸洗いOK」とか書かれていたので安心してざぶざぶ洗えた。
どんなザックでも丸洗いできるのかもしれないけれど、知人のザックには「丸洗い禁止」と書いてあるので、やはり躊躇するそう。

・レインカバー内蔵

忘れることがない。
ポケットにはレインパンツくらいは入るので、常に一緒に入れておいた。
ポケット内部と短い紐で接続されており、そのままカバーできるので絶対なくさない。
数回しか使わなかったものを別途買わずにすんだ。

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  ↑ 下部にファスナーがありそこからべろーんと出てくる。 

 ・ハイドレーションシステムがついていた

購入時は「なんだこの穴は」と思った謎の穴であったが、大変便利なものと知った後は「あって良かった穴」になった。

 

使いにくかった点

・ヒップベルトにポケットがない

このサイズになるとこういうものかもしれないけれど、ヒップベルトにポケットがない。ちょこっとしたものやスマホを入れるところがなくて不自由。
当時はサコシュを使うことを思いつかなかったので、スマホはパンツやジャケットのポケットに入れ、その他のものは使うたびにザックをおろして「めんどくさいなあ」と思っていた。
→その後サコシュを使うことを覚えて解消。
ちなみにベルト自体はしっかりしている。

・ショルダーハーネスにデイジーチェーンが少ない

 ドリンクホルダーとデジカメケースをショルダーハーネスにつけようとしたら、ひっかける部分が無さ過ぎて難儀した。
→その後サコシュとハイドレーションシステムを使うことを覚えて解消。

・見かけより物が入らない

背中とザックが密着しないようにがっちりとワイヤーが入っているので、背中側には伸縮性が全くない。ぱっと見た感じほど物が入らなかった。
防寒着や保温ボトルはさすがに入れることができずに冬の使用は断念。

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・自立しない

お尻が座ってないのでぱたぱた倒れる。

 

収納についての不満がほとんどで、背負い心地に不満はなかった。
まあまあ重いけど、当時はこんなものだと思っていたし春夏の日帰りだとたいした荷物も入れないのでそんなに気にはならない。

なかなか頑丈で、手荒に扱い何度か丸洗いもしているけれど全然へたれていない。
最近日帰り用にかなり軽いザックも購入したけれど、軽いザックは背中にしっとりと寄り添ってくるので、蒸し暑い夏の低山にはやはりこっちかなあと思っている。

 

  

たおやめ登山黎明期:登山初心者、女性専用ザックに出会う

我が家に潜んでいたGRANITE GEAR

登山靴を手に入れた私は次にザックを手に入れることにした。

いざザックを買おうと思ってふと思い出したのだが、なんと我が家には大きめサイズの登山用ザックが存在していた。鉄道を多用する海外旅行用に使用したもので、最近は「災害時避難用リュック」として非常食や水を詰めて眠っていたのですっかり忘れていた。
*海外鉄道メイン旅行をする時は階段のみの駅や石畳を歩くことが多いのでキャリーよりもリュックを愛用

引っ張り出してみたところ、30リットルくらいのGRANITE GEAR(グラナイトギア)だった。購入時に今時の登山ザックっぽいものも勧められた気がするけど、自分には合わないデザインだなあと思い、ちょっとレトロなデザインとくすんだ青い色が気に入ったこれを買ったのだった。

あの頃はよもや数年後に自分が登山を始めるとは思ってもいなかった。思っていたらもう少し真剣に選んだのだけど。

真剣に選ばなかった証拠に、このザックは後に小屋泊デビュー時のお供を務めて日の目をあびた後、再び「災害時避難用リュック」に戻るのである。

ごめんね。 

まず日帰り用を購入

今にして思うと、特に「日帰り用」を用意しなくても、この小屋1泊サイズのもの1つを使いまわせば事足りたのだが、近所の山を日帰りで登るだけのつもりだった当初はGRANITE GEARは大きすぎるように感じた。

荷物が少ない時はサイドのベルトで圧縮してコンパクトにすることも当時は知らなかったので大げさな気がしたし、ザックそのものも結構重く、こんな巨大なものを背負って山道を登るなんて想像しただけでよろめく気もした。

…でも正直言うと、結局は「新しいこと始めて舞い上がってた」ことに尽きる。
特に私はなんでも「形から入りたい」タイプなので、登山を始めると決意したとたん、嬉しくなってどんどん装備を揃えたくなってしまったのだ。

 

