命短し、歩けよたおやめ

体力なし筋肉なし経験なしのたおやめが老朽化と戦いながらはじめた登山の記録 ・時々温泉も

日本一低いご当地アルプス:小野アルプスで岩山登り

日本一低いアルプス?!:小野アルプスの惣山・紅山を周回

【登った時期】2025年11月中旬
【同行者】1名

兵庫県在住者にとって小野市といえばそろばんの町。
その小野市に日本全国に50以上あるともいうご当地アルプスの1つがある。
小野市観光協会が「日本一低いアルプス」というキャッチコピーで宣伝中の小野アルプスだ。

小野アルプス魅力たっぷりコース:鴨池公園~惣山~紅山~鴨池公園

高山、前山、愛宕山、安場山、総山、アンテナ山、惣山、紅山などの山々は総称して小野アルプスとよばれている。
200m以下の低山とはいえ縦走すると15キロほどの道のりはアップダウンが連続し、歩きごたえがありそう。縦走も面白そうだが、今回は車移動ということもあり、その中から最高峰:惣山と岩場で有名な紅山を歩いてきた。

鴨池公園の駐車場に車をとめてスタート。

駐車場にはトイレ、休憩所?、自動販売機あり。

休憩所?の前にハイキングコース看板があり、登山マップが置いてあった。

あらかじめ考えていたコースは紅山の往復だけだったが、マップを見て【小野アルプス魅力たっぷりコース】を歩く事に決定。
小野アルプス最高峰:惣山を経て紅山を登り、駐車場に戻ってくる周回コースだ。

ため池と水鳥を眺めるハイキングコースを登山口へ

鴨池の横を歩いて登山口へ向かう。
鴨池のほとりはその名の通り水鳥であふれていた。

しばらくは車道に沿ってハイキングコースを行く。


分岐には【紅山】への道標あり。

鴨池は2つに分かれており、大きい方が男池。小さい方の女池は冬期にシベリアから飛来するコハクチョウの越冬南限地だそう。
とても静かな池には白い姿は見当たらず。

車道をはずれて林の中へ。

しばらく進むと、分岐。
どっち?
右へ行きたいところだが、左が正解。
猪除けみたいな扉をあけて左側へ。

静かな小さい池のそばを通り過ぎる。
鴨池は灌漑用の人造湖で、おそらくこの池もそうだろう。
さすがため池王国兵庫県。
ハイキングすればため池に出会う。

岩倉登山口から入山。

登山口のそばには10台ほどとめられそうな駐車場とトイレがあった。
帰路に使用したがとてもきれい。

小野アルプス最高峰惣山を経て紅山へ

登山口の、これはばっちり猪除けと書いてある。
きちんと閉めて入山。

少し進むと道標があった。
どちらも紅山を指しているが、

・直進:紅山岩山登り口
・右方面:紅山林間登り口。初心者や不安な方はこちらへ!とあり、岩場迂回コースだろう。

今日は岩場を登りに来たので迷わずまっすぐ進む。

ほぼ平坦なきれいな道をどんどん行く。

あまりの歩きやすさに当初予定の惣山登り口分岐に気づかず通り過ぎてしまった。
▼本当はもっと手前から登り、この分岐を下りてくるはずだった。

仕方がないのでここから登る。
突然の急登。
ここまで平坦地をずんずん歩いてきたのでいきなり息が切れるが、やっと登山!という感じになってきた。

小野アルプス最高峰:惣山198.9m登頂!

小野富士と添え書きがある。
下界から見たらそれっぽい美しい形をしているのか、小野アルプスの中での最高峰故に富士の名をつけているのだろうか。いずれにせよ、ご当地アルプスとご当地富士を両方名乗るのは欲張りが過ぎると思う。

展望はあまりないが、休憩している人は多し。
縦走する人たちがここで小休憩していたと思われる。

惣山山頂を通り過ぎてちょっと進むと眺めのよい岩場に出たので、我々はここで休憩。

こちらが南側かな。
明るく開けて気持ちがいい!
紅葉も美しい。

反対側にはこの後登る紅山が見渡せる。

ズームすると岩場を登っている人も小さく見える。
斜度45度近くありそう!?

