命短し、歩けよたおやめ

体力なし筋肉なし経験なしのたおやめが老朽化と戦いながらはじめた登山の記録 ・時々温泉も

奇岩と紅葉で有名な信仰の山へハイキング【笠置山289m:京都府相楽郡】

銀の帯ハイキングコース経由で笠置山【JR大河原駅~笠置大橋~笠置山(山上巡り)~JR笠置駅】

【登った時期】2025年11月下旬
【同行者】1名

久しぶりのハイキングという友人と一緒に笠置山目指してゆったり晩秋ハイキング。
信仰の山として有名な笠置山頂では行場巡りもできて観光気分も味わえるし、春は桜、秋は紅葉も楽しめる。

JR大河原駅からJR笠置駅間は木津川沿いの平坦なハイキングコース

「久しぶりにハイキングがしてみたい!」というかなり年下の友人とゆる山歩き。
「ここ数年ほとんど運動をしていないので不安」ということで、長ーい散歩のようなコースを探して京都の笠置山へ。
笠置山登山口への最寄り駅はJR笠置駅だが、ここからのピストンだとあまりに短すぎるので隣のJR大河原駅をスタート。
銀の帯ハイキングコースと名付けられた木津川沿いのハイキングコースを歩いてから笠置山に登る。

JR大河原駅に到着。
大河原駅で下りたのは年配の男性一人と私たちだけ。

無人駅だ。
まわりに買い物のできる店舗はなく、自動販売機もなかったような気がする。

駅舎の外にトイレあり。

国道沿いに少しだけ歩いたら、すぐに川沿いの道に下りられる。

潜没橋(沈下橋)を渡る。
川が増水した際、川に潜没して流木などから橋を守るため、欄干の無い構造橋になっているという。
高知に旅行した時に四万十川で見たが、京阪神ではめずらしいように思う。
しかもなんと恋路橋というロマンチックすぎる名前がついている。
ロマンチック恋路橋の由来は不明。

静かな住宅街を通りぬけると、しばらく木立の中の舗装路を歩く。

摩崖仏など見ながら10分弱車道を歩き、分岐から山道へ入る。

石仏が点在する平坦な山道。
晴れた日だが、山の陰にあたるせいかちょっと薄暗くミステリアスな感じ。

これも木津川なのだろうか。
風が無く水鏡が美しい。

川沿いをしばらく歩き、2つ目の沈下橋が現れたあたりで一度川と離れる。

飛鳥路とよばれる静かな集落を抜けていく。

布目川という川に出合った。

布目川甌穴群
甌穴:河床のくぼみに入った小石や岩石の破片が、渦流によって回転しながら岩盤に掘った丸い穴。この辺りのように堅い花崗岩にできた甌穴は珍しいらしい。

ちょっと河原に下りてみた。
同じ列車を下りて先に歩いて行った男性が休憩中なのを発見。
少しお昼には早いので、私たちはもう少し進むことにする。

再び木津川沿いに出た。

JR線路沿いを歩く。
列車が通ると結構迫力があり楽しい。

笠置駅に近づくと巨岩がごろごろしているエリアに出た。

ボルダリングをしている人が目立つ。
釣り人らしき姿も見えるしカヌーハウスやトイレもあって一気ににぎやかだ。
ここでお昼休憩。

笠置大橋の向こうにはキャンプ場もあるようだ。

橋の手前まで行くと、【銀の帯ハイキングコース】の看板があった。
いやはや、なんともレトロな絵柄がそそる。

笠置寺で山上巡り

木津川を背に雰囲気のある街並みを通って笠置山自然公園方面へ。
目指すは笠置寺。

これまたレトロな感じ♡のゲートをくぐる。

車道をたどっても登れるけれど、もちろんレトロガールの招きに従い、ハイキングコースに入ろう。

本日初めての傾斜のある山道だ。

階段あり、そこそこの急登もありの山道を楽しみながら登る。

ゆっくりゆっくり登って30分弱。
民家のあるエリアに出た。
松本亭という旅館があり、併設のレストランでは食事もできるようだ。

きじの釜めし!
食べてみたかったな。

笠置寺山門をくぐり、入山拝観料500円を支払う。

紅葉が美しい。

笠置寺のご本尊は巨石。
信仰の歴史は古く、なんと弥生時代には岩を神と崇拝する信仰が生まれていたという。山岳信仰の厳しい修行場だった山は遊歩道が整備され、行場巡りと自然を散策できるコースになっている。
さっそく山道に覆いかぶさるような巨石が出現。

山上巡りは1周約800m。
わかりやすく順路をたどって笠置石、弥勒摩崖仏、正月堂、胎内くぐりなどを巡っていく。しかも受付でもらったリーフレットに掲載されたQRコードを読み取ると、ご住職が各ポイントの詳細を説明してくれるYouTube動画に繋がるという親切設計。

胎内くぐり。
ここからが修行のはじまりで、滝に打たれて身を清める代わりに通り抜けることによって生まれ変わるとされている。
よし、「新しい私」になった!

ある場所をたたくと「ポンポン」と鼓を打つような音がする【太鼓岩】
こういうのは絶対探したくなるよねー

見つけた!
他の場所はペチペチと中身が詰まっている音がするけれど、「ポコポコ」と響くようなところがある。

「山頂に登頂した!」という達成感はなかったが、眺めの良い場所もあった。
午前中歩いてきた川沿いがきれいに見えている。
いつの間にか結構登ってきていたみたい。

その他にもいろいろな巨石を巡って、紅葉公園に下りて来た。

この辺りは落葉しているが、その分地面に積もった葉がきれい。

境内の紅葉を楽しんだ後は同じ道を下って、JR笠置駅へと下山した。

JR笠置駅は有人駅。
周りには店舗も自動販売機もあったし、駅前には観光案内所もあった。

駅には軽食を食べられそうな売店も。
シチューセット気になるけど、店のスタッフはお留守のようだった。

銀の帯ハイキングコースは、橋あり川あり岩あり線路沿いあり、と思っていたより変化に富んだ楽しくてしかも静かに歩ける道だった。笠置山への山道も含め、登山というよりまさに王道ハイキングコース。
同行者も私もとても楽しめて良い秋の一日になった。

そういえば、山頂巡りが楽しくてすっかり忘れていたけれど、【山頂】はどこにあったんだろう。登頂目的ではなかったけれど、やはり気になるぅ。。