というわけで、勇んで出かけたザック売り場は登山靴売り場よりさらに圧迫感がある陳列だ。

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壁にずらーっどどどんと吊るされたザック達はとにかくいかついごついイメージで、何に使うんだろうか謎めいた紐とか金具とかがブラブラしている。

今回ももちろん、さっさとスタッフに助けを求め簡単に希望を伝えた。

・登山初めて
・日帰り用
・ブランドはよくわからないので気にしないけど、色は気にする

登山靴購入時は「色は気にすんな!」と言い渡され納得したのだが、ザックの色くらいはこだわりたい。
なんたって靴とは比べ物にならないくらい面積が大きいのだ。
全身の3分の1近くを占めるともいえる。好きな色、とまではいかなくても嫌いな色や苦手な色は避けたいと思った。

ま、背負ってしまえば自分にはほぼ見えないけど。

「小屋泊に使用できるサイズを日帰りにも使えます」と提案してくれるスタッフもいたが、「圧迫陳列された巨大なザック軍団」にちょっとびびってしまった私は当初の希望通り日帰りサイズを探してもらうことにした。

登山ザックには女性用があることを知る

希望を伝えた後は登山靴購入時のように、「背負って背負って背負いまくれ!」とばかりに次から次へと多数のザックが並ぶのだろう、と思っていたら予想は裏切られた。

なんとザックには女性専用モデルなるものがあるらしい!

後で色々調べてみたところ、単に小さいだけというわけではなく男女の体格の違いを考慮して女性に合わせたデザインになっているらしい。

そうは言われても肩幅や骨盤、バストについては正直あまりぴんとこないけど、背面長についてはとてもわかりやすい。

 

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ちなみにDeuterドイターのサイトによると、同じ身長でも骨格の違いによって男性より女性の方が脚が長く背中が短いんだそうだ。
確かにモデルや俳優でも脚が体の半分以上あるんじゃないかと驚愕するのはたいてい女性のような気がするので、これは本当かも。

  

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購入時にはそこまで詳しく説明されたわけではなく、

「女性の体格に合わせて設計されている。背面長が短めに作られているからフィットして楽に背負える」というようなざくっとした説明だったので、

「要するに小さいってこと?
 じゃあ、ほぼ平均身長の自分は女性モデルにした方が無難だろうな」

くらいの気持ちで女性用モデルから選ぶことにした。

 

 

たおやめ登山黎明期:甲薄やや幅狭足の登山初心者2足目登山靴選び

最初の登山靴を1年足らずで手放したわけ

長距離を歩くようになるにつれ、合わないと感じる部分が出てきたため、初めての登山靴は1年ほどで買い替えることになった。

・下りの際、中で足が滑ってる感じがする

・足首のあたりが痛むことがある

特に2つ目の足首が痛むのがきつかった。
常に起こるわけではなく、それはある日突然やってくるのだが、発生するとしばらくは歩くこともままならぬほどの痛みだった。
たいてい下山の時に発生するので足が靴の中で滑ったりずれたりするので余計な負担がかかっているのかもと考えた。

靴ひもをしっかり締めてみたがあまり改善しない。

色々調べてインソールを入れてもらうことも考えたが、それですむほどのわずかな違和感ではないように感じた。

非常にもったいなかったが、靴は合うものを履かないとせっかく楽しくなってきた登山を嫌いになってしまうかも、と思い新たな靴を探すことにした。

横幅と甲の高さが大きすぎたのか、型が私の足にはあっていなかったのだろう。
(その後わかった?ことだが、私の足はやや幅が狭くて甲が薄い。)

登山靴の「ぴったり」「ちょうどいい」感覚がさっぱりわからなかったため、ちょっとゆるめのものを選んでしまっていたのだ。

とはいうものの、今でも登山靴のちょうどいい感覚はよくわからない。
試し履きをした瞬間に

「運命の一足に出会った!」

と天を仰ぐような日がいつかは来るのだろうか。。

 

登山開始1年弱で2足目の登山靴探し

マムートのたぶんTETON GTX WOMENの次に買ったのは

SCARPA(スカルパ) ミトスMF GTX

スカルパのサイトを見てみたところ、すでに廃版になっているみたい。

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今回は初めての靴を買った店より小さめの総合店に行った。
この店を選んだのは、ストックを購入した時のスタッフがとてもわかりやすい説明をしてくれたからだ。

