命短し、歩けよたおやめ

体力なし筋肉なし経験なしのたおやめが老朽化と戦いながらはじめた登山の記録 ・時々温泉も

龍神温泉有軒屋旅館:和歌山県田辺市龍神村 龍神温泉郷の静かな宿で貸切風呂

龍神温泉有軒屋旅館:静かなお宿で美人の湯を満喫できる

【泊まった時期】2026年5月上旬
【同宿者】なし

日本三美人の湯のひとつで知られる龍神温泉は修験道の開祖である役行者が発見し、江戸時代には紀州徳川家の別荘地として栄えた温泉だ。
日高川沿いに小規模な宿が並ぶこじんまりとした温泉街は和歌山県の中でも最深部といっていい秘境の静かな温泉郷。

立地とアクセス

駅からのアクセス

公共交通機関利用の場合はJR田辺駅から龍神バスで1時間20分。
バス停:龍神温泉下車徒歩すぐ。

車の場合は宿の隣に無料の駐車場有り。

立地

龍神温泉街の真ん中あたり。

明かりが灯りだした温泉街をちょいとぶらぶら。お隣の旅館:上御殿はいかにも紀州徳川家が逗留しそうな宿だ。
反対側の隣の隣が公衆浴場だ。

部屋と館内設備

共用部

玄関部分は趣のある古い建築

入り口から見ると平屋に見えるけれど、日高川に面して傾斜地にあるため客室は階段を下りていく。階段の上り下りは必須。

階段を下りて奥に進んだ宿泊棟は改装されたようで、別世界の新しさ。

私の部屋はさらに階段を下りた階にあった。

部屋

シンプルな和室。
布団も既に敷いてあってご機嫌だ。

窓からは日高川が見下ろせる。

川に面して他の旅館が並び、朝は釣り人が糸を垂れる姿も見かけた。

冷蔵庫、洗面所、ドライヤーなど必要な物はすべて揃う。

唯一残念だったのは部屋に備え付けのポットが湯沸かし機能がない保温ポットだったこと。
素泊まりだったため持ちこんだ朝食を食べる際、沸かしなおせると有難かった。
お願いすれば沸騰したお湯をもらえたと思うけれど。

浴衣とタオル、歯磨きのセットはクローゼットの引き出しに。

地味に嬉しかったタオルハンガー。
よくある小さいものはバスタオルがかけづらいが、大きいタイプでしっかり干せる。

旅館に泊まるとたまにリモコンで照明を消せないことがある。布団でゴロゴロしながら気持ちよく眠りに落ち、ふと目覚めてしぶしぶ立ち上がってスイッチを探しに行くのは辛い。
タイマー付きのこのリモコン。
最高!

温泉

浴室の前の廊下の左右で古いままの部分と改装部分がぱっくり分かれており、浴室も改装エリアにある。

浴室

貸切で入れる内湯が2つ。
夜は23時まで、朝は9時まで入浴可能。
何度か入りに来たが常にどちらかは空いており待つことはなかった。

内鍵はないが、入り口にチェーンをかけるという斬新なシステム。

こんな感じでドアの前にチェーンをかける。
これはなかなか良いシステム。
【使用中】などの札をかけて入るところが多いけれど、たまーーにちゃんと見ていないのかわざとなのか、入ってこようとする人がいる。
私は開けられたことはないけれど、鍵をかけていたにもかかわらずしつこくガチャガチャやられたことがある。
さすがにこのチェーンを乗り越えて「あっ!気がつきませんでした」とくるうっかりさんはいないだろう。

浴室・脱衣所はどちらもだいたい同じサイズ。
きれいな脱衣所。
ドライヤーあり。洗面台の鏡部分を開くと、綿棒、シャワーキャップ、レザーと必要最低限のアメニティが入っていた。

高野槙の湯船からお湯があふれ、窓からは緑が差し込むさわやかな印象の浴室。
湯船は家族や友達同士なら4人くらいは入れそうなサイズ。
独り占めして体を沈める。

湯口からどばどば、という感じではないけれど湯船が小さめで貸切ということもあり新鮮なお湯にどっぷりつかる。
しかも、いつまでも入っていられそうな絶妙な温度加減。

個人的スキンケア要らない度:何も使わずしっとり継続。さすが美人の湯

つかいやすいカランにシャワーも完備。
シャンプー類も色々置いてあった。

食事

今回はじゃらんで予約したのだが素泊まりプランしか選択できず食事なし。
道の駅で購入した目張寿司や和菓子、果物などを部屋でのんびり食した。
素泊まりの際は食事を購入しておくべし。旅館街にも食事処はあるが、夕方は営業していないところが多いようだった。
ちなみに女将さんに聞いたところ1人宿泊でも食事を出せることもあるみたい。朝だけでも食べられると嬉しいので、次回来る機会があれば問い合わせてみようと思う。

その他

旅館宿泊の際は、部屋に数字番号ではなく名前がついていると嬉しくなる。有軒旅館ではこんなかっこいい部屋名も。秋海堂は花の名前だそう。

散策用に下駄を借り公衆浴場にも行ってみた。
やはり温泉街は浴衣に下駄でぶらつくのがいい。

部屋は10室くらいあったようだが、泊り客は別フロアに1組おられたくらい?で非常に静かにゆっくり過ごせた。
あとでサイトを見ると「通常1日1組か2組だけ」とあり縮小営業されている様子。
1人宿泊可能だし、もう少し近くにあったら頻繁にくつろぎにいきたいお宿になった。