モンベル大山キャンプサイトに泊まって伯耆大山に登る
【登った時期】2025年05月上旬
【同行者】なし
鳥取県の最高峰は大山の剣ヶ峰(標高1729m)だ。
そこに至る縦走路は平成12年鳥取県西部地震の影響もあって崩壊・崩落が激しく危険なため、一般的な最高峰は弥山(標高1709m)とされている。
登山を始める前は、観光や遠出ドライブで訪れ「どーんとした山だなあ」と思っていたあの大山。
登山を始めてからは、「いつかは登りたい」と思っていた大山にモンベル大山キャンプサイト前泊で登ってきた。
夏山登山口のすぐ近く!モンベル大山キャンプサイトで駐車場問題も解決
関西在住でマイカー利用可能な場合は日帰りで登る人が多いようだが、そんな自信のない私は前泊での計画を考えていた。
宿と駐車場をどうするか諸々調べていたところ、休止していた「下山キャンプ場」が2024年に「モンベル大山キャンプサイト」としてリニューアルされたことを知った。
オートサイト、デッキサイト、グラウンドサイト等があり、一番小さいグラウンドサイトDを1人で利用すると3000円だ。
(グラウンドサイト専用の駐車スペース1台とシャワー使用料も含む)
夏山登山口のすぐそばだし、これは良さそう!
但し問題が1つ。
チェックアウトがAM11:00のため、11:00までに下山して車を動かさなければならない?コースタイムは6時間程度なので、鈍足の私にはちょっと厳しい。
電話して聞いてみたところ、
500円追加でチェックアウト後もキャンプ場内の駐車場利用可能(グラウンドサイト専用駐車場から別の場所に移動しておく)と教えてもらった。
よし、これだ!
早速チェックアウト後駐車場料も含めて予約。
今年は一部雪が残っているという情報があるので、チェーンスパイクも荷物に入れて出発した。
高速を下りてしばらく走るとその全容が見えてくる。
独立峰の堂々とした姿は見る方向から姿を変えることでも有名。
北から見ると荒々しい【北壁】が立ちはだかるが、西から見ると【伯耆富士】と呼ばれる富士山に似た姿。
▼数年前のとある冬の日の姿。頭に雪の冠を被った姿はまさに富士山
モンベル大山キャンプサイトに到着
高速出口から10数分、気持ちの良い緩い山道を走りキャンプサイトに到着した。
樹々の間に見慣れたマーク。
とてもきれいな施設だ。
まずは受付者専用駐車スペースに車を止め、管理棟で受付。
駐車場からちょこっと見える大山の姿。
管理棟入り口でお出迎えしてくれるのはいつもの熊。
中では飲食物やキャンプ用品なども売っており(営業時間はPM18:00まで)自動販売機はこの管理棟内と入り口前にあり。
・車は明日チェックアウト(AM11:00)までにグラウンドサイトから移動する。
移動先は管理棟前に名前が書いてある区画で、とても便利な場所だ。
・燃えるごみはもらったゴミ袋に入れ、場内にいくつかあるゴミ箱に捨てる。
ペットボトルや瓶缶は持ち帰る。
小動物や鳥がいるのでゴミはテントの外に置かないこと。
・シャワーは翌朝まで使用可能。女性用にパスワードをもらった。
グラウンドサイトは美しい林の中にゆったりと配置
受付を終え、場内のきれいな舗装路を走ってグラウンドサイトに移動。
デッキサイトとグラウンドサイトはこの森の中に余裕をもって配置されている。オートサイトは駐車場みたいな舗装エリアに車と各区画が接地して並んでおり、森の中感は無い感じ。
広ーい敷地内には遊歩道も整備されているらしい。
グラウンドサイト専用駐車場。
すぐ隣がグラウンドサイトだ。
荷物運搬のためにリヤカーも配備されていた。
グランドサイトには各区画が贅沢にゆったりと配置されている。
静かな夜間には足音や話し声は聞こえたが、それ以外隣人もほとんど気にならないほどよい間隔だ。
使用する区画は指示されているのでトナラー心配も無し。
一番小さいグラウンドサイトDに割り当てられた区画。
私のテントは縦が230cmありやや大きめだが、充分の広さだった。
ペグもささりやすく初心者でも簡単に設置できる。
共用施設
トイレは外観はやや古めかしいが、中はきれい。
夜に歩いて行くのにはやや難儀した。
センサーで電気が灯り、
ウォーム便座完備。
シンプルな炊事場。電気あり。
グラウンドサイトから緩い傾斜を登って行ったところに管理棟。
ここも夜歩くのはやや難儀。
なので、夜にシャワーに行く時は少し遠回りして安全に舗装路を歩いた。
管理棟地下に男女別のシャワールームあり。
女性用はパスワードで施錠されている。
シャワールーム内のトイレは非常にきれい。
清潔な更衣室とシャワーブース、洗面台。
ドライヤーまであるがその他のアメニティはなし。
シャワーブースは4つあった。
標高800m地点にある為、夜間はかなり冷え込んだが更衣室内は暖房が効いていて暖か。
チェックアウト
鳥のさえずりで目が覚める幸せな朝。
今日も好天。
朝食をとりテントを撤収して車に放り込み管理棟へ戻る。
管理棟前の駐車場には昨日聞いた通り、【ビブ丸様】の札があるスペースが用意されていた。
車を停めたら日帰り用の軽量荷物で登山口へ向かおう!
行ってきます!