前回と同じようにスタッフに声をかけて候補の靴を選んでもらった。
登山を始めて1年ほどたっていたので、この時は希望をきちんと伝えることができた。

少しずつだが成長はしているのである。

・いつもは関西近郊、主に六甲山系を登る
・年に1回か2回夏にアルプスで小屋泊
・雪山は登らない
・今履いている靴だと、中で足が滑るような感じがする。

1足目を購入した時のような大型店でないこともあり、扱う種類は少なかったが、私の希望を聞いていくつかの靴を並べてくれた。

その中に前回は見たことがなかったSCARPAがいた。
(いや、前回もいたかもしれないけどまったく記憶にない)

この時、ほかにどんな靴をはいたのかはあまり覚えていないが、同じスカルパのカイラッシュというのは見せてもらった。
かなり柔らかいので本当に初心者向きで、今回の私の要望には向かないかも、ということで候補にはならなかった。

登山靴購入には自分がいつもはいている靴下を持っていこう

早速持参した自分の靴下を履いて選んでもらった靴を履いていく。
1年の間にもう一つ成長したことは、登山靴を買う時は自分の靴下を持っていくようになったことだ。

登山用靴下も最初は適当に買っていたので、厚みやフィット感がバラバラなものを複数履いていたが、徐々に靴下が違うだけで靴のフィット感や歩きやすさが変わってくる気がしてきた。
少なくとも私は、どの靴下を合わせるかによって靴選びやサイズ選びも大きく左右されそうだ。

とあるきっかけ以降、Poin6のミドルトレッキングというのを愛用しており、今のところとても満足しているので、新しく靴下を買う時もこれしか買わないことにした。
(と言っても、とても丈夫なので買い替える必要はなかなかない)
登山の時はこの靴下しかはかないし、靴を買いたいときは必ずこの靴下を持っていく。

 

point6を履き候補靴の感触を確かめ、店内を歩く。

ミトスMF GTXも履いてみた。
「いけるかも!」と感じた。

窮屈な感じではないが、TETONと比べると足をきゅっと包み込んでくれ、足首もしっかりホールドされている感じ。

はき心地は柔らかく足を包んでくれて私のような初心者にはぴったりだ。

スカルパが日本の山向けにオリジナル企画した製品で、スカルパの中では一番幅広甲高らしいのだが、他の「幅広甲高向き」の靴に比べると細身だと思う。

店内を歩き、疑似坂道を上り下りしてみる。

初めての購入時はこの疑似坂道でもなにを感じればいいのか、どういう動きをすればいいのかさっぱりわからなかったが、今回はほんの少し、、わかるようになってきた。

 

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下りの時に足が中で滑るのも感じるようになってきたし、斜面をななめに歩いて足の横ずれしないか確かめたり。
いけるかも、と思ったスカルパだったが、やはり下りの際に少々足が動く感じがあり、インソールを勧められた。

しっかりめのインソールを入れるとフィット感が増していい感じである。

現在履いているのがマムートのTETONだと伝えると、買い替えずにそれにインソールを入れてみてもいいかもしれないと提案してくれたが、足首のホールド感はインソールを入れても変わらないだろうと判断した。

(無理に新しいものを買わせずにこのような提案をしてくれたことで、このショップ(スタッフ)への好感度は急上昇だ。)

家に持ち帰ったミトスとTETONのソールを比べてみたが、特にミトスの方が細いという感じはしなかった。 

それなのに履いた感覚は違うのだから不思議。

やはり足をいれてみないとわからないものだ。

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その後、約3年ミトスをはいて登山を続けた。

最初はぴったりかも、と思ったもののやはり足がやっぱり中で滑るように感じることはあったが、足首が痛むことはほとんどなくなった。

もう少しフィット感があってもいいな、と思うこともあるが、私の山行にはこのくらいの柔らかい感じがちょうどよかったようだ。がっちりというより優しい感じで足をホールドしてくれ、軽くてとても歩きやすい。

低山から山小屋1泊にチャレンジしていく私のような初心者にとって、とてもバランスがいい靴なのではないだろうか。

甲高幅広だと思い込んでいた足のサイズがそうでもなかったことを今更知る

私の足は甲が薄く(低く)て幅はやや狭い。

ちなみに、子供の頃からずっと自分の足は「甲高・幅広」だと思っていた。

理由は、私以外の家族(両親と弟)の足が甲薄幅狭目だったからだ。特に弟の足は幅も非常にほっそりしており、それと比べると自分の足は幅もしっかりあるし、いわゆる典型的な日本人足だなあ、と信じて疑わなかったのである。

あるとき、足マッサージが趣味という奇特な友人が集まっていた何人かの友人の足マッサージをしてくれることがあった。
彼女は私の足を触りながら言った。
「わあ、きゃしゃで薄い足だね!」

「え?そうなの?」

言われるがままに他の友人たちの足を見せてもらった。

ほんとだ!