オレンジに見えるのは岩肌の地衣類の色で、そのため紅山という名がついたといわれている。
読み方はくれないやまではなくべにやま
くれないの方がかっこいいけど、べになのねー。

紅山の姿にわくわくしながら惣山を下りる。

途中に展望台があったので登ってみた。

出発地点の鴨池の方まで見える。

さらに下りて行くと、恐ろしい注意書き発見。
既に活動期は終わっているのでは、と思いたいが、11月という中途半端な時期はまだうろついているやつがいるかも。
なによりこのビジュアルが怖すぎるので、なるべく静かに足を運ぶ。

くるりと惣山を上り下りして再び紅山登り口に戻ってきた。

道標から少し階段を登っていくと、

怖い人には怖い!紅山の岩山を登る

本日のハイライト!

紅山の姿が登場だ。

ケチをつけるつもりはないが、近くで見ても紅色というよりはオレンジ色にしかみえないよね。
例えるなら、橙山(だいだいやま)、、蜜柑山、、、あかんな。
ジューシーすぎる。

やはり紅山か。

ここにも「引き返すなら今よ」とばかりに【う回路】の案内があった。

足元はこんな感じ。
塗料をこぼしたようにも見える。

巨大な一枚岩はゆるい傾斜から始まって少しずつ急斜面になっていく。しばらくは手を使わずに登れるが、その先はかなりの急登になっているようだ。
ざらざらした足元はしっかりしているし斜面の幅は十分にあるので登りやすい。
こういう斜面が結構好きなので楽しく登っていく。

3分の2程登った所にちょっと平坦なエリアがあったので立ち止まり、後ろを登ってきた同行者を待っていると。
なんと。
いつもなら息を切らしてぜぇぜぇ登っている私の後ろを涼しい顔でついてくる同行者の顔が・・・青い。

▼ここから急登になる

「・・・めっちゃ怖い」

とはいえ、ここまで来たら下る方が危ないし、なんたって怖いでしょ。

とにかく下は見ないで上だけ見て登る。
左右は切り立っていないし、絶対落ちないような斜度だよ、手と足でしっかり立っていたら大丈夫。
などと励まし先を登ってもらう。

▼上を登る人を見て更に怖くなったらしい。
確かに崖にとりついているように見えないこともない。

ゆっくり丁寧に進み
紅山:182mに登頂!

同行者にも笑顔が戻った。

無事に登れて本当に良かった。

登っているうちにどんどん恐怖心が湧いてきたそうで、もし手や足が滑ったらそのまま落下してしまうような感覚に襲われたという。

いわゆる高所恐怖症ではないので、本人も不思議だったらしい。
現に山頂まで来た後はけろっとして端っこまで行き写真を撮っていたくらいだ。

上から見下ろすとこんな感じ。

小休憩しながら見ていると登り口まで来て引き返す人もいる。
我が同行者のように実際に登ってみて怖くなることもあるので、「怖そう・・」と思ったら無理せず迂回路に戻ることをお勧めする。


驚いたことにすぐそばを高速道路が通っている。
多分何度も走ったことがあるはず。あの道の傍らにこんな岩山がそびえていたとは。

下りは迂回路でもある北川コースへ。

林の中を階段も交えながら下りる。

ここにもスズメバチ注意の看板。
再び歩みが静かになる。

軽快に猪除けの扉まで戻ってきた。

往路と同じ道を経て駐車場へ向かう途中、鴨池でしばし水鳥たちを眺める。
池に浮かんでいるよりも日向ぼっこ?している個体が多い。


丸い。
まんまる。
みんなまあるくなってボールが転がっているみたい。
どうしてこんなにまん丸になれるんだろう。