最初の登山靴を1年足らずで手放したわけ
長距離を歩くようになるにつれ、合わないと感じる部分が出てきたため、初めての登山靴は1年ほどで買い替えることになった。
・下りの際、中で足が滑ってる感じがする
・足首のあたりが痛むことがある
特に2つ目の足首が痛むのがきつかった。
常に起こるわけではなく、それはある日突然やってくるのだが、発生するとしばらくは歩くこともままならぬほどの痛みだった。
たいてい下山の時に発生するので足が靴の中で滑ったりずれたりするので余計な負担がかかっているのかもと考えた。
靴ひもをしっかり締めてみたがあまり改善しない。
色々調べてインソールを入れてもらうことも考えたが、それですむほどのわずかな違和感ではないように感じた。
非常にもったいなかったが、靴は合うものを履かないとせっかく楽しくなってきた登山を嫌いになってしまうかも、と思い新たな靴を探すことにした。
横幅と甲の高さが大きすぎたのか、型が私の足にはあっていなかったのだろう。
(その後わかった?ことだが、私の足はやや幅が狭くて甲が薄い。)
登山靴の「ぴったり」「ちょうどいい」感覚がさっぱりわからなかったため、ちょっとゆるめのものを選んでしまっていたのだ。
とはいうものの、今でも登山靴のちょうどいい感覚はよくわからない。
試し履きをした瞬間に
「運命の一足に出会った!」
と天を仰ぐような日がいつかは来るのだろうか。。
登山開始1年弱で2足目の登山靴探し
マムートのたぶんTETON GTX WOMENの次に買ったのは
SCARPA(スカルパ) ミトスMF GTX
スカルパのサイトを見てみたところ、すでに廃版になっているみたい。
今回は初めての靴を買った店より小さめの総合店に行った。
この店を選んだのは、ストックを購入した時のスタッフがとてもわかりやすい説明をしてくれたからだ。
前回と同じようにスタッフに声をかけて候補の靴を選んでもらった。
登山を始めて1年ほどたっていたので、この時は希望をきちんと伝えることができた。
少しずつだが成長はしているのである。
・いつもは関西近郊、主に六甲山系を登る
・年に1回か2回夏にアルプスで小屋泊
・雪山は登らない
・今履いている靴だと、中で足が滑るような感じがする。
1足目を購入した時のような大型店でないこともあり、扱う種類は少なかったが、私の希望を聞いていくつかの靴を並べてくれた。
その中に前回は見たことがなかったSCARPAがいた。
(いや、前回もいたかもしれないけどまったく記憶にない)
この時、ほかにどんな靴をはいたのかはあまり覚えていないが、同じスカルパのカイラッシュというのは見せてもらった。
かなり柔らかいので本当に初心者向きで、今回の私の要望には向かないかも、ということで候補にはならなかった。
登山靴購入には自分がいつもはいている靴下を持っていこう
早速持参した自分の靴下を履いて選んでもらった靴を履いていく。
1年の間にもう一つ成長したことは、登山靴を買う時は自分の靴下を持っていくようになったことだ。
登山用靴下も最初は適当に買っていたので、厚みやフィット感がバラバラなものを複数履いていたが、徐々に靴下が違うだけで靴のフィット感や歩きやすさが変わってくる気がしてきた。
少なくとも私は、どの靴下を合わせるかによって靴選びやサイズ選びも大きく左右されそうだ。
とあるきっかけ以降、Poin6のミドルトレッキングというのを愛用しており、今のところとても満足しているので、新しく靴下を買う時もこれしか買わないことにした。
(と言っても、とても丈夫なので買い替える必要はなかなかない)
登山の時はこの靴下しかはかないし、靴を買いたいときは必ずこの靴下を持っていく。
point6を履き候補靴の感触を確かめ、店内を歩く。
ミトスMF GTXも履いてみた。
「いけるかも!」と感じた。
窮屈な感じではないが、TETONと比べると足をきゅっと包み込んでくれ、足首もしっかりホールドされている感じ。
はき心地は柔らかく足を包んでくれて私のような初心者にはぴったりだ。
スカルパが日本の山向けにオリジナル企画した製品で、スカルパの中では一番幅広甲高らしいのだが、他の「幅広甲高向き」の靴に比べると細身だと思う。
店内を歩き、疑似坂道を上り下りしてみる。
初めての購入時はこの疑似坂道でもなにを感じればいいのか、どういう動きをすればいいのかさっぱりわからなかったが、今回はほんの少し、、わかるようになってきた。
下りの時に足が中で滑るのも感じるようになってきたし、斜面をななめに歩いて足の横ずれしないか確かめたり。
いけるかも、と思ったスカルパだったが、やはり下りの際に少々足が動く感じがあり、インソールを勧められた。
しっかりめのインソールを入れるとフィット感が増していい感じである。
現在履いているのがマムートのTETONだと伝えると、買い替えずにそれにインソールを入れてみてもいいかもしれないと提案してくれたが、足首のホールド感はインソールを入れても変わらないだろうと判断した。
(無理に新しいものを買わせずにこのような提案をしてくれたことで、このショップ(スタッフ)への好感度は急上昇だ。)
家に持ち帰ったミトスとTETONのソールを比べてみたが、特にミトスの方が細いという感じはしなかった。
それなのに履いた感覚は違うのだから不思議。
やはり足をいれてみないとわからないものだ。
その後、約3年ミトスをはいて登山を続けた。
最初はぴったりかも、と思ったもののやはり足がやっぱり中で滑るように感じることはあったが、足首が痛むことはほとんどなくなった。
もう少しフィット感があってもいいな、と思うこともあるが、私の山行にはこのくらいの柔らかい感じがちょうどよかったようだ。がっちりというより優しい感じで足をホールドしてくれ、軽くてとても歩きやすい。
低山から山小屋1泊にチャレンジしていく私のような初心者にとって、とてもバランスがいい靴なのではないだろうか。
甲高幅広だと思い込んでいた足のサイズがそうでもなかったことを今更知る
私の足は甲が薄く(低く)て幅はやや狭い。
ちなみに、子供の頃からずっと自分の足は「甲高・幅広」だと思っていた。
理由は、私以外の家族(両親と弟)の足が甲薄幅狭目だったからだ。特に弟の足は幅も非常にほっそりしており、それと比べると自分の足は幅もしっかりあるし、いわゆる典型的な日本人足だなあ、と信じて疑わなかったのである。
あるとき、足マッサージが趣味という奇特な友人が集まっていた何人かの友人の足マッサージをしてくれることがあった。
彼女は私の足を触りながら言った。
「わあ、きゃしゃで薄い足だね!」
「え?そうなの?」
言われるがままに他の友人たちの足を見せてもらった。
ほんとだ!
みんな私の足より、甲は厚いし幅もある。
あれ?私の足ってもしかして甲薄?
メジャーで足囲いをきちんと図り、JIS規格のサイズ・ワイズ表を見てみた。
C(細め)だ。
細すぎるわけではないが、幅広甲高ではなかったのである。
思い込みって危険。
初めて登山靴を買う時は、一度きちんと測って自分の足のサイズ・ワイズを知ってからにいたしましょう。
それに固執するのも良くないけど、とりあえず絶対に合わなさそうな靴を試し履きする手間は省けるかも。