みんな私の足より、甲は厚いし幅もある。

あれ?私の足ってもしかして甲薄?

メジャーで足囲いをきちんと図り、JIS規格のサイズ・ワイズ表を見てみた。

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C(細め)だ。
細すぎるわけではないが、幅広甲高ではなかったのである。

思い込みって危険。

初めて登山靴を買う時は、一度きちんと測って自分の足のサイズ・ワイズを知ってからにいたしましょう。
それに固執するのも良くないけど、とりあえず絶対に合わなさそうな靴を試し履きする手間は省けるかも。

 

たおやめ登山黎明期:初めての登山靴購入。履いてはいて履きまくれ!

靴とザック購入を決意

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手持ちの物を駆使して軽いハイキングに2回ほど出かけた後、
か弱いたおやめ(体力なしのインドア中年女性)でも自分なりに楽しめそうだ!と登山を始めることにした。

 

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となるとまずそろえなければならないのが登山3種の神器である。

・靴
・ザック
・雨具

雨具は偶然良いものを持っていたので、靴とザックを購入することにした。

登山総合専門店で(親切そうなスタッフに)とにかく希望を伝えてみる

まずは靴。

色々なメーカーのものを見てみたいので登山アウトドア総合専門店へ。
身近に登山者がいれば一緒に行ってほしいところだが、誰もいないので一人で恐る恐る靴売り場へ突入。

スタッフに相談する時は、登りたい山とどんなスタイルで登るのかを伝えるべし、と事前に学んではいたが、すでにここからが難問だ。

そもそも山の名前なんて富士山と六甲山に比叡山、会津磐梯山は宝の山よ♪くらいしか出てこないのである。北アルプスや南アルプスがあることは知っていても、そこにどんな山があるのかすら知らないのだ。

さらに、登山スタイルって何?
おされな山ガール風味か頑固な山男風味かってこと?

あっ、全然違った。
なるほど。日帰りか山小屋泊か、テント泊か、縦走するのかってことなのね。
ふうん、で、縦走って何?
(・・以下続く。)

とにかく近くにいたスタッフに声をかけ、以下の希望を伝えた。

・登山をこれから始める。
・まずは六甲山に登りたい。
・予算は2万円台で。

スタッフはまず登山靴についての初歩的な説明をしてくれた。
登る山や日数、登山スタイルによって違いがある。
初心者の私の場合雪山対応などは考えなくてよいので下記の違いを知っておくこと。

・足首周りの形状
・ソールの硬さ
・つま先の硬さ

話をしながら靴を触らせてもらうと、ソールの硬さと靴の重さに驚く。こんなの私に履きこなせるのであろうか。

ざっくりと説明を受けた後、体重計みたいな装置の上に立たされた。
足のサイズと体重のかかり具合?がわかるみたいだ。

足のサイズ(長さ)は自分で思っていたのと相違なく23.5くらいで、登山靴はサイズ25あたりになるそうだ。
体重のかかりかたにも特に問題はなく土踏まずもちゃんとある標準的な足とのこと。

登山靴の履き方を学び、実際に履いてみた

いよいよ靴を選ぶことになり、最初は六甲山から始めるとしても、いずれはアルプスや富士山も行ってみたいのか聞かれた。
アルプスなんて自分が行けるのかどうかわからなかったが、やはり日本で一番高いところには立ってみたいので、
「富士山には行ってみたい。アルプスもできれば、、ごにょごにょ」と返答する。

六甲山だけなら軽めのハイキングシューズでよいので選択肢が変わってくるみたいだが、私のごにょごにょした希望により、アルプスにも山小屋泊で行けるくらいの靴を選んでくれるらしい。

 「合いそうな靴をどんどん出していくからとにかく履いてみましょう」
登山用靴下に履き替え、教えられたとおりに最初の1足を履いてみた。

①紐をきちんとゆるめて足を入れる。

②足を限界まで前に突っ込んで、かかと側のゆとりをみる。指1本分くらいがちょうどいい。
全くゆとりがなかったりゆとりが大きすぎたらサイズがあってない。

③②のサイズがあっていれば、足首を90度に曲げた状態でかかとを床にトントン。
かかとを靴のかかとが入る部分(ヒールカップ)に収める。

④紐をしっかり結ぶ

⑤いい感じだったら店内を歩く

⑥店内に作られている疑似坂道を上り下りしてみる。
特に坂道は下りをしっかり試して、指がつっかえないか、足が中で動いていないかを確認する。

 

・・・履いてみた。

 

うん!

 

よくわかりません!

 

どんどん履いてみて合わない靴はさようなら

 「違和感があったり痛かったりするのはやめて、いけそうなものは店内を歩いてみて。坂道を作ってあるからそれも上り下りしてください」

「今日のところは色の好き嫌いなどは忘れるように」

メーカーも気にしないように」

と釘を刺されるも、
大丈夫。登山靴のメーカーなんてひとつも知らないんだもん。
先入観なしよ。

で、本当にどんどん出してきた

びっくりするほどたくさんの種類が裏から現れ、私の周りに並べられていく。 

 ②の足の長さというか前後のゆとりはスタッフも見てくれるし、ある程度判断できるようだが、それをクリアしてしまうと、

なんかどれもフィットしているような気がする!

違和感というか指があたって痛いな、というのはさすがにわかる。

だがしかし、足囲いというのだろうか、甲のあたりをぐっと囲われている感じとか、適度な余裕だとか、歩きやすさとか、

これがもう本当にピンとこない。

履いてみて、長さはぴったりだが横がぶかぶかだ、中で指が動きまくる、
という風に簡単にはねていけるのはいいのだけど、特に何も感じないものになると困る。

しっかりと足をサポートしてくれるという適度感とはいかなるものか

最後にやっと2足に絞り込み、、もうどっちがいいのかわからない。
ので、好きな方の色に決めることにした。

本当はいくつか店を回ろうかと思っていたのだが、疲れ果てたことと、これだけの種類を履き比べたのだからもう十分、と思いこのまま購入することにした。

というわけで、、初めての登山靴はマムート

選んだのはマムートだった。

確か最後にもう一足残っていたのはNorthFaceだったような気がする。苦手なオレンジ色だったので候補から消えた。

当時はマムートなんて見たことも聞いたこともなかったので、

なんかマンモスの絵がついてるよ、
マンモスと言えば「はじめ人間ギャートルズ」思い出すな、とか、
めっちゃリアルなロゴだな。日本のメーカーならきっともっとカワイイ!マンモスにするんだろうなーなどと失礼なことを考えていた。

MAMMUT(マムート)はドイツ語でマンモスの意味だと後で知った。マンモスがついてて当たり前だ。

現在もう手元にないこの靴は、きれいな写真もないし売った時にタグも一緒に渡したので製品名が思い出せないのであるが、おそらく TETON GTX GORE-TEX WOMENだったと思われる。
 ↓ ↓ たまたま足元が写っていた写真。

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こうして購入した初めての登山靴で私は登山を始め、六甲山や金剛山を歩き上高地から涸沢カールへと初アルプスの際も履いたが、残念ながら1年足らずで買い替えることになってしまった。

やはりうまく選べていなかったようで、長距離を歩くようになると合わない部分が気になってきたからだ。

普段履きのものでさえ靴は選ぶのが難しいのに、ぴったりの登山靴を選ぶのは本当に難しい!

 初心者と登山用品店スタッフとの攻防

右も左もわからない登山初心者が靴を買う時、良い靴に巡り合えるかは「靴そのものとの出会い」というよりも「いいスタッフとの出会い」によるところが大きいと思う。

私がたまたま声をかけたスタッフはわかりやすく説明をしてくれたし、サイズも本人以外が確認できる点はきちんと見てくれた。
この時買った靴は結果的に私の足にぴったりではなかったけど、これは仕方がない。

その後も、私は幸いあまり対応の悪い人にあたったことはない。

が、知り合いに聞いてみたら
商品のことをわかっていないレジしかできないような人もいるし、
そのショップで一押し?にしているのか妙にひとつのメーカーの靴を勧めてくる人もいるらしい。

また「登山は初めてなので、、」と言いかけたら
「初めてだからとか関係ないから。どこに行きたいかによるんでっ」とつっけんどんに言われたという人もいる。

そりゃ、どの山に登りたいかによって選ぶ靴は違うんだろうが、それすらわからないのよ初心者は。。

最近はアウトドアブームのようで「初心者なので教えてください客」が多くてめんどくさいのかもしれないけど、最初に丁寧に接客してくれたら、初心者は嬉しくて頼もしくってきっとその店に通っちゃうと思うんだけど。

どんなスタッフに出会ってしまうかは運なので、声かけてみて「この人はなんか違う」と思ったらひとまず退散。
何度もお店を訪れている間に、ここのお店はいいアドバイスをくれるスタッフが多いな、というのが分かってくると思うし、スタッフにばらつきがあっても前回良い対応をしてくれた人を狙って相談することも可能になってくると